目立たない歯列矯正「インビザライン」 blog
2022.11.11
「歯列矯正をしたいけど、金属のワイヤーが目立つのはちょっと･･･」
矯正治療をすぐに始められない理由に、治療中の見た目が気になるという理由も少なくありません。
今回はそんな方にこそ知ってほしい、マウスピースを使った新しい矯正治療法についてご紹介します。
思いっきり笑えることの大切さ
歯並びが悪いと生活の中のふとした瞬間に口元が気になってしまいます。
歯並びが気になって人前で口を開けて笑えない･･･
つい手で口元を隠してしまう･･･
こんなことが日々気になると、気持ちよく過ごせませんよね。
歯並びは顔の印象を大きく決める要素の一つです。そのため、近年は子供のうちから歯並びを整える治療を開始する方も少なくありません。
歯並びを良くするには歯列矯正が必要です。一口に歯列矯正といっても、その方法は多岐にわたります。しかし、全ての治療法に共通しているのは、健康で整ったきれいな歯並びを叶えること。
歯並びをきれいにすることによって、これまで抱えていたコンプレックスを解消でき、笑顔に自信を持って過ごせるようになります。人前でも大きく口を開けて思いっきり笑うことができるのは、とても幸せなことですよね。
一方で、「今さら矯正しても遅い」と諦めていたり、「矯正していることを知られたくない」と治療を諦めてしまっている方もいるのではないでしょうか。
そこで、まずは歯並びが悪い状態にどのような問題があるのか見ていきます。
悪い歯並びがもたらす身体上・健康上のリスク
一般的に、多くの方が見た目を理由に矯正治療を検討されると思います。しかし、矯正治療を検討する理由として、歯並びが悪いことによって引き起こされる様々な、身体上・健康上のリスクも知っておく必要があります。
虫歯や歯周病リスクが高まる
歯並びが悪いと、どうしても歯ブラシが届く部分が限定的になり、全く歯磨きができないような状態となっていることもあります。すると、ケアが行き届かなかった部分に汚れや細菌が溜まりがちになり、虫歯や歯周病になるリスクが整った歯並びと比較して高くなっていきます。
このような背景から、一般的に「歯並びの悪さ＝虫歯や歯周病になりやすい」と言われます。
噛み合わせの問題
また、歯並びが悪い状態では噛み合わせもあっていない可能性があります。
- 物をうまく噛めない
- 片側ばかりで噛む
- 前歯で物を噛みきれない
このような状態の方は、噛み合わせがあっていない可能性が高いです。
噛み合わせが悪いと食事の時間が長くかかってしまったり、うまく噛みきれないために丸呑みに近い状態となってしまい、消化器官にも負担がかかります。
また、顎の左右に偏って力が加わり続けることにより、顔や体の歪みが起き偏頭痛や肩・首の痛み、腰痛にまで発生していくこともあります。
このように、歯並びが悪いと身体や健康に影響が出る可能性があります。
マウスピース型矯正装置「インビザライン」
従来の矯正治療では、金属のワイヤーと留め具を使った方法が主流でした。そのため一般的に矯正というと、歯に金具がついているイメージがあると思います。
しかし、治療中にキラキラと金属の装置が目立つのが気になってしまう方も少なくありません。とりわけ、人前に立つ仕事をされる方にとっては、とても大きな問題です。
そんな時におすすめなのが、マウスピースタイプの矯正装置「インビザライン」です。
インビザラインはすでに世界で1300万人を超える患者さんに使用されており、日本でも多くの実績を持っているマウスピース矯正ブランドです。
(2022年6月現在、インビザライン・システムおよびインビザライン・Goシステムの合計，インビザライン・ジャパン調べ)
インビザラインの特徴
- 治療中でも目立ちにくい
- 痛みが少ない
- 金属アレルギーの心配がない
- 好きな時に取り外しができ衛生的
これはインビザラインが選ばれている最大の理由と言っても良いかもしれません。透明な薄いプラスチックの素材でできていますので、矯正をしているのが周囲の人に分かりにくく、日常生活も口元を気にせず過ごしていただけます。
歯を動かす点においては、他の治療法のように多少の痛みや違和感を感じることは同じですが、通常の矯正治療で使うブラケットやワイヤーを使用しないため、装置によってお口の粘膜や舌を傷つけることがなく、口内炎の心配もありません。
金属を使った従来の矯正装置では、金属アレルギーの心配がある方では治療が受けられない場合がありました。
一方インビザラインでは装置に金属を一切使用していないため、金属アレルギーをお持ちの方でも安心して矯正治療を受けていただくことができます。
通常の矯正治療では歯に直接ワイヤーを接着するため、どうしても歯磨きがしにくかったり、食事の際に装置に食べ物が絡みつくなどのわずらわしさがありました。
しかし、インビザラインはご自分で好きな時に取り外しが可能なため、歯磨きや食事の時は取り外していつも通りに過ごすことができます。治療期間中のちょっとしたストレスが少ないことも選ばれている理由です。
インビザラインの注意点
インビザラインはアライナーを装着している時のみ歯に矯正力がかかります。
そのため、就寝時を含め1日20時間以上は装置をつけて過ごす必要があります。
規定の時間装着しなかった場合、歯がなかなか動かず治療期間が長くなります。
またアライナーを装着しなかった期間があると、場合によっては事前の計画時と歯の状態が変わってしまい、用意したアライナーが合わなくなってしまう場合があります。
こうなってしまうとアライナーの再製作が必要になり、さらに治療期間を長くしてしまう要因となります。
インビザラインは自由に取り外しができるという他の矯正治療法にはないメリットがある一方で、患者さん自身の自己管理が治療結果に大きく影響するという側面もあります。
治療期間中はドクターの指示を必ず守り、異常を感じたらすぐに相談するようにしましょう。
また、アライナーを装着する時は必ず歯磨きをしてからにしてください。
歯磨きをせず汚れが残ったまま装着してしまうと、アライナー内で菌が増殖し通常時よりも虫歯になりやすくなってしまいます。
歯の形が変わらない程度の小さい虫歯でしたら、矯正治療中に虫歯治療をしてもインビザラインでの治療に影響は出ませんが、被せ物での治療が必要になるほどの虫歯は歯の形が変わってしまう可能性があり、アライナーを再製作する必要が出てきます。
大切なのは、いつも以上に日々丁寧に歯磨きやケアをすること、装着時間を必ず守ることの2点です。
まとめ
インビザラインは近年極めて多くの患者さんが歯の矯正において選んでいるマウスピースタイプの矯正治療装置です。
従来のワイヤーを使った矯正治療より、治療中に目立たず、通院回数も少なく済むことが特徴です。また治療中に装置などの摩擦による痛みが少なく、任意のタイミングで取り外しもできるため衛生的に治療を進めることができます。
一方で装着時間を自分で守るという、これまでにない患者さんの協力も不可欠な治療法です。場合によりあえてワイヤー矯正を選択する方がいるのも、こういった背景も影響しているでしょう。
とはいえ、治療中に目立たないという点はとても大きなメリットといえます。今まで矯正したいけど様々な理由で諦めていた方々こそ、一度インビザラインの治療相談を受けてみてはいかがでしょうか？
今までの歯並びの悩みが解消され、思いっきり笑顔で笑って過ごせますように。
