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BLOG

  • 歯に良い春のレシピ 2020.04.01 NEW

  • 菊地歯科医院の歯科助手・管理栄養士の伊藤めぐみです。
    昨今の全世界規模の新コロナウイルス感染症は大変怖いですね。マスク、手洗い、うがいなど感染対策ももちろん大切ですが、体の免疫力を高めるのもとても大切です。
    そこで、免疫力も高めつつお口の健康を考え、かつ春の旬野菜を使い季節を感じて楽しめるレシピをご紹介します。

    春野菜の炊き込みご飯

    エネルギー…300kcal
    炭水化物…59.1g
    タンパク質…8.3g
    脂質…2.2g
    カルシウム…98mg
    ビタミンA…40㎍
    ビタミンD…1.4㎍
    食塩相当量…1.1g

    ビタミンDの目安量

    18歳以上の男女…5.5㎍/日

    カルシウムの推奨量

    15歳以上の女性650mg/日
    15~29歳の男性800mg/日
    30~49歳の男性650mg/日
    50歳以上の男性700mg/日

    きのこ

    きのこ類にはカルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富に含まれています。特に舞茸はキノコ類の中でも多く含まれます。ビタミンDには血液に入ったカルシウムを骨まで運ぶ働きがあり、 また、骨をつくる骨芽細胞の働きを促進し、骨の形成を助ける栄養素です。

    菜の花

    βカロテンを豊富に含んでいるのが特徴です。ビタミンAはエナメル質の強化に必要な栄養素です。またカリウム、カルシウムをはじめ、マグネシウムやりん、鉄などのミネラルを豊富に含んでいます。どれも骨を生成する上で欠かせない成分です。

    じゃこ・さくらえび

    歯の成分となるカルシウムが豊富に含まれています。
    またちりめんじゃこにはカルシウムの吸収を助けるビタミンDも多く含まれています。

    玄米、じゃこ、タケノコで歯ごたえUP

    よく噛んで歯を強くしましょう。

    春の食材をたっぷり使った献立例

    ・春野菜の炊き込みご飯
    ・鰆の塩焼き
    ・付け合わせ(芽キャベツ)
    ・味噌汁(豆腐・わかめ・油揚げ)

    分量(炊飯器2合分)

    玄米…2合分(1カップ)
    調味料A(醤油大さじ2 酒大さじ1 みりん大さじ1 顆粒和風だし小さじ1)
    菜の花…1/2束
    たけのこ(水煮でOK)80gくらい
    まいたけ…1/2パック
    ちりめんじゃこ…大さじ1.5
    サクラエビ…大さじ1.5

    作り方

    1. 玄米は炊飯器に入れ種類に応じて2時間以上水に浸しておく。(後程調味料を入れるので2合の目盛りより少なめの水で浸す)
    2. たけのこは短冊切り、まいたけは食べやすい大きさにほぐす。
    3. たけのこ、まいたけ、調味料Aを炊飯器に入れ炊く。(玄米モードで炊く)
    4. 菜の花は沸騰したお湯に茎から入れて1分半ほどゆで、冷水にさらしておく。
    5. 炊けたら、水を切った菜の花とちりめんじゃことサクラエビを混ぜる。

  • 定期検診を受診することはなぜ必要なのですか? 2020.04.01 NEW

  • 歯科医院では、患者さんに定期検診の受診をすすめています。
    ただ、現状では歯科医院に行くのは症状を治すことだけが目的と考える人が多く、
    そのため検診を受けることに抵抗を感じる人も少なくありません。
    確かに費用はかかりますが、定期検診を受けることは大切なことだと知っておきましょう。

    虫歯の早期発見

    おそらく、みなさんも虫歯を治すために歯科医院に行ったことがあると思いますが、
    実は歯が痛んでから歯科医院に行くのは治療のタイミングとして遅いのです。
    と言うのも、初期の虫歯に痛みはなく、痛みを感じる時点でその虫歯は既に進行しています。

    そうなると問題なのが、痛みを感じなければそもそも虫歯の発症に気づかないという点で、
    そのため初期の虫歯を自覚することは難しいのです。
    しかし、定期検診を受ければそんな初期の虫歯も発見でき、進行前に治療できます。

    ・発見が難しい初期の虫歯も、定期検診を受診すれば発見できる
    ・初期の段階で虫歯を発見すれば、歯を削らずに治療できることもある

    歯周病の早期発見

    歯周病は「静かなる病気」と呼ばれており、それは目立った自覚症状がないのが理由です。
    虫歯の場合は歯の痛みという分かりやすい自覚症状がありますが、
    歯周病はそこまで明確な自覚症状がなく、そのためいつの間にか発症しているケースがほとんどです。

    発症に気づかなければ治療を受けようと考えず、そうすれば歯周病はどんどん進行してしまいます。
    実際、歯を失う要因として歯周病は最も多く、やはりそれは歯周病の発症に気づかず、
    重症化してしまう人が多いのが理由でしょう。ただし、定期検診を受ければ、歯周病の発見も可能です。

    ・自覚症状の少ない歯周病も、定期検診を受診すれば発見できる
    ・歯周病を早期発見して治療すれば、歯を守ることができる

    虫歯や歯周病の予防効果向上

    定期検診を受診すれば、虫歯や歯周病の予防効果が高まります。
    と言うのも、定期検診のメニューの中には予防治療が含まれており、
    例えばブラッシング指導を受けることで歯磨きの精度が高まって磨き残しを減らせます。

    さらに、生活習慣のヒアリングとその改善のアドバイスを受けることで、
    虫歯や歯周病が発症しにくい口腔内の環境作りが可能です。
    実際、自分だけで虫歯や歯周病を予防するのは難しく、予防のためには定期検診の受診は欠かせません。

    ・定期検診の受診は虫歯や歯周病の予防効果を高める
    ・予防メニューとして、ブラッシング指導や生活習慣改善のアドバイスなどがある

    詰め物の状態を確認

    詰め物を入れている人にお伝えしたのは、その詰め物は永久の使用は不可能だということです。
    そもそも詰め物は人工物であり、年数の経過によって劣化が起こるとやがて寿命になります。
    そうなると詰め物の接着が弱まり、隙間が発生することで細菌が入り込んでしまうのです。

    このような流れで起こるのが二次虫歯で、文字どおり虫歯の再発です。
    二次虫歯を予防するためには詰め物の劣化や異常に気づく必要がありますが、
    やはり自分でそれに気づくのは難しく、歯科医院で定期検診を受診するのが確実でしょう。

    ・定期検診の受診は二次虫歯の予防につながる
    ・劣化した詰め物を発見して、新品のものへ交換できる(費用は発生する)

    治療費の総額は安くなる

    定期検診の受診に抵抗がある人の中には、お金がかかることを理由にする人がいます。
    確かに、定期検診を受診すれば費用が発生しますが、
    受診せずに虫歯や歯周病になることを考えれば、治療費の総額はむしろ安くなるのです。

    定期検診の場合、メニュー次第で費用が異なるため一概に断言はできませんが、
    一般的には保険適用で3000円~4000円くらいのケースが多いでしょう。
    一方、虫歯や歯周病の治療を繰り返せばそれより治療費は高くなり、歯を失った場合は尚更です。

    ・虫歯や歯周病の治療費を支払う場合と比較すれば、定期検診の費用は総額的に安くなる
    ・定期検診の費用は保険適用で3000円~4000円くらい

    まとめ

    いかがでしたか?
    最後に、定期検診の受診の必要性についてまとめます。

    1. 虫歯の早期発見 :初期の虫歯は自覚しづらいが、定期検診を受診すれば確実に発見できる
    2. 歯周病の早期発見 :歯周病は自覚症状が少ないが、定期検診を受診すれば確実に発見できる
    3. 虫歯や歯周病の予防効果向上 :定期検診を受診すれば、ブラッシング指導などの予防治療を受けられる
    4. 詰め物の状態を確認 :定期検診では詰め物の劣化を確認するため、二次虫歯を予防しやすくなる
    5. 治療費の総額は安くなる :虫歯や歯周病の治療費と比較すれば、定期検診を受診した方が安くなる

    これら5つのことから、定期検診の受診の必要性について分かります。
    定期検診を受診すれば虫歯や歯周病の重症化を防ぎ、なおかつ予防もしやすくなります。
    このため、大切な歯を守るためには定期検診の受診は欠かせず、
    半年に1回、それが無理なら1年に1回は受診して口腔内の健康維持に努めましょう。

  • 菊地歯科医院での新コロナウイルス・インフルエンザ対 2020.03.16 NEW

  • 新コロナウイルスの猛威に私も含め当院のスタッフ全員が戦々恐々としています。
    しかしながら、ただ怖がっていても仕方ありませんので、できる限りの対策を日々考え実行しております。

    当医院では、ウイルス対策として次亜塩素酸水による加湿噴霧にて「診療室の空間そのもの」を除菌しております。待合室や診療室では不特定多数の患者さまが来院されますので、マスクや器具の滅菌消毒だけでなく「空間そのもの」を除菌することで感染リスクを大幅に軽減しております。
    また、使用する器具機材はほぼすべて高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)3台をフル稼働させて滅菌をしております。滅菌できないものは、高圧洗浄機(ジェットウォッシャー)による処理を行い細菌やウイルスの完全除去を行っています。また、治療台まわりや受付のカウンター、ブラッシングコーナーもアルコールおよび次亜塩素酸による消毒を頻繁に行っております。治療台のコップのお水も希釈された次亜塩素水が入っておりますので、洗口する際に自動的に患者様のお口も消毒されています。飲んでも問題ありません。もちろんスタッフ全員も次亜塩素酸水でうがいを行っております。

    患者様へのお願い

    待合室でのお待ちの際や診療室への入室に受付カウンターにある次亜塩素酸水で手指消毒をお願いします。若干プールのような臭いがいたしますが害はありませんのでご安心ください。

    POICウォーター(次亜塩素酸水)の販売について

    当院の患者様にのみPOICウォーターの販売を行っております。
    口腔ケアだけでなく、ご自宅での感染予防対策としても効果があります。

  • 虫歯は風邪のように自然に治ることもありますか? 2020.03.02

  • 身体に何らかの問題が起こっても、それが軽い病気なら自然に治るケースがあります。
    例えば軽い風邪、疲労による頭痛、お腹が冷えたことによる腹痛…これらは一時的なものであり、
    病院で治療を受けなくても安静に休んでいれば治ります。では、虫歯の場合はどうでしょうか。
    虫歯もまた、歯磨きで歯を綺麗にしていれば自然に治るのでしょうか。

    進行前の虫歯なら自然に治る

    一切進行していない初期の虫歯なら、しっかりとプラークを除去できれば自然に治ります。
    最も、この段階の状態は「虫歯」というより「虫歯になりたて」と表現した方が的確かもしれません。
    段階としてはCO(シーオー)であり、歯科医院に行っても削らずに経過観察すべきと診断されるでしょう。

    虫歯になりたてを意味するCOは、歯の再石灰化で治る可能性が高く、そのためこの段階での治療は不要です。
    とは言え、ケアが不充分だと本格的な虫歯へと進行してしまいますし、
    一度でも虫歯が進行してしまうとその虫歯は治療しない限り治りません。

    虫歯を放置しても痛みがおさまる理由

    多くの人は虫歯の進行度を痛みの程度で判断していますが、それは大きな間違いです。
    確かに、虫歯が進行すれば痛みを感じるようになりますし、その虫歯が進行すれば痛みは増すでしょう。
    しかし、虫歯の痛みは永久に感じ続けるわけではなく、ある時を境にして逆に全く感じなくなるのです。

    それは神経が死んでしまった場合で、虫歯の進行によって神経が死んでしまうと痛みは感じなくなり、
    ただそれでも虫歯は進行し続けてやがては歯をボロボロに溶かしてしまいます。
    つまり、虫歯を放置して痛みがおさまるのは、その虫歯が治ったわけではありません。

    虫歯を放置することの怖さ

    虫歯になれば痛みを感じるようになり、また歯は溶かされてしまいます。
    これらはいずれも虫歯の怖い特徴ですが、実は虫歯の本当の怖さはそれだけではなく、
    結論から言えば命にかかわる病気を引き起こす危険性もあり、実際に死亡した事例も存在するほどです。

    これは虫歯の原因菌が血液に入り込むのが原因で、
    血液に入り込んだ虫歯の原因菌は血管を通じて全身へと回ります。
    この時、虫歯の原因菌が脳や心臓に回ることで脳梗塞や心筋梗塞が誘発されるケースがあるのです。

    虫歯の治療方法

    虫歯治療の基本は患部を削ることですが、削る範囲は虫歯の進行度によって異なります。
    虫歯が進行すればその分だけ削る範囲が広く、そして深くなり、
    神経が死んでいる場合は残せないと判断された場合は根管治療が必要です。

    また、重度段階まで進行した虫歯だと歯を残せない可能性があり、その場合は抜歯するしかありません。
    歯を削った後は詰め物や被せ物で処置しますが、これらの材質は患者さんが選択することもでき、
    虫歯の再発を予防したいのであればセラミックがおすすめです。ただし、セラミックは自由診療になります。

    虫歯の予防方法

    虫歯を予防するには毎日の歯磨きが基本となりますが、それだけで確実な予防はできません。
    まず歯磨き自体に精度が求められ、ブラッシングだけでなくデンタルフロスを使った歯磨きをすべきですし、
    歯科医院でブラッシング指導を受けて正しい歯磨きの方法も知っておきましょう。

    さらに食生活を中心とした生活習慣の改善も必要で、
    例えばダラダラ食いや糖の多量な摂取はいずれも虫歯になる危険性を高めます。
    また、よく噛まずに食べると唾液の量が不充分になって細菌が停滞しやすくなってしまいます。

    定期検診のすすめ

    全ての人におすすめしたいのが、定期検診の受診です。
    そもそも、痛みを感じないほどの初期の虫歯を自身で発見するのは難しく、
    なぜなら大半の人は歯の痛みを感じることで虫歯を自覚するからです。

    その点、定期検診を受けていれば定期的に歯の健康状態を確認できるため、
    痛みを感じないほど初期の虫歯も確実に発見して治療できます。
    また、何より定期検診を受けること自体、虫歯の予防効果を高められるのです。

    まとめ

    いかがでしたか?
    最後に、虫歯は自然に治るのかについてまとめます。

    1. 進行前の虫歯なら自然に治る :虫歯になりたての状態なら、歯の再石灰化で治る可能性が高い
    2. 虫歯を放置しても痛みがおさまる理由 :虫歯が治ったわけではなく、神経が死んだことが原因
    3. 虫歯を放置することの怖さ :虫歯の原因菌が血液に入り込み、脳梗塞や心筋梗塞を誘発しかねない
    4. 虫歯の治療方法 :基本は患部を削ることだが、進行度によって根管治療や抜歯が必要
    5. 虫歯の予防方法 :精度の高い歯磨き、食生活を中心とした生活習慣の改善など
    6. 定期検診のすすめ :初期の虫歯を発見でき、虫歯の予防効果も高まる

    これら6つのことから、虫歯は自然に治るのかについて分かります。
    まとめると、虫歯が自然に治るケースは進行前の虫歯のみであり、いわゆる虫歯になりたての状態です。
    一方、一度でも進行した虫歯は治療しない限り治ることはなく、
    放置すれば虫歯はどんどん進行してやがては思わぬ症状を引き起こす危険性もあります。

  • 1日3回の歯磨きを欠かさなければ虫歯は予防できます 2020.02.01

  • 食事の後にする歯磨きは虫歯予防の基本ですが、実際にはこれを厳守するのは難しいと思います。
    特に昼間の歯磨きはそれ自体が不可能なケースが多く、
    子供は学校、大人は会社にいるため歯磨きするタイミングがありません。
    しかし、仮に昼間でも歯磨きするとして、1日3回の歯磨きを可能にすれば虫歯は確実に予防できるのでしょうか。
    そこで、今回のテーマは「1日3回の歯磨きを欠かさなければ虫歯は予防できるのか?」です。

    歯磨きに大切なのは頻度よりも精度

    結論から言うと、1日3回の歯磨きでも虫歯を予防できるとは限りません。
    最も、どんな方法を実践しても100%虫歯を予防できると断言はできませんが、
    それ以前に1日3回の歯磨きというだけでは予防効果の程は分かりません。

    と言うのも、歯磨きにおいて大切なのは頻度ではなく精度であり、
    例え1日10回歯磨きしたとしても、そこに精度がなければ充分な予防効果を得られないからです。
    一方で、精度がしっかりとした歯磨きなら、例え1日1回の歯磨きだとしても充分な予防効果を得られます。

    精度の高い歯磨きとは

    歯磨きの精度とは、いかに磨き残しを減らすか、いかに多くのプラークを除去できるかで決まります。
    プラークとは歯の表面に付着した細菌の棲み処で、虫歯の原因菌もそこに含まれており、
    歯磨きでプラークを完全に除去できれば虫歯を予防できるでしょう。

    とは言え、実際には全てのプラークを除去することはまず不可能で、
    なぜならプラークは無色透明な上に歯の至るところに付着するからです。
    歯と歯の隙間、奥歯の裏側…こうした箇所に付着したプラークは、通常の歯ブラシでは磨く術がありません。

    歯磨きの精度を高める方法

    歯磨きの精度を高めれば虫歯を予防しやすくなり、そのための方法は2つあります。
    1つ目に歯磨きの技術を高めること、これは歯科医院でブラッシング指導を受ければ身につくもので、
    予防歯科や定期検診を受診すればその過程で予防治療の一つとして受けられます。

    2つ目にデンタルフロスや歯間ブラシを使うことで、これらを使えばプラークの除去率が2割高まり、
    デンタルフロスでは歯と歯の間、歯間ブラシでは歯と歯肉の境目を磨けるようになるのです。
    ちなみに、ブラッシングオンリーの歯磨きでのプラークの除去率は6割程度とされています。

    食生活の重要性

    虫歯を予防するには食生活も重要で、食生活次第ではいくら歯磨きしても予防しきれないでしょう。
    例えば糖の摂取…糖は虫歯の原因菌にとってのエネルギーであり、
    糖を摂取すると虫歯の原因菌はより多くの酸を出し、甘いものを食べると虫歯になりやすいのはそのためです。

    また、間食が多い場合や長時間かけてダラダラと食事する場合も虫歯になりやすく、
    これは脱灰に対して充分な再石灰化が行われなくなってしまうのが理由ですね。
    つまり、虫歯を予防するには歯磨きだけでなく食生活にも気を配らなければなりません。

    自分の歯磨きの弱点を知る方法

    誰しも歯磨きには必ず弱点があり、その人によって上手に磨けない箇所があります。
    特に子供は奥歯を磨くのが苦手ですし、大人でも磨き残しが多い箇所があるでしょう。
    そして、こうした歯磨きの弱点はプラークテスターを使うことで把握と克服が可能です。

    プラークテスターはプラークチェッカー、歯垢染色剤とも呼ばれるもので、
    使用することで磨き残したプラークを染色でき、目で見える状態に変化させられます。
    数日続けて使用すれば染色のパターンを把握できますから、自分の歯磨きの弱点が分かるのです。

    虫歯がないと自覚している人へ

    自分には虫歯がないと自覚している人も多いと思いますが、
    その根拠が「歯科医院で検診を受けた」であれば、確かに虫歯はないと自覚しても良いでしょう。
    しかし、「歯が痛くない」が根拠であれば、もしかすると実は虫歯になっている可能性もあります。

    例えば初期の虫歯には痛みがないですし、神経を失った歯が虫歯になった場合は進行しても痛みがなく、
    そのため歯の痛みのなさは虫歯がない根拠として不充分なのです。
    ですから、例え歯が痛くなくても検診を受けることで虫歯が発覚するケースもあります。

    まとめ

    いかがでしたか?
    最後に、1日3回の歯磨きを欠かさなければ虫歯は予防できるのかについてまとめます。

    1. 歯磨きに大切なのは頻度よりも精度 :何回歯を磨いても、精度が低ければ虫歯予防はできない
    2. 精度の高い歯磨きとは :より多くのプラークを除去する歯磨きだが、全てのプラークの除去はまず不可能
    3. 歯磨きの精度を高める方法 :ブラッシング指導を受ける、デンタルフロスや歯間ブラシを使う
    4. 食生活の重要性 :糖の摂取、間食の多さ、ダラダラ食いは虫歯になるリスクを高める
    5. 自分の歯磨きの弱点を知る方法 :プラークテスターを連日使用すれば、磨き残しの多い箇所を把握できる
    6. 虫歯がないと自覚している人へ :歯が痛くなくても虫歯になっているケースがある

    これら6つのことから、1日3回の歯磨きを欠かさなければ虫歯は予防できるのかについて分かります。
    1日3回の歯磨きは、確かに歯磨きの頻度としては理想ですが、
    歯磨きにおいて大切なのは頻度以上に精度です。
    そのため、何回磨くかよりもデンタルフロスなどを使って多くのプラークを除去することを考えてください。

  • 10代後半男性にインビザラインGo(前歯矯正)装置 2020.01.10

  • 10代後半男性にインビザラインGo(前歯矯正)装置を用いた治療

    患者 19歳男性
    主訴 前歯の歯並びが気になる。マウスピース矯正に興味がある。
    子供のころより前歯の歯並びが悪く、気になっていた。インターネットでマウスピースでの前歯矯正の存在を知り来院。
    診断 検査の結果上下前歯部叢生と診断されました。
    治療期間 4.5か月
    治療費 45万(税別)
    治療概要 まず光学印象機器(iTero)を用いて口腔内をスキャニングする。
    スキャンデータをもとにシミュレーション画像でクリンチェック(画像診断)を行い、治療計画をたてて、アライナー(マウスピース)の注文をする。
    アライナーが到着後、患者様の歯にアタッチメント(アライナーを固定する装置)を付け、IPR(歯と歯の間を削る)を行った後にアライナーを装着し治療開始。1日20時間以上使用し、食事の時と歯ブラシの時ははずすことができる。
    写真は施術前と後です。短い期間で前歯の歯並びが改善している。これがインビザラインGoの最大のメリットです。
    当クリニックでは3Dスキャナーによる無料相談を行っております。お気軽にご相談ください。
    治療のリスク 治療中は歯の移動に伴う痛みが出る場合があります。
    治療後に歯並びが後戻りする可能性もございます。
    すべての方に同じ条件が当てはまるわけではありません。詳しくは検査の上で治療計画をご提案致します。

    治療前

    治療前
    治療前
    治療前
    治療前
    治療前

    治療後

    治療後
    治療後
    治療後
    治療後
    治療後
  • 大人よりも子供の方が虫歯になりやすいのですか? 2020.01.01

  • 大人と子供を比較すると、虫歯になりやすいのは子供でしょう。
    最も、「虫歯になりやすい人=子供」、「虫歯になりにくい人=大人」というわけではなく、
    これについては全く別のことが理由になってきます。

    とは言え、大人に比べて子供の方が虫歯になりやすいのは事実であり、
    今回は大人よりも子供が虫歯になりやすい理由、そして虫歯になりやすい人の特徴を説明します。

    大人よりも子供が虫歯になりやすい理由

    大人に比べて子供の方が虫歯になりやすいのは、次のことが理由になっています。

    乳歯と永久歯の差

    また乳歯の子供は虫歯になりやすく、それは乳歯が永久歯に比べて脆いからです。
    本来、歯の表面はエナメル質で覆われており、このエナメル質は歯を保護する役割に担っています。
    しかし乳歯のエナメル質は永久歯に比べて量が少なく、そのため保護が不充分になっているのです。

    歯磨きの技術の差

    虫歯予防の基本は歯磨きですが、子供は大人に比べて歯磨きの技術が未熟です。
    そもそも子供の歯磨き後に親が仕上げをするのは、そんな未熟な子供の歯磨きの技術を補うためであり、
    子供は磨き残しが多いため大人に比べて虫歯になりやすいのです。

    食生活の差

    虫歯になりやすい食生活を挙げると、大人に比べて子供の方が該当する項目が多くなりがちです。
    「糖の摂取が多い」、「ダラダラ食いをする」、「間食が多い」…いずれも子供にありがちな問題でしょう。
    つまり、食生活において子供は虫歯になりやすくなる要素を大人以上に満たしてしまっているのです。

    虫歯になりやすい人の特徴

    大人と子供で比較すれば、確かに子供の方が虫歯になりやすいでしょう。
    しかし、虫歯になりやすい人の特徴は全く別で、大人でも次のことに該当する人は虫歯になりやすいのです。

    唾液の質に問題がある

    唾液は細菌を流す役割を担っていますが、唾液の質が悪いとその役割が不充分になります。
    例えば、唾液の量が少ない人は細菌を流せなくなってしまいますし、
    唾液がサラサラではなくネバついている人は細菌が流れず停滞しやすいのです。

    歯並びが悪い

    歯並びが悪いと虫歯になりやすく、それにはいくつか理由があります。
    まず歯並びが悪ければ歯が磨きづらくなり、磨き残しが増えて虫歯になりやすいでしょう。
    また、噛み合わせの悪さが原因で口呼吸になると、口の中の唾液が蒸発して細菌が停滞してしまいます。

    銀歯を入れている

    虫歯には、一度虫歯治療した歯に虫歯が再発する二次虫歯と呼ばれるケースがあります。
    二次虫歯は銀歯を使用していると発症しやすく、それは銀歯だと隙間が生じやすいなどの問題があるからで、
    最近では二次虫歯予防のためにセラミックの詰め物や被せ物を希望する人も増えているのです。

    子供の虫歯を予防するには

    子供の虫歯を予防するには、次の3つのことを心掛けると良いでしょう。

    歯磨きの時に仕上げをする

    歯磨きの技術が未熟な子供は磨き残しが多く、奥歯は歯ブラシすら届いていない子供も少なくありません。
    そのため、歯磨きの時には必ず親が仕上げをしてあげてください。
    そうすれば磨き残しが減るのはもちろんですし、子供も歯磨きすることの大切を学んでくれます。

    食事にルールを作る

    好きな時におやつを食べる、テレビを見ながらダラダラと食事をする、甘いお菓子ばかり食べる、
    こうした食生活ではいくら歯磨きをしてもたちまち虫歯になってしまうでしょう。
    いくら他の部分で虫歯予防を心掛けていても、食事におけるルールは作った方が良いですね。

    定期健診を受ける

    小児歯科で定期的な健診を受けていれば、虫歯になるリスクは格段に低下します。
    健診ではただ虫歯の有無を確認するだけでなく、フッ素塗布やシーラントなどの予防治療を行っており、
    子供の虫歯を予防するためには欠かせないのです。

    乳歯の虫歯は永久歯に影響する

    中には子供の虫歯を深刻に考えない親もいます。
    おそらくそれは、乳歯はいずれ抜けるのだから虫歯になっても問題ないと考えてしまうのでしょうが、
    それは大きな間違いで、乳歯の虫歯は将来生えてくる永久歯にも影響するのです。

    乳歯が生えている時点で実は既に永久歯は存在しており、乳歯の下で生える時を待っています。
    このため、乳歯が虫歯になって根のあたりまで進行すれば永久歯に近い位置にまで虫歯の原因菌が迫り、
    永久歯が変色するなどの問題を引き起こすことがあるのです。

    まとめ

    いかがでしたか?

    最後に、大人よりも子供の方が虫歯になりやすいことについてまとめます。

    1. 大人よりも子供が虫歯になりやすい理由 :乳歯は虫歯になりやすい、子供は歯磨きの技術が未熟
    2. 虫歯になりやすい人の特徴 :唾液の質に問題がある、歯並びが悪い、銀歯を入れている(二次虫歯)
    3. 子供の虫歯を予防するには :歯磨きの時に親が仕上げをする、食事にルールを作る、定期健診を受ける
    4. 乳歯の虫歯は永久歯に影響する :乳歯の虫歯が進行すると永久歯が変色することがある

    これら4つのことから、大人よりも子供の方が虫歯になりやすいことが分かります。
    特に子供が「虫歯になりやすい人の特徴」を満たしている場合はより注意が必要で、
    予防を怠ると脆い乳歯はすぐに虫歯になってしまうでしょう。
    虫歯は治療をすれば良いと考えるのではなく、まず予防することを大切に考えてください。

  • 歯周病は本当に怖い病気なのですか? 2019.12.02

  • お口の中の代表的な病気という点で何かと比較される虫歯と歯周病、
    どちらが怖い病気なのかを考えた時、多くの人は虫歯と答えます。
    おそらくそれは、感じる痛みの辛さを理由に虫歯の方が怖いと答えたのではないでしょうか。

    確かに虫歯の痛みは辛いですし、一方で歯周病にはこのような痛みはありません。
    しかし、「痛くない=怖くない」の解釈は間違っており、むしろ「痛くない=怖い」と考えるべきでしょう。
    静かなる病気と呼ばれる歯周病は、静かなる病気だからこそ怖いのです。

    歯周病の怖さ1. 進行を許しやすい

    虫歯になってそれを放置すると、やがて歯は溶かされて失われてしまいます。
    そうならないためには虫歯を予防することはもちろん、虫歯になっても早く治療することが大切ですね。
    ただ、例え虫歯になってもそれを自覚できなければ、虫歯に気づかず治療する機会が失われてしまいます。

    ではどうやって虫歯を自覚するのか?…多くの人は、歯の痛みによって虫歯を自覚するのではないでしょうか。
    そう、つまり痛みは病気を自覚する貴重なきっかけでもあり、自覚症状があるからこそ病気に気づけるのです。
    それを理解した時、大きな自覚症状がなく静かなる病気と呼ばれる歯周病が、いかに怖い病気か分かります。

    痛みがないから怖くないのは間違いであり、痛みがないからこそ歯周病は怖く、
    なぜなら大きな自覚症状がないことで病気に気づきにくく、進行を許してしまいやすい病気だからです。
    ようやく病気に気づいた時には既に重症化している…歯周病においてそれは稀ではありません。

    歯周病の怖さ2. 歯を失う

    歯周病が進行すると、やがて歯を失ってしまいます。
    この理由としては、そもそも歯が安定しているのは支えがあるからで、その支えは歯槽骨と呼ばれる骨です。
    歯周病になると歯周ポケット(歯の歯肉の境目の溝)が発生し、そこで歯周病の原因菌が繁殖していきます。

    初期段階では歯肉に炎症を起こす程度の症状しかもたらさないものの、
    進行に比例して歯周ポケットはどんどん深くなり、歯周病は歯の周りの骨にまで悪さをし始めるのです。
    その骨とは歯槽骨であり、歯周病が進行することで歯槽骨は溶かされてしまいます。

    歯槽骨は歯にとっての支えですから、それが溶かされることは歯が支えを失うことを意味しており、
    支えを失った歯は不安定な状態になってグラつき、やがては抜け落ちてしまうのです。
    これが歯周病で歯を失う理由であり、日本人が歯を失う要因として最も多いのが歯周病です。

    歯周病の怖さ3. 予防が難しい

    もちろん、きちんと予防すれば歯周病は防げますが、問題は予防に必要な注意点が多いことです。
    歯周病を予防する基本は毎日の歯磨きであり、いわゆるプラークコントロールが重要になります。
    最も、お口の病気である歯周病の予防として、歯磨きが大切なのは誰もが想像できることでしょう。

    しかし、歯磨きだけでは歯周病の予防は難しく、なぜなら歯周病は生活習慣病だからです。
    例えば、疲労が蓄積すると身体の免疫力が低下するため、歯周病の原因菌に感染しやすくなりますし、
    タバコを吸えばそれだけで歯周病になりやすく、発症のリスクは非喫煙者に比べて5倍以上の高くなります。

    さらに栄養バランスの良い食生活ができなければ、やはり身体の免疫力低下で歯周病になりやすく、
    歯周病の原因菌は女性ホルモンを栄養源とするため、妊娠時の女性だと歯周病になりやすい状態です。
    歯周病はこれらの原因でも発症、またはそのリスクを高めるため、生活習慣の改善もしなければなりません。

    歯周病の怖さ4. 国民的病気

    進行すると歯が抜け落ちるという症状から、歯周病は高齢の人にのみ発症する病気に思われがちです。
    しかし、歯周病の発症に年齢の制限はなく、歯周病の一貫と表現するなら小さな子供でも発症します。
    小学校の歯科健診で歯肉炎と診断される子供がいますが、歯肉炎は初期の歯周病に該当するのです。

    歯周病は進行度によって初期段階、中期段階、重度段階の3つに分けられますが、
    初期段階の歯周病を歯肉炎、中期段階の歯周病を歯周炎、重度段階の歯周病を歯槽膿漏とも呼びます。
    つまり、歯肉炎と診断された子供は初期段階の歯周病にかかっていることになるのです。

    事実、近年では歯周病の低年齢化が問題歯されており、
    夜更かし、学業や人間関係のストレス、乱れた食生活などがその原因として考えられます。
    大人もまた同様で、日本人の成人のおよそ7割が歯周病とされており、国民的病気とも言われているのです。

    まとめ

    いかがでしたか?
    最後に、歯周病の怖さについてまとめます。

    1. 進行を許しやすい :大きな自覚症状がなく、そのため歯周病になったことに自分でも気づきにくい
    2. 歯を失う :歯周病は歯の骨の病気。進行すると歯を支えている歯槽骨を溶かしてしまう
    3. 予防が難しい :生活習慣病である歯周病は、生活習慣の改善をしないと予防が難しい
    4. 国民的病気 :歯周病は国民的病気と言われており、初期の歯周病に至っては子供でも発症する

    これら4つのことから、歯周病の怖さについて分かります。
    病気の進行だけで考えれば、自覚症状のある病気よりも自覚症状のない病気の方が怖いのは明白で、
    なぜなら自覚症状がないことで病気の発症に気づけず、進行を許してしまいやすいからです。
    静かなる病気である歯周病、それは静かだからこそ怖いのです。

  • 砂糖について 2019.11.26

  • こんにちは。
    蒲田の菊地歯科医院です。

    皆さんは、普段飲んでいるジュースの「砂糖の量」を気にしたことがありますか?

    先日、スタッフと食育セミナーを受講し、砂糖について学んできましたので、一部紹介したいと思います。

    砂糖の量?ダイエットなどで気にされている方はいらっしゃいますが、ほとんどの方があまり気にされていない、あまり健康被害として認識していないかもしれません。

    身近なものとしては、スーパーやコンビニで売られているペットボトルジュース。このジュースにはものすごい砂糖の量が含まれています。ペットボトルのラベルの裏側にある成分表示表で簡単に調べられます。

    写真のように100mlあたりの炭水化物あるいは砂糖量が表示されており、500mlペットボトルでは×5にすれば、ペットボトルに含まれている砂糖の量がわかります。ちなみにコカコーラは56.5gです。

    一日の砂糖の量の目安をご存知ですか?

    WHO(世界保健機関)は一日の砂糖摂取量の目安を(大人も子供も)一日に摂る総エネルギー量の5%未満に抑えるべきというガイドラインを発表しています。(2015年3月)

    これは砂糖25gに相当しますね。スティックシュガーなら8本分です。
    ということはコカコーラを一本飲むと二日分の砂糖を摂取することになります。

    砂糖の摂りすぎは以下のような害があります。

    • 血糖値が急激に上げ太りやすくなる
    • 虫歯になりやすい。ミュータンス菌が増える
    • 依存性がある
    • アレルギーのリスクがアップする
    • ビタミンB1が失われる
    • 脳疾患や心臓疾患の症状を引き起こしやすくなる
    • 思考力が低下し、集中力がなくなり、短気でキレやすくなる

    などです。また、ビタミンB1不足はその他にもさまざまな症状を引き起こすとされています。虫歯以外にも健康のためには砂糖の量を気にする必要がありますね!

    当院では唾液検査により、虫歯リスクを判定し患者様にあった虫歯や歯周病予防を積極的に行っています。それとともに砂糖の摂取の仕方など、食事に関しても指導を行っております。

    歯や歯ぐきのトラブルは栄養の摂り方により治り方が全然違いますので、食事に関しも十分な知識が必要でしょう。ご興味があるようでしたらお気軽にスタッフまでご相談ください。

    飲み物内の砂糖の量

  • 虫歯はきちんと歯磨きすれば自然に治りますか? 2019.11.01

  • 例えば風邪を引いた時、軽い症状なら病院に行かなくても自然に治っていきますね。
    では虫歯はどうでしょうか?…治療が怖い、通院が面倒などの理由で虫歯を放置する人がいますが、
    丁寧に歯磨きをしていればその虫歯は自然に治っていくのでしょうか。

    実際、虫歯を経験した人の中には、虫歯を自覚してから一生懸命歯を磨いた人もいるでしょう。
    こうしたしっかりとした歯磨きを続ければ、発症した虫歯は自然に治っていくのでしょうか。
    ここでは、虫歯と治療をテーマにしたお話をしていきます。

    虫歯は自然に治るのか

    正確に言えば、虫歯になりたてと言えるほど初期の状態なら、
    しっかりとしたプラークコントロールを行うことで治すことは可能です。
    しかし、一度でも虫歯が進行してしまえば、その虫歯が自然に治ることはありません。

    多くの人は虫歯を自覚するきっかけとした「歯の痛み」を挙げますが、
    歯が痛んだ瞬間にいくら丁寧な歯磨きをしたとしても、その虫歯は自然には治りません。
    なぜなら、虫歯は歯が痛んだ時点で既に進行しているからです。

    歯を削ることで起こる問題

    虫歯が進行した場合、自然には治らないため歯科医院で治療しなければなりません。
    虫歯の状態にもよりますが、一定以上虫歯が進行していると治療において歯を削る必要があり、
    この「歯を削る」という治療が後に大きな問題を引き起こす原因にもなります。

    それは二次虫歯の問題で、歯を削った場合は詰め物で処置しなければならないのですが、
    その詰め物の隙間から細菌が入り込むことがあり、そうすると虫歯の再発…つまり二次虫歯が起こるのです。
    ちなみに、詰め物の素材をセラミックにすれば二次虫歯を予防しやすくなります。

    初期の虫歯は自覚しづらい

    完全に初期の虫歯ならプラークコントロール次第で自然に治せますが、
    ここで難しいのはそこまで初期の虫歯は自覚するのが困難だということです。
    初期の虫歯は歯の表面が変色しますが、痛みを感じることは一切ありません。

    仮に「歯に痛みがない=歯が健康」と判断してしまう人なら、虫歯になっていることには気づかないでしょう。
    つまり、初期の虫歯なら自然に治すことができるものの、そこまで初期の虫歯は自覚しづらいのです。
    この問題を解消できるのは定期検診を受診することで、定期的に歯の健康状態をチェックしてもらいましょう。

    「歯が痛くない=歯が健康」とは限らない

    「初期の虫歯には痛みがない」…この事実から分かるのが、
    歯の痛みの有無は歯の健康状態を示す根拠にはならないということです。
    歯が痛くない場合でも初期の虫歯の可能性がありますし、歯周病の可能性だってあるでしょう。

    また、神経を失った歯は虫歯になってそれが進行しても痛みを感じることはなく、
    最初の虫歯治療で神経を除去した場合、その歯が再度虫歯になっても自分ではなかなか気づけません。
    こうした点から、「歯が痛くない=歯が健康」と判断してはいけないのです。

    虫歯を放置して起こる問題

    虫歯は進行すると自然には治らず、その後はただ進行していくのみです。
    では、虫歯を放置するとどのような問題が起こるのでしょうか。
    まず虫歯はどんどん進行していき、神経まで進行すれば感じる痛みは激痛へと変化します。

    さらに進行すれば歯はボロボロに溶かされてしまい、
    重度段階まで虫歯が進行すると、もはやその歯は歯としての機能が完全に失われてしまいます。
    最終的には血液の中に虫歯の原因菌が入り込み、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす危険性があるのです。

    虫歯を予防するには

    虫歯は早く治療することも大切ですが、それ以上に大切なのは予防することです。
    予防の基本は毎日の歯磨きですが、ただ歯磨きの精度が低ければ充分な予防はできず、
    そのためデンタルフロスを使って歯の隅々まで丁寧に磨いてください。

    また、食生活の見直しと改善も必要です。糖の摂取、間食、ダラダラ食いなどは避け、
    虫歯になりにくい食生活を考える必要がありますし、不安な点は歯科医院で相談しましょう。
    そして、定期的に検診や予防歯科を受けて虫歯の予防効果を高めてください。

    まとめ

    いかがでしたか?
    最後に、虫歯は自然に治るのかについてまとめます。

    1. 虫歯は自然に治るのか :一度でも進行した虫歯は治療しない限り治らない
    2. 歯を削ることで起こる問題 :詰め物を必要とすれば、その詰め物に隙間が生じることで二次虫歯になる
    3. 初期の虫歯は自覚しづらい :進行前の初期の虫歯なら自然に治せるが、初期の虫歯は発見が難しい
    4. 「歯が痛くない=歯が健康」とは限らない :歯が痛くなくても、初期の虫歯になっている可能性がある
    5. 虫歯を放置して起こる問題 :神経まで進行すると痛みが増し、最終的には大きな病気の要因にもなる
    6. 虫歯を予防するには :デンタルフロスを使った精度の高い歯磨き、食生活の見直しと改善が必要

    これら6つのことから、虫歯は自然に治るのかについて分かります。
    虫歯が自然に治るのは初期の場合のみで、一度でも進行した虫歯は治療しない限り治りません。
    虫歯を放置することには一切メリットがなく、ただ虫歯の進行を許すのみです。
    自然に治ることに期待せず、虫歯は歯科医院に行って治療を受けて確実に治してください。