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  • 歯周病は自覚症状がないと言いますが、初期の段階で気 2018.10.15 NEW

  • 歯周病は、確かに初期の段階では、自覚症状が少ない病気です。痛みなどが現れるのは、歯周病がある程度進行してからになります。しかし、初期の段階でも歯ぐきに何らかの症状は見られます。初期の段階でも注意すれば、歯周病の症状に気付く事ができます。

    歯周病とは

    「歯周病」という病名を知っている人は多いですが、どのような病気かを理解している人は少ないのではないでしょうか。
    歯周病は、虫歯と並ぶお口の中の二大疾患です。歯周病菌が感染することにより、歯の周りの歯周組織(歯ぐき・歯根膜・歯槽骨)に炎症が起きる病気です。重度にまで進行すると歯周組織が破壊され、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。歯を失う原因になる病気です。

    歯周病は、成人の8割が罹患している、もしくはその予備軍だと言われています。多くの人が罹患するとても身近な病気なのです。

    歯周病はサイレントディシーズ

    歯周病は「サイレントディジーズ(静かなる病気)」と言い表される事があります。痛みなどの目立った自覚症状が無いまま、静かに進行していく事からそのように言われます。

    歯周病は、多くの人が罹患しているにも関わらず、自分が歯周病だと自覚している人はそう多くありません。自覚症状が少ないため、気が付いていないのです。気がついた時には、重度にまで進行している事もあるので、注意が必要です。

    歯周病の進行と症状

    歯周病は、歯周組織に炎症が起こる病気の総称です。“歯周組織”表面の「歯肉」、歯肉と歯槽骨を結びつける「歯根膜」、歯を支える骨「歯槽骨」で構成されています。炎症が歯肉表面だけの場合は「歯肉炎」、歯根膜や歯槽骨にまで広がっている場合を「歯周炎」と言います。
    歯周病の進行と現れる症状をまとめると次のようになります。

    a. 歯肉炎
    炎症は、歯ぐきに限局しています。歯ぐきからの出血、歯ぐきの腫れ・発赤がみられます。痛みはありません。
    歯磨きの時に、歯ブラシに血が滲んだり、口をゆすいで吐き出した水に血液が含まれていて気がつく事があります。痛みが無いので、放置してしまいがちですが、歯槽骨がまだ影響を受けていないこの段階で適切な治療とケアを行えば、元の健康な歯ぐきに戻す事ができます。

    b. 軽度歯周炎
    炎症が歯槽骨にも広がってきます。歯肉炎と同様、歯ぐきからの出血、歯ぐきの腫れ・発赤がみられます。まだ痛みはありません。炎症が歯槽骨に広がると、歯槽骨は次第に破壊されていきます。一度破壊されてしまった歯槽骨は元に戻りません。
    軽度歯周炎という初期の段階では、まだ歯槽骨の破壊が進んでいないため、この段階で適切な治療とケアを行えば、歯周病の進行を食い止める事ができます。

    c. 中程度歯周炎
    炎症が更に広がり、歯槽骨の半分程度が破壊された状態です。歯ぐきからの出血、歯ぐきの腫れ・発赤の他、噛んだ時に痛みが生じる事があります。その他見られる症状には次のものがあります。
    ・ 口臭が強くなる
    ・ 起床時にお口の中がネバネバとした感じがする
    ・ 膿が出てくる
    ・ 歯がグラグラとしてくる など
    歯を失わないためには、できるだけ早く適切な治療を開始し、十分なケアを続ける事が必要です。

    d. 重度歯周炎
    炎症が更に広がり、歯槽骨の大部分が破壊された状態です。中程度歯周炎で見られる症状と同様の症状に加えて、歯が大きく揺れ、痛みが強くなります。人によっては、重度に進行するまで、ほとんど痛みを感じない場合もあります。
    この段階になると、残念ながら歯を残せない可能性が高くなります。周囲の歯を守る事にもつながるので、できるだけ早く受診をするようにしましょう。

    歯周病のセルフチェック方法

    歯肉炎〜軽度歯周炎の初期段階で歯周病に気付くためには、セルフチェックが効果的です。毎日の歯磨き習慣と合わせて、歯ぐきからの出血は無いか、歯ぐきの腫れ・発赤は無いか、鏡でチェックをするようにしましょう。その際は、歯と歯の間部分の歯ぐきを見ると、腫れの状態がわかりやすいです。
    歯磨きで出血があった場合には、歯ぐきのどこかに炎症が起きている状態だと言えます。早めに受診をして、検診とクリーニングを受ける事をおすすめします。

    定期検診と歯周病予防・早期治療が大切!

    歯ぐきの状態をセルフチェックだけで判断するのには、限界があります。毎日のセルフチェックは大切ですが、合わせて定期的に歯科医院で検診を受けるようにし、クリーニングで磨き残しを除去するようにしましょう。

    定期検診を受けていれば、歯ぐきの異常をいち早く発見し、早期に適切な治療を開始する事ができます。歯周病は早期治療がとても大切です。一度破壊されてしまった歯周組織は元のようには戻りません。できるだけ進行する前に対処をする事が大切なのです。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。歯周病は、確かに初期の段階では自覚症状が少ない病気です。問題は、歯周病は自覚症状無く進行していくという事です。気付いた時には、重度にまで進行し、手遅れになってしまう事があります。歯を守るためには、初期の段階で歯周病に気がつき、進行を予防する事が大切です。
    日々のセルフチェックと、歯科医院の定期検診で、歯ぐきの異常にいち早く気づけるようにしていきましょう!

  • 歯周病で歯が抜けるって聞きましたが、若ければ抜ける 2018.09.15

  • 歯周病は、進行すると歯が抜けてしまう事のある病気です。歯周病は徐々に進行する事が多いため、年をとってから症状が現れるイメージが強いかもしれませんが、若い人でも注意が必要です。場合によっては、若くても歯周病によって歯が抜けてしまう事もあります。

    若くても歯周病にかかる人は多いのか?

    「歯周病」というと、中高年の病気だと思っている人も多いですが、年齢に関わらず罹患する病気です。実は、日本の成人の約8割が歯周病に罹患していると言われています。20歳以下でも、軽度の歯周病に罹患している人は6割〜7割近くいます。
    しかし、実際に自分が歯周病だと理解している人は、もっと少ない割合なのが現状です。歯周病は、痛みなどの自覚症状が少ない病気です。進行して重度になるまで痛みが出ない事もあるのです。そのため、自分が歯周病だと理解している人が少ないのです。

    歯周病とはどんな病気か?

    歯周病の原因は何か、どのように進行していくのかを詳しく解説します。

    歯周病の原因

    歯周病は、歯周病菌による感染症です。清掃が不十分でプラークが付着したままになると、プラーク中の歯周病菌によって歯ぐきが炎症を引き起こします。プラークの存在の他、生活習慣や全身疾患が、歯周病の病状を進行させる因子となります。

    <歯周病を進行させる因子>
    ・ 歯ぎしり、食いしばり
    ・ 喫煙
    ・ ストレス
    ・ 全身疾患(糖尿病・骨粗鬆症・ホルモン異常など)
    ・ 適合が悪い被せ物や入れ歯

    歯周病の進行

    歯周病は、最初は歯ぐきの軽い炎症から始まります。そのまま清掃不良などお口の管理ができていない状態が続くと、徐々に進行していき、歯を支える骨(歯槽骨)にまで炎症が広がります。さらに進行すると歯槽骨は溶かされ、最終的には、歯は抜け落ちてしまいます。

    歯周病は、歯周病菌の存在と、長期間にわたる生活習慣が影響し、徐々に進行していきます。ですから、いきなり歯が抜けるような事はありません。しかし、気がつかなうちに徐々に進行し、気がついた時には手遅れになってしまう事があります。歯周病に早めに気がつき、対処をする事が大切です。歯周病の進行状態と現れる症状は次のようになります。

    a. 歯肉炎
    炎症は歯ぐきに限局しています。歯ぐきの発赤や腫れがみられ、歯磨きをした時などに、歯ぐきからの出血がみられます。痛み等の自覚症状はありません。この時点で、きちんと対処しケアをすれば、歯周炎に移行する前に炎症を抑える事ができます。

    b. 軽度歯周炎
    炎症が進み、歯を支える骨(歯槽骨)にまで広がった状態です。歯槽骨の吸収が始まり、歯と歯ぐきの間に歯周病菌の住処となる歯周ポケットが形成され始めます。歯肉炎と同様、歯ぐきの発赤や腫れ、歯ぐきからの出血がみられます。痛みはまだありません。放っておくと歯槽骨の吸収はどんどん進みます。早めに対処をする事が必要です。

    c. 中程度歯周炎
    炎症は更に進み、歯槽骨は半分程度吸収されてきます。歯周ポケットは更に深くなり、歯周病菌が増殖しています。歯ぐきの発赤や腫れ、歯ぐきからの出血に加えて、歯が浮いたような感じや、硬いものを噛んだ時の痛みが現れてきます。あた、歯ぐきから膿が出始めて、口臭が強くなります。

    d. 重度歯周炎
    更に進行すると、歯槽骨の大部分が溶かされてしまい、場合によっては抜歯が必要になる事や、自然に抜け落ちてしまう事もあります。この状態になるまで痛みが無い方もいます。手遅れにならないようにするためには、歯肉炎や軽度歯周炎の段階で対処をする事が大切です。

    若年性歯周炎(侵襲性歯周炎)とは

    ここまで一般的な歯周病について解説してきました。一般的な歯周病は「慢性歯周炎」に分類されるものですが、年齢が比較的若い30代〜40代で重度の歯周炎に罹患している方は、若年性歯周炎(侵襲性歯周炎)の可能性があります。若年性歯周炎は、若い方でも歯を失う事が多い病気です。

    若年性歯周炎の特徴

    若年性歯周炎に特徴をまとめると次のようになります。
    ・ 30代以下の若い年齢で発症する
    ・ 歯槽骨の吸収スピードが速い(重症化しやすい)
    ・ 一般的な歯周病の治療では回復しない事が多い
    ・ 家族が同じように発症する事がある
    ・ 一定の部位(歯)に対して発症する事がある

    このような特徴に当てはまる場合には、若年性歯周炎の可能性があります。

    若年性歯周炎の原因

    若年性歯周炎の原因には、「特定の細菌の存在」「遺伝的要因」が考えられます。

    a. 特定の細菌の存在
    若年性歯周炎には、「A.a菌(アグレガチバクター・アクチノミセテムコミタンス菌)」という細菌の存在が関与していると考えられています。

    b. 遺伝的要因
    若年性歯周炎は、遺伝的要因が関与していると考えられており、家族が同じように発症する事があります。

    若年性歯周炎の治療

    若年性歯周炎に罹患した場合には、通常の歯周病治療では、なかなか回復しない事があります。進行がとても早いので、早めに専門医の治療を受ける必要があります。歯ぐきの異常に気がついたら、早めに受診をするようにしましょう。

    まとめ

    歯周病は、若い人でも罹患する病気です。歯が抜けるほど進行する前に、歯周病予防をする事が大切です。10代20代のうちから、定期検診やクリーニングを受ける習慣をつけて、歯周病予防をするようにしましょう。

  • 歯周病はどんな症状が出たら注意? 2018.08.15

  • 歯周病は、歯周病菌の感染によって引き起こされる病気です。歯の周囲組織である歯ぐきや歯を支えている骨(歯槽骨)に炎症が広がり、進行すると歯槽骨が溶けて歯が動くようになります。最悪の場合、歯を支えきれなくなり、歯を失ってしまうこともあります。
    今回は、歯周病はどのような症状が出たら注意すべきなのか、詳しく解説します。

    歯周病の進行と症状

    歯周病は、放っておくとどんどん進行します。歯槽骨が溶けてしまうと、簡単に元には戻りません。基本的には、進行し続けます。
    歯ぐきに、痛みや腫れ・違和感など、何か異常を感じたら、その時点で注意が必要です。早めに対処をすれば、それだけ歯の寿命を延ばす事ができる可能性が高くなります。治療が必要ですので、早めに歯科医院を受診する事が大切です。

    歯周病の進行の程度と、現れる症状については、次に具体的に解説します。

    歯肉炎

    炎症の起こり始めの状態です。炎症は、歯ぐきに限局しています。歯ぐきからの出血や腫れがみられますが、この段階では痛みはありません。歯ブラシ後、口をゆすいだ水に血が混ざっていたり、歯ブラシの毛にうっすらと血が付いている事で気がつく事があります。
    この段階で気がついてケアを行えば、歯ぐきは元の状態に戻ります。

    軽度歯周炎

    歯ぐきの炎症が進み、歯ぐきからの出血や腫れに加えて、歯槽骨の吸収が見られるようになります。歯槽骨の吸収に伴い、歯周ポケットがどんどん深くなるため、歯周病菌が歯周ポケット内に繁殖しやすくなります。早めの治療が必要です。この時点でもまだ痛みはありません。

    中度歯周炎

    歯ぐきの炎症がさらに進み、歯ぐきからの出血や腫れに加えて、歯槽骨の吸収が進み、半分程度とかされた状態になります。硬いものを噛んだ時に痛みが出る事や、歯が浮いたような違和感を感じる事があります。中度歯周病になると、様々な症状が現れてきますが、この時点でも“痛み”が出ていないこともあります。

    重度歯周炎

    炎症がさらに進み、歯槽骨のほどんどが溶けてしまった状態です。歯ぐきからの出血や腫れが大きくなり、膿が出て、強い口臭があります。歯がグラグラと動くようになり、噛んだ時に強い痛みを感じるようになります。この状態になると、残念ながら歯を残せない可能性も高くなります。

    歯周病は痛み無く進行していく

    痛みなどの様々症状が現れてくるのは、歯周病が中度から重度にまで進行した状態になってからです。
    歯周病は、初期の段階では、痛みなどの自覚症状がほとんどありません。自覚症状が少ないため、気がつかずに、いつの間にか病状が進行してしまう事が多いのです。

    歯周病は、日本人の成人の約8割が罹患している、もしくはその予備軍だと言われている病気です。しかし、自分が歯周病だと自覚している人は、8割よりもずっと少ないのが現状です。出血や腫れなどのわずかな症状が出た時点で注意するべきなのです。

    歯周病のセルフチェック

    歯周病の初期からの症状に、早めに気がつくためには、歯周病のセルフチェックを習慣にするのがオススメです。毎日の歯みがき習慣と合わせて、チェックをするようにしましょう。

    歯周病のセルフチェック項目

    セルフチェックできる項目は、次のものが挙げられます。
    ・ 歯ぐきの赤み
    ・ 歯ぐきの腫れ
    ・ 歯が浮いたような感じがする
    ・ 口臭が気になる
    ・ 口の中がネバネバとする
    ・ 歯ぐきが下がってきた
    ・ 噛むと痛みがある
    ・ 歯ぐきから膿が出ている
    ・ 歯がグラグラと動く

    鏡でチェックすると気のポイント

    歯ぐきの赤みや腫れについては、注意して見ないと気がつかない事があります。歯みがき後などに、鏡を見て歯ぐきのチェックをするのが良いでしょう。
    その時に、着目したいのは、歯と歯ぐきの境目部分の辺縁歯ぐきです。健康な歯ぐきは、ピンク色をして、きゅっと引き締まっていますが、炎症があると赤くぶよぶよとします。

    定期検診のすすめ

    セルフチェックだけでは限界があるので、数ヶ月に1度は、定期検診を受けるようにしましょう。定期検診の適切な頻度は、お口の状態によって異なりますが、全く問題がない方でも、半年に1度程度は受診をした方が良いでしょう。
    定期検診と合わせて、クリーニングや歯石除去を受けておくと、歯周病予防に効果的です。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。
    歯周病は初期の段階では、自覚症状が少ないため、歯周病に罹患していることに気がつかない事があります。そのため、痛みなどが起こり、歯周病に罹患している事に気がついた時には、すでに手遅れになってしまっている事もあります。ですから、少しでも歯周病の症状に気がついたら、その時点で早めに受診をするようにしましょう。
    歯ぐきの異常にできるだけ早く気がつき、早めに対処する事が重要です。そのためには、歯ぐきのセルフチェックを習慣的に行い、定期的に歯科医院を受診するようにしましょう。

  • 痛みがないので治療の必要はないように感じるのですが 2018.07.15

  • 「痛くなったら歯医者を受診する」と考えている方が多いですが、痛む前に受診をするのが理想です。特に歯周病は、痛みが出る頃には、かなり病状が進行している事が考えられます。少しでも歯ぐきの異常を感じたら、すぐに受診するべきです。

    歯周病の治療のタイミングは?

    歯周病は、歯ぐきや歯を支える歯槽骨などの歯周組織が、歯周病菌によって破壊されていく病気です。最初は、歯ぐきの腫れや出血などの軽い症状ですが、徐々に進行していく、歯槽骨を溶かしていきます。
    治療のベストなタイミングは、「異常を感じたらできるだけ早く」です。溶けてしまった歯槽骨が自然と元に戻る事はありません。できるだけ早く治療を開始する事で、歯を健康に残せる可能性が高くなります。

    歯周病は痛み無く進行していく

    歯周病は、「サイレントディシーズ」と言われる事があります。「静かなる病気」という意味です。まさにそのとおりで、歯周病は、痛みなどの自覚症状がほとんど無いまま静かに進行していきます。
    そのため、気がついた時には、重度にまで進行している事がよくあります。場合によっては、歯を残せないほど進行している事もあります。歯周病は、できるだけ早く気がつき、治療を開始する事が大切なのです。

    歯周病を放置するとどうなるか

    歯周病は放置すると、どんどん進行していきます。放置しても治る事はありません。歯周病の進行と症状を順にみていきましょう。

    歯肉炎

    歯ぐきだけが炎症を起こした状態です。歯槽骨は、まだ影響を受けていません。まだ痛みはありませんが、歯ぐきの腫れや、歯ぐきからの出血が見られるようになります。歯磨きをした時に、ブラシに血が滲んでいたり、口から吐き出した水に血液が含まれているなどして気がつく事があります。

    軽度歯周炎

    炎症は、歯ぐきだけでなく、歯槽骨にも広がってきます。腫れは大きくなり、出血もみられます。まだ、この段階では痛みはありません。歯槽骨の吸収に伴い、歯周ポケットが形成されるようになり、歯周菌がどんどん増加していきます。この段階で気がついて、早期に治療を開始すれば、比較的予後も良く、進行を止める事が可能です。

    中等度歯周炎

    炎症が更に進行し、歯槽骨の半分程度が溶かされた状態です。歯ぐきの腫れや出血は大きくなり、膿が出始め、口臭が強くなってきます。歯が浮いたような違和感があり、歯がグラグラと動揺し始めます。噛んだ時に痛みが出る事りますが、この段階になっても、まだ痛みが無い事もあります。

    重度歯周炎

    歯槽骨のほとんどが溶かされた状態です。歯はグラグラと動くようになり、痛くて物が噛めないようになってきます。ここまでいくと、歯を残せない事もあります。

    歯周病予防を始めましょう

    ここまで、歯周病がどのように進行していくのかを解説していきました。歯周病は、“できるだけ早く”治療をする事が大切です。歯周病により溶かされてしまった歯槽骨は、元には戻りません。歯周病から歯を守るために、日頃から歯周病予防を行いましょう。
    歯周病予防では、歯科医院で行うプロフェッショナルケアと、自宅で、自分で行うセルフケアの両方が大切です。それぞれについて詳しく解説します。

    プロフェッショナルケア

    歯周病予防のためのプロフェッショナルケアには、歯周病検査と歯石除去・PMTC・ブラッシング指導があります。

    ・ 歯周病検査と歯石除去
    まず、歯ぐきの状態を知るために、歯周病検査を行います。歯と歯ぐきの間部分の“歯周ポケット”の深さや、出血の状態を調べます。これにより歯槽骨の状態、歯石の有無、歯周病の進行状態がわかります。必要であれば、レントゲン撮影を行い、歯槽骨の状態を調べます。歯石がある場合には、歯石除去を行います。

    ・ PMTC
    PMTCとは、「プロフェッショナル・メカニカル・クリーニング」の略で、歯科医院で、歯科衛生士が専門の器具を使って行う、歯面のクリーニングの事です。
    普段、自分ではみがききれない部分の汚れを除去する事ができるので、歯周病の予防に効果的です。

    ・ ブラッシング指導
    歯科医院で、いくら歯をキレイにしても、自宅でのブラッシングが不十分では意味がありません。自宅でも効果的な歯みがきができるよう、患者さんそれぞれに合った歯みがき方法を指導します。

    セルフケア

    毎日の清掃習慣や生活習慣が影響する病気です。歯科医院で行うプロケアと同じように、自宅で行うセルフケアも重要です。セルフケアは、主に毎日の歯みがきです。自分に合った方法で、確実にお口のプラークを除去する事が大切です。歯ブラシだけで無く、歯間ブラシやデンタルフロスなどの歯間清掃用具も使い、丁寧に歯みがきを行いましょう。
    できれば、歯科医院のブラッシング指導を受けていただき、自分に合った歯みがき方法を習得するのが良いでしょう。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。歯周病は、痛みが出る前に受診をするのが理想的です。痛みが出てからでは、歯周病がかなり進行してしまっている事もあります。少しでも歯ぐきに異常を感じたら、早めに受診をするようにしましょう。
    また、歯周病になる前に、歯周病予防をする事もとても大切です。歯科医院で、「歯周病検査」「歯石除去」「PMTC」「ブラッシング指導」を定期的に受けていただき、自宅での歯みがきを丁寧にするようにしましょう。

  • 歯が動いたような、浮いたような感じがします。原因と 2018.06.01

  • 歯が動いたような、浮いたような感じがする場合には、歯の周囲の組織である「歯根膜」に炎症を起こしている可能性があります。考えられる原因とその対処法について詳しく解説したいと思います。

    歯根膜炎によるもの

    歯根膜とは、歯根と歯を支えている骨(歯槽骨)との間にある薄い膜の事を指します。歯と歯槽骨を繋ぐ役割や、噛んだ時に、硬さや柔らかさを判断し、歯に伝わる力を調整する役割があります。
    その歯根膜が、何らかの原因により炎症を起こすと、「歯が動いたような、浮いたような感じがする」といった症状が出ます。

    歯根膜炎を引き起こす原因

    歯根膜炎を引き起こす原因は、大きく分けると2種類あります。細菌の感染のより歯根膜が炎症を起こしている「感染性歯根膜炎」、歯に強い力が加わるなどして歯根膜が炎症を起こしている「非感染性歯根膜炎」で

    感染性歯根膜炎

    ・ 歯周病からの炎症
    歯周病が進行すると、歯根膜や歯槽骨に炎症が広がります。「歯が動いたような、浮いたような感じがする」といった歯根膜炎の症状がある場合には、歯周病はある程度進行した状態である可能性が高くなります。

    歯周病は、成人の約8割が罹患しているか、もしくはその予備軍だと言われています。しかし、自分が歯周病である事を自覚している人は少なく、歯根膜炎になって、はじめて歯周病に気がつくという人もいます。
    歯周病は、放置すると、歯の周囲の組織はどんどん破壊されます。最終的に、歯槽骨の大部分が溶かされると、歯は抜け落ちてしまいます。歯根膜炎の症状に気がついたら、できるだけ早く受診するようにしましょう。

    ・ 虫歯からの炎症
    虫歯になっている歯がある場合、虫歯菌が歯根膜に感染する事により、歯根膜炎を起こす事があります。虫歯が進行して大きく穴が開いている場合や、過去に治療した歯の被せ物の下が虫歯菌に侵されている場合があります。虫歯による歯根膜炎は、激しい痛みも伴う事があります。

    ・ 歯の神経の治療後
    歯の神経の治療で歯根膜に刺激を与えた事が原因で、治療後に痛みが出る場合があります。歯の神経の治療をする際は、歯の先端まで器具を入れる必要があるため、歯根膜に刺激が伝わってしまう事があります。
    ほとんどは、2〜3日で痛みは治まりますが、なかなか治まらない場合には、歯の神経を取り残している可能性もあります。歯の神経は複雑な形をしている場合があり、神経を取り残してしまうようなケースも多いので、早めに受診をして、再治療を行う必要があります。

    非感染性歯根膜炎

    ・ 噛み合わせが一部だけ高くなっている
    噛み合わせが一部だけ高くなっていると、その歯に強く力が加わるようになり、歯根膜に炎症が起きます。新しい被せものを入れた直後など、まだ噛み合わせがしっかり合っていない事があるので、注意が必要です。

    ・ 歯ぎしりや食いしばり
    歯ぎしりや食いしばりにより、歯に過度な力が継続的に加わると、歯根膜炎が起こります。

    歯根膜炎の対処法

    感染性歯根膜炎の対処法

    虫歯菌や歯周病菌の感染が原因となっている場合、歯の神経付近まで感染が拡大している事があります。感染して壊死した歯髄を取り除き、根管内をきれいに消毒する処置を行うのが基本です。
    歯周病がある場合には、同時に歯周病の治療も行います。歯周病が進行しないように、歯石や歯垢を取り除き、定期的なクリーニングを行います。

    非感染性歯根膜炎の対処法

    噛み合わせが合っていない場合には、歯を少し削って、左右均等に噛めるように噛み合わせを調整します。また、歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合には、寝ている間、無意識に歯を酷使するのを防ぐため、ナイトガード(就寝時に装着するマウスピース)を作ってはめる治療もおすすめです。

    受診までの間注意すること

    「歯が動いたような、浮いたような感じ」がする場合には、できるだけ早めに歯科医院を受診するのが望ましいです。しかし、お仕事の都合など、どうしてもすぐに受診できない場合には、歯根膜炎を起こしている歯をできるだけ使わないようにする事が大切です。ガム等、強く噛む心配のある飲食物は控えましょう。痛みが出ている場合には、応急的に市販の薬を飲むのも有効です。薬を飲む場合は、用法用量をしっかり守りましょう。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。歯が動いたような、浮いたような感じがする場合は、「歯根膜炎」を起こしている可能性があります。歯根膜炎は、虫歯や歯周病によって引き起こされている場合や、歯に強い力が加わって引き起こされている場合があります。
    歯周病が原因の場合は、既に歯周病がある程度進行している可能性があります。そのまま放置すると、どんどん歯周病は進行してしまいます。重度にまで進行すると、歯は使えなくなってしまいますので、歯を長く健康に保つためには、早めの治療が大切です。できるだけ早く受診をするようにしましょう。

  • 歯周病は母子感染する? 2018.05.01

  • 歯周病は、歯周病菌が感染する事によって起こる病気です。歯周病菌は唾液の中に含まれているので、唾液に触れる機会があれば、人から人に歯周病菌が感染する可能性があります。今回は、歯周病は母子感染するのか、について詳しく解説していきたいと思います。

    歯周病はどのように人から人に感染するのか

    歯周病は、歯周病菌による感染症で、人から人に感染する可能性があります。歯周病菌は、歯面に付着するだけでなく、唾液の中にも存在するので、唾液は感染経路になります。

    キスなどのスキンシップや、食器の共用、食べ物の口移しなどの唾液を介する行為は、歯周病菌の感染経路になります。「食べ物の口移し」というと、そんな事はほとんどしないのでは、と感じる人も居るかもしれませんが、一昔前までは、子供の離乳食に大人が噛み砕いた物をあげていた事があるようです。現在の祖父母世代の方は、そのような事をしてしまう事があるかもしれません。大人が使っているお箸やスプーンで、子供に食べさせるのも控えるようにしましょう。

    母子感染とは

    「母子感染」という言葉は、主に母親から子供に細菌が感染する時に使われます。母親は、子供にとって一番身近な存在であるため、母子間で細菌が感染する確率が高い事から、しばしば“母子感染”が問題になります。しかし、母親でない周囲の大人から歯周病菌が感染する可能性も十分にあります。一緒に住んでいる父親、祖父母などからの感染も注意したい所です。

    歯周病を発症しない環境づくり

    ここ知っておいて欲しいのは、感染する可能性があるのは「歯周病菌」であって「歯周病」では無いという事です。歯周病菌が感染するだけでは、歯周病は発症しません。
    歯周病菌が感染しても、丁寧な歯みがきや定期検診・クリーニングにより、お口の中がコントロールできていれば、歯周病を発症する事はありません。
    子供の場合には、自分で行う歯みがきでは、汚れを除去しきれませんので、必ず毎日仕上げみがきを行うようにしましょう。

    子供でも歯周病は発症するのか

    「歯周病」は、進行すると歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。“歯が抜け落ちる”というイメージから、高齢の方が罹患するイメージがありますが、そんな事はありません。
    歯周病は、成人の約8割が罹患している、もしくはその予備軍だと言われています。子供でも歯周病にかかる事はあり得ます。小学生で歯が抜け落ちるほどまで進行する事はありませんが、歯周病の初期段階である「歯肉炎」になってしまう可能性があるのです。
    子供のうちから歯肉炎の状態が続くと、成人してから早い段階で、歯周病が進行してしまう可能性が高くなるでしょう。

    歯周病菌を子供に感染させないために

    子供への歯周病菌の感染を恐れて、過剰に神経質になる必要はありません。親子の大切なスキンシップやコミュニケーションまで出来なくなってしまうのは良くありません。スキンシップや食器の共用などに気をつける事は大切ですが、母親や周りの大人が、歯周病菌が少ないお口の環境を保つ事も大切です。次にあげる項目に注意して、お口の環境を保つようにしましょう。

    定期検診を受ける

    歯周病は、初期の段階では、痛みなどの自覚症状が少ないという特徴があります。そのため、歯周病に罹患していても、自分では気がついていない場合もあります。定期検診をしっかり受け、歯周病の早期発見と早期治療に努めましょう。

    歯周病がある場合は治療をする

    歯周病に罹患していた場合には、しっかりと治療を行い、歯周病の進行を抑え、歯周病菌をコントロールできる状態にしましょう。

    毎日の丁寧な歯みがき

    歯みがきは、歯周病予防の基本です。歯ブラシでの歯みがきに加えて、歯間ブラシやデンタルフロスを使い、歯と歯の間も丁寧にみがきましょう。

    定期的な歯石除去とクリーニング

    歯石が付着したままになっていると、歯周病菌の温床になります。歯石は、歯ブラシで除去する事ができないので、歯科医院で歯石除去をうける必要があります。また、普段の歯みがきだけでは除去しきれない汚れは、PMTC等のクリーニングで定期的に除去するのが効果的です。

    虫歯菌の母子感染にも注意!

    歯周病と並び、お口の中の二大疾患である「虫歯」も母子感染する可能性があります。虫歯の原因菌は虫歯菌です。虫歯菌も唾液の中に含まれているので、唾液を介する行為で、虫歯菌は人から人へ感染します。つまり歯周病菌と同じように感染するという事です。
    虫歯は、子供に発生しやすい病気ですので、虫歯菌に多く感染してしまうと、虫歯ができてしまうリスクが高くなります。
    歯周病菌の感染と虫歯菌の感染は、合わせて予防できます。できるだけ感染しないよう注意し、感染しても発症しない、そして感染させない口腔環境づくりを行いましょう。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。歯周病菌は、人から人へ感染します。一緒に居る事の多い母子間では、特に感染しやすくなります。キスなどのスキンシップや、食器の共用、食べ物の口移しなどの唾液を介する行為は、歯周病菌の感染経路となります。感染しないように注意すると共に、歯周病菌に感染しても、歯周病を発症しない口腔環境を作る事が大切です。
    また、母親や周りの大人が、歯周病菌が少ないお口の環境を保ち、感染のリスクを減らす事も大切です。定期検診・クリーニングを受け、毎日の丁寧な歯みがきを徹底し、歯周病がある場合にはきちんと治療を行うようにしましょう。

  • 恋人とのキスで歯周病は感染する? 2018.04.27

  • 歯周病は、歯周病菌による感染症です。歯周病菌は、歯に付着するだけでなく、唾液の中にも含まれていますので、恋人とのキスで歯周病が感染する事もありえます。もちろん夫婦や家族でも同じです。
    恋人同士や家族間で、歯周病の感染を防ぐためにはどのようにしたら良いのでしょうか。詳しく解説していきたいと思います。

    キスで歯周病に感染するのか

    冒頭でも触れたように、キスで歯周病が感染する可能性はあります。
    ただし、キスで感染するのは、唾液の中に含まれている「歯周病菌」です。「歯周病」そのものがうつるわけではありません。
    歯周病菌が感染したからといって、必ずしも歯周病を発症するとは限りませんが、発症するリスクは高くなります。
    実際、パートナーと揃って歯科医院を受診した方のお口の中を拝見すると、同じような歯周病の状態になっているという事は、よくあります。

    キスだけでなく、唾液を交える行為は、歯周病菌が感染するリスクがあります。キスなどのスキンシップだけでなく、食器の共用なども感染の原因になります。

    歯周病菌の感染を防ぐためのポイント

    キスなどのスキンシップを避ける事で、歯周病菌の感染を防ぐ事ができますが、恋人同士であれば、スキンシップは当たり前の事なので、完全に防ぐ事は現実的に難しいでしょう。食器の共用をしない、というのも無理があります。
    ですから、唾液を交える行為を避けるのでは無く、歯周病菌が感染しても、歯周病を発症しないお口の環境を作る事が大切です。
    歯周病の感染を防ぐためのポイントをまとめると次のようになります。

    毎日の丁寧な歯みがき

    毎日の丁寧な歯みがきは、歯周病予防の基本となります。仮に、歯周病菌がお口の中に感染したとしても、歯面に付着したままにならなければ悪さはしません。特に、歯と歯ぐきの境目部分に歯周病菌が付着しやすいので、丁寧に歯みがきをするようにしましょう。
    歯と歯の間部分は、歯間ブラシやデンタルフロスを使用するようにしましょう。

    歯科医院の定期検診を受ける

    歯科医院の定期検診を受け、歯周病の早期発見に努めましょう。歯周病は、初期の段階では、痛み等の自覚症状がほとんどありません。自分では気がつかないまま進行していくのです。
    歯周病の進行により、溶けてしまった歯槽骨は、元の状態には戻りません。歯周病が進行する前に、初期の状態で気がつく事で、早めに治療を開始し、歯周病が進行するのを予防する事ができます。

    定期的に歯石除去/クリーニングを受ける

    歯に付着した細菌の集まりである「歯垢」は、時間が経つと石灰化して硬い「歯石」になります。歯石は、歯に強固に付着するので、歯みがきでは除去する事ができません。放置しておくと歯周病菌が繁殖しやすくなるので、定期的に歯石除去を受ける必要があります。
    また、毎日の歯みがきだけで除去しきれない汚れは、定期的に歯科医院でPMTC等、クリーニングを受けるようにすると良いでしょう。

    歯周病の治療を行う

    歯周病に罹患している事がわかっている場合は、早めに治療を開始するようにし、歯周病の治療に努めましょう。歯周病が進行しない状態になるまできちんと治療を行う事で、お口の中の歯周病菌は減少し、パートナーに歯周病菌が感染するリスクを減らします。
    それから、自分が歯周病に罹患している場合には、パートナーも罹患している可能性が高くなります。歯周病に罹患している事がわかったら、できるだけ早めにパートナーにも受診をするように勧めましょう。

    スキンシップは無理に控える必要は無い

    歯周病菌の感染に神経質になりすぎる必要はありません。恋人とのスキンシップを過度に控える事は、恋人との関係も悪化しかねません。
    それよりも、一緒に歯科医院の定期検診に行くなど、自分と相手のお口の健康を守るために、お互いに歯周病予防の意識を高められると良いですね。

    虫歯も感染するのか?

    歯周病と並び、お口の中の二大疾患である「虫歯」も、恋人とのキスで感染する可能性あります。正確には、唾液の中に含まれている「虫歯菌」が感染し、虫歯になるリスクが高くなるのです。
    「歯周病菌の感染を防ぐためのポイント」は、虫歯菌の感染を防ぐ事にもなりますので、合わせて虫歯の予防も行っていくのが良いですね。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。恋人とのキスで「歯周病菌」が感染する可能性があり、それにより「歯周病」を発症するリスクが高くなる、という事がお分かりいただけましたでしょうか。
    最後に、歯周病菌の感染を防ぐためのポイントをまとめて紹介したいと思います。

    <歯周病菌の感染を防ぐためのポイント>

    • 毎日の丁寧な歯みがき
    • 歯科医院の定期検診を受ける
    • 定期的に歯石除去/クリーニングを受ける
    • 歯周病の治療を行う
    • スキンシップは無理に控える必要は無い

    このように、歯周病菌の感染を防ぐため、歯周病菌が感染しても歯周病を発症しないお口の環境を作る事は、自分のお口の中を守るだけで無く、大切な人に歯周病菌をうつさないための行為でもあります。お互いに自分と相手の歯の健康を守っていきましょう!

  • 新しいマウスピース矯正システム【IGO】 2018.04.07

  • 菊地歯科医院院長の菊地健太郎です。
    今回、マウスピース矯正のインビザラインに新しいシステムができました。名前は「iGO」です。イゴではなくアイゴーといいます。

    当院ではいち早く導入しましたので、ご紹介いたします。

    対象となるケース

    どのような患者さんが対象かというと、上下前歯の軽度な歯並びが悪い患者さん、前歯の一部だけが歯が傾いている、あるいは前歯真ん中が空いているなど、いわゆる軽度な歯並びの治療に用いられます。

    これまで以上に“早く”、“気軽に”

    最も大きなメリットは、iPadの専用アプリを使い、お口をいくつか撮影をすると治療に適しているかどうかを自動で判別してくれます。ごく短時間で仮診断が可能ですので、これまで以上にお気軽に歯並びのご相談へお越しいただけるようになります。

    治療の流れ

    治療の流れは以下のようになります。

    iPadでお顔とお口の中の写真を撮ります。10~30分ほどで簡易検査が終わります。
    治療のご希望があればi-Teroというスキャナー(光学印象の機械)でお口の中の精密検査を行います。
    クリンチェックというパソコン上で歯の移動のシミュレーションを行い診断します。
    アライナーというマウスピースが完成し治療開始です。

    治療期間について

    対象となる症例が比較的軽度のケースであることも要因ですが、iGOの治療期間はおよそ4~6か月です。ワイヤーを使わないので目立たず、短期間で治療を完了することができます。

    「ちょっとだけ気になっていた」
    「相談するほどでも無いと思っていた」

    など、これまで歯並びについて相談する機会がなかった方にはお役に立てると思います。
    ご興味がありましたらお気軽にご相談ください。

  • 虫歯だらけで歯医者さんに怒られる気がしてなかなかい 2018.03.16

  • 虫歯を長いこと放置してしまっている方の中には、「怒られるのでないか」と心配になり、歯医者に行く事を躊躇している方もいるかもしれません。しかし、よく考えてみましょう。確かに叱られる事はあるかもしれませんが、それは患者さんのためを思っての事です。虫歯を放置するとどうなるのか、またできるだけ早く受診した方が良い理由とは何か、解説していきたいと思います。

    虫歯を放置するとどうなるのか

    一度虫歯になってしまうと、放置して自然に治る事はありません。必ず治療が必要になります。治療が遅くなればなるほど、歯を失う可能性もでてきます。放置した分だけ、歯の寿命は縮めてしまう事になります。虫歯を放置した場合の、虫歯の進行をまとめる次のようになります。

    •C1 歯のエナメル質の虫歯
    歯のエナメル質に小さな穴が開いた状態で、ほとんど痛みはありません。まれに冷たいものが凍みる事があります。この時点で虫歯に気がつく事ができれば、虫歯部分を削って、代わりの人工物を詰めるだけの簡単な治療で済みます。

    •C2 歯の象牙質まで進行した虫歯
    C1の状態を放置すると、エナメル質の下の象牙質にまで虫歯が広がります。象牙質は歯の神経に刺激を伝えるので、冷たいものが凍みるようになり、痛む事もあります。虫歯部分を削り取り、型取りをとって、次回詰め物を入れるという治療が一般的です。

    •C3 歯の神経にまで達した虫歯
    C2の状態を放置すると、虫歯は歯の神経にまで到達してきます。何もしていなくても、歯がズキズキと痛むようになります。ここまで進行すると、歯の神経を取る治療を行わなくてはなりません。歯の神経を除去し、歯根内部がきれいになるまで根の消毒を繰り返した後、最終的な薬を詰め、土台を入れて、被せ物を装着する治療になります。治療には時間がかかり、最低でも5回かかります。

    •C4 歯の大部分を失い、歯の根だけが残されている状態
    ここまで進行すると、歯の神経は完全に死んでしまい、痛みは無くなります。しかし、痛みが無くなった後、放置し続けると、全身の健康まで害するような深刻な事態になる事があります。次にあげるのは、虫歯が歯だけでなく、周囲の他の部位にまで炎症が広がった症状です。

    上顎洞炎

    上顎洞という、奥歯の上方あたりに位置している空洞に炎症が広がった状態です。上の奥歯の根と上顎洞は近い位置にあるので、上の奥歯の虫歯を放置し、歯の根の先に溜まった膿が、上顎洞に流れ出てしまう事で起こります。大きく顔が腫れてしまったり、顔全体に強い痛みが出る事があります。

    骨髄炎

    歯の根の先から広がった炎症が、顎の骨にまで波及した状態です。強い痛みだけでなく、発熱や寒気、嘔吐などの症状が現われます。治療には、入院が必要になる場合もある深刻な状態です。

    心筋梗塞・脳梗塞

    虫歯の細菌が、血液の中に入り込み、全身に広がると、心筋梗塞や脳梗塞といった深刻な病気を招く事があります。特に免疫力が低下している方、高齢の方は注意が必要です。

    できるだけ早く受診した方が良い理由

    虫歯を放置すると、徐々に進行していく事がおわかりいただけたと思います。良くなる事はありません。できるだけ早く受診をし、治療を開始する事をおすすめします。

    簡単な治療で終わらせる事ができ、治療期間が短くなる

    虫歯は進行状態が軽いほど、簡単な治療で終わらせる事ができます。例えば、虫歯がまだエナメル質に限局しているC1の虫歯の場合は、虫歯部分を削って、穴に人工樹脂を詰めるだけの治療で済みますので、1日で治療を終わらせる事ができます。一方、虫歯が神経にまで達したC3の虫歯の場合には、神経の除去から被せ物の装着まで最低でも5回の通院が必要となります。
    虫歯を放置しつづけて、歯の根の先に膿が溜まってしまった場合や、顎の骨にまで炎症が波及してしまった場合には、治療に数ヶ月から1年程度かかる事もあります。できるだけ早い段階で治療を開始する事で、治療を早く終わらせる事ができます。

    治療費用が安く抑えられる

    できるだけ早い段階で治療を開始する事で、簡単な治療で済ませる事ができるため、必然的に治療費用も安く抑えられます。

    歯医者さんへかかる時のポイント

    虫歯だらけの状態で、久しぶりに歯医者さんに行くというのは、とても緊張する事だと思います。受診する時のポイントを抑えておきましょう。

    •電話予約
    歯科医院は、基本的に予約制となります。自分の治療時間をしっかり確保してもらうためでもありますので、きちんと事前に電話予約をしておきましょう。この際、あらかじめ、虫歯をたくさん放置してしまっている事を伝えておくと、歯医者さんもそのつもりで診てくれるので、安心です。

    •受診前に歯みがきをする
    受診前に、歯を清潔にしておくのは、マナーです。歯が汚れだらけでは、歯を大切にする気が無いと思われてしまっても仕方ありません。たくさんの虫歯を放置してしまった事は仕方ありませんが、受診前の歯みがきは丁寧にしておくようにしましょう。

    まとめ

    受診時に、「こうなる前にもっと早く受診しましょうね」と注意される事はあるかもしれませんが、あなたのためを思っての事です。「怒られるから」というような事で、受診をしないのは少々無謀な事です。怒られるかどうか、では無く、自分の歯にとって何が大切か、というのを今一度考えてみましょう。早めに受診をして、早く健康な歯を取り戻せると良いですね。

  • インビザライン治療に必須な口腔内3Dスキャナー「i 2018.02.17

  • これで患者さんへの負担もかなり少なくなります!

    iTeroスキャニングシステムとは口腔内の状態を直接コンピューターに取り込むことが可能な世界で最新鋭の3Dスキャニング装置です。

    従来のインビザラインのアライナー(透明なマウスピース矯正装置)作製は、口の中をシリコン製の印象材で直接歯型を採り装置を作成しますが、iTeroを用いた場合は、シリコン製の独特な臭いに匂いや、シリコンが硬化するまでの時間などを気にする必要がなく、より精度の高い歯型を採ることができます。歯型を採ることが苦手な患者さんにとっては、とても楽な方法です。

    スキャニングの結果はその場ですぐに確認することができるので、シリコン印象のように再度歯型を採りなおさなければならい場合に再度通院する必要がありません。

    インビザラインの矯正治療が開始されるまでの期間もiTeroを使用した場合、約10~12日間短縮されます。

    矯正相談は無料で行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。