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  • セルフホワイトニングサロンって何?歯医者さんのホワ 2019.05.17 NEW

  • こんにちは。蒲田駅前の菊地歯科医院です。

    最近、セルフホワイトニングサロンが増えてまいりました。セルフホワイトニングサロンと歯科医院のホワイトニングは何が違うのか?を患者様から質問されることが増えました。

    実際にどのような違いやリスクがあるのか、少し調べてみました。

    セルフホワイトニングサロンとは

    その名の通りに患者様(サロンだとお客様?)が店員さんから説明を受け、ご自身でホワイトニング行うサロンです。基本的にホワイトニングは法律で歯科医師もしくは歯科衛生士以外は行うことができないため、施術の部分をご本人自らが行うようで、いわば「場所貸し」のようなシステムとなります。

    お店としては、人件費を抑えることで費用を安くできるというメリットを宣伝しているようです。しかしながら、ホワイトニングには特別な強い薬剤を使用し「歯の色素を漂白する」ことになるため、歯科医師の診断が必要となります。つまりホワイトニングサロンでは、歯科医師の診断が必要のない「薬剤の濃度が低い」ものを使用することになるようです。

    LEDライトなどを使うところは、歯科医院で行うホワイトニングと変わらないように見えますが……。やはり違いがありました。

    ホワイトニングは、歯の状態によって「知覚過敏」などのリスクもあるので、ご自身の歯を守る意味でもしっかり診察して施術されることをお勧めします。なにかあってからでは取り返しがつきません、ご自身の健康をしっかり守りましょう。

    次回はホワイトニングの時にどんな歯が白くなり、どんな歯が白くなりにくいか。あるいは、どんな歯をホワイトニングできないか!してはいけないか!についてお伝えいたします。

  • むし歯になってしまう口の中の変化とは 2019.05.15 NEW

  • こんにちは。蒲田駅前の菊地歯科医院です。

    当院には、毎日のように「むし歯の治療」に患者様が来院されます。歯科医師としては、症状が起こる前に予防で健康を守りたいと強く願っておりますが…

    TVや多くのメディアが「予防歯科」について情報発信していますが、むし歯は防げる病気であること、そしてそもそもむし歯って、どのようにして起こってしまうか、口の中でどんな変化があってむし歯になるのか皆さんはご存知でしょうか?

    食べた後に歯みがきしていれば十分?磨いたつもりで食べかすが残っている?などケアが不足しがちになってしまうことも良くお聞きすることです。「どうやったらむし歯にならないのだ」を知ってケアするのと、がむしゃらに歯みがきするのとでは、結果に天と地ほどの差があるのです。

    では、むし歯になってしまう口の中では、どんなことが起こっているのでしょうか?そのメカニズムを知って、毎日のケアに活用してください。

    歯の再石灰化とは

    皆さん、「再石灰化」という言葉を聞いたことありますね?コマーシャルや薬局などで、よく目にしたり耳に入ってくるアレです。「再」ということは、に注目してみてください。つまり、「石灰」が再び歯に戻る自然治癒のことが再石灰化なのです。

    ということは、歯の「石灰」成分が溶け出しているということです。これを歯科の専門用語で「脱灰(だっかい)」と呼ぶ症状です。

    食事をすると「脱灰」し、歯みがきやケアすることで再石灰化が促進されるサイクルです。毎日、毎食、そう「飲食するごと」にこの繰り返しなのです。

    口の中には無数の、そして皆さんの想像以上の菌が活動しています。脱灰は、食べカスをエサにしが菌が、活動を活発化する過程で毒素を出しその毒素によって口の中が酸性に偏ることで、歯の成分であるカルシウムとリンが溶け出す症状を言います。

    そのため、菌が活動する原因となる食べカスを取り除くことで人間の自然治癒力によって、酸性が解消し再石灰化が進みます。

    でもここで大きな注意があります!

    脱灰している時間が長かったり、再石灰化に必要な時間が足りなかったりするとこの自然治癒のバランスを崩してしまい、脱灰が進行しむし歯になります。
    ※要は「口の中が汚れている時間が多い」「歯みがきしてからすぐ食べる」などです。

    脱灰こそ常に口の中で起こっており、これ自体を防ぐことはできませんが他の歯に比べ一部分だけ白く変色しているところが「脱灰」している部分です。

    これが再石灰化されず進行してしまうと、黒い点のような「むし歯」になります。むし歯まで進行してしまうと、再石灰化では自然治癒することはなく進行を食い止めるか、深くなってしまったら削って治すことになります。

    まとめ

    簡単におさらいしますね。

    口の中の菌が「食べカス」をエサにして毒素を出しその毒素により口の中が酸性となり、歯の成分が溶け出してしまう。でも、歯みがきなどで口の中をキレイにすることで、自然治癒にて酸性が解消され再石灰化が進み溶け出した成分が戻る。でも、このサイクルが崩れたり、脱灰の時間が多くなると再石灰化が追い付かなくなり、「むし歯」へと進んでいってしまう。ということです。

    では、歯みがきしてキレイになれば、再石灰化でむし歯にならないよね?と思ってしまいますよね。残念ながら、むし歯になってしまうメカニズムはもっと奥が深いのです…

    口の中で起こっている脱灰と再石灰化のサイクルは皆さん同じなのですが、個人差のある「口腔内の菌の数」が、歯みがきとの関係性に大きく影響しています。また、歯みがきにもそれぞれ個人ごとにクセがあり、いつも同じ磨き残しがあるために「なんで歯みがきしているのにむし歯になるの…」となるのです。

    次回はこのあたりも詳しくお伝えしていきます!

  • 乳歯はいずれ抜けるのですから、そこまで虫歯に注意す 2019.05.01 NEW

  • 乳歯は、いずれ抜けるものですが、「虫歯に注意しなくて良い」というわけではありません。
    乳歯の虫歯は、子供の口腔機能の発達や、後に生えてくる永久歯にも、悪影響を与えます。
    乳歯のうちから、虫歯にしないように注意することが大切なのです。
    今回は、乳歯の虫歯によって起こる悪影響について解説した後、乳歯の虫歯の特徴・乳歯の虫歯予防のポイントについて、解説します。

    乳歯の虫歯によって起こる悪影響

    乳歯はいずれ永久歯に生え変わりますが、虫歯にして良いわけではありません。乳歯の虫歯を放置すると、子供の歯とお口の健康な発育を妨げます。
    具体的に起こる悪影響は次のとおりです。
    ・乳歯の下にある永久歯の質が悪くなる
    ・永久歯の歯並びが悪くなる
    ・正常な咀嚼運動の発達を妨げる
    ・正しい発音を妨げる
    それぞれについて、詳しく解説します。

    乳歯の下にある永久歯の質が悪くなる

    虫歯が進行して、乳歯の根の先に方まで広がってしまうと、乳歯の下で生える準備をしている永久歯の質が悪くなります。
    変色を起こす事や、歯が脆くなり虫歯になりやすい質になる事があります。

    永久歯の歯並びが悪くなる

    乳歯は、永久歯を正しい位置に導く役割があります。乳歯の虫歯が大きくなってしまい、隙間が大きくなってしまった場合や、抜かざるを得なくなってしまった場合、乳歯から永久歯の交換がうまくいかない事があります。その結果、永久歯の歯並びが悪くなってしまう事があるのです。

    正常な咀嚼運動の発達を妨げる

    「食べ物を噛み切り・噛み砕く動きである」咀嚼運動の習得は、子供の発達にとって、とても重要です。虫歯になると、歯がうまく噛み合わず、正常な咀嚼運動の習得に悪影響が出ます。
    正常な咀嚼運動を身につける事で、栄養素の吸収効率が良くなります。また、顎が発達し、顔の形が整います。

    正しい発音を妨げる

    歯の存在は、発音にも影響します。乳歯の時期は、正しい発音を身につけていく大切な時期でもあります。特に「サ行」や「タ行」は前歯が無いと発音がしにくくなります。乳歯の虫歯を放置してしまい、歯に隙間ができたり、歯を抜かざるをえなくなってしまうと、正しい発音の習得の妨げになります。

    このように、乳歯の虫歯は、子供の歯やお口の健康な発育に悪影響があります。
    乳歯をできるだけ虫歯にしないようにしていく事が大切なのです。

    乳歯の虫歯の特徴

    乳歯の虫歯は、永久歯の虫歯より進行が早く、重症化しやすいので注意が必要です。
    乳歯の虫歯には次の5つの特徴があります。
    ・永久歯よりも虫歯になりやすい
    ・虫歯の進行が早い
    ・虫歯が歯の神経の到達しやすい
    ・虫歯が広範囲に広がりやすい
    ・痛みを感じにくい

    乳歯は、永久歯と比べて柔らかいため、虫歯になりやすく、進行が早いという特徴があります。また、乳歯は、エナメル質と象牙質が薄いため、あっという間に虫歯が神経にまで到達してしまいます。痛覚がまだ発達していないので、痛みを感じにくい場合もあります。虫歯を早めに発見し、できるだけ早く治療をする事が大切です。

    乳歯の虫歯予防方法

    では、乳歯を虫歯から守るためには、どのようにしたら良いのでしょうか。
    虫歯予防の基本は、自宅で行う「ホームケア」と歯科医院で行う「プロケア」です。いくら歯科医院にきちんと通っていても、毎日の自宅でのケアを怠っていては意味がありません。両方を行う事が大切です。

    ホームケア

    ホームケアの基本は、毎日の歯磨きです。乳歯の時期は、まだ本人だけでは上手に磨くことができません。必ず、毎日保護者が仕上げ磨きを行うようにしましょう。
    また、乳歯から永久歯の生え替わり時期は、特に歯磨きが難しくなります。ちょうど小学生の時期になるため、「もう自分でできるだろう」と思いがちですが、必ず歯磨きのチェックをしてあげるようにしてください。

    プロケア

    ホームケアだけで足りない部分は、歯科医院で行うプロケアで補います。
    乳歯の虫歯は、痛みを感じにくく、気がつかないまま急速に進行してしまう事があります
    定期検診を必ず受けるようにしましょう。受診頻度の目安は3か月に1回程度です。
    定期検診と合わせて、歯の質を強くする効果がある「フッ素塗布」や、奥歯の溝を薄く樹脂で埋めて汚れがたまりにくくする「シーラント」を受けるのもおすすめです。

    まとめ

    乳歯はいずれ抜けるからといって虫歯にして良いわけではありません。
    最後に、乳歯の虫歯によって起こる悪影響・乳歯の虫歯の特徴・乳歯の虫歯予防方法についてまとめたいと思います。

    <乳歯の虫歯によって起こる悪影響>
    ・乳歯の下にある永久歯の質が悪くなる
    ・永久歯の歯並びが悪くなる
    ・正常な咀嚼運動の発達を妨げる
    ・正しい発音を妨げる

    <乳歯の虫歯の特徴>
    ・永久歯よりも虫歯になりやすい
    ・虫歯の進行が早い
    ・虫歯が歯の神経の到達しやすい
    ・虫歯が広範囲に広がりやすい
    ・痛みを感じにくい

    <乳歯の虫歯予防のポイント>
    ・ホームケア:毎日の自宅での歯磨き、仕上げ磨き
    ・プロケア:定期検診、フッ素塗布、シーラント

  • 歯並びが悪いのも嫌ですが、矯正装置をつけるのはもっ 2019.04.01

  • 矯正装置をつけるのが嫌な理由は何でしょうか?
    装置が目立つのが嫌という方が多いかもしれません。
    矯正装置は、口を開けた時に装置が目立つというイメージがあるかもしれませんが、最近では目立たない矯正装置も選べるようになっています。
    「装置が目立つのが嫌だ」という理由で、矯正治療を躊躇しているのであれば、目立たない矯正装置を使った治療をおすすめします。
    今回は、目立たない矯正治療・装置について、特徴を詳しく解説します。

    目立たない矯正治療とは

    矯正治療で最も一般的なのは「ブラケット矯正」という治療法で、歯の表面に金属でできたブラケットという固定装置を取り付け、そのブラケットにワイヤーを通して、歯を動かしていくという治療法です。
    ブラケット矯正は、昔からある実績の多い、確実な矯正治療方法ですが、歯の表面にブラケットを取り付けるため、口を開けた時にギラギラと金属が見えてしまうのが難点でした。
    最近は、様々な目立たない矯正治療・装置が選べるようになっているので、矯正装置が目立つのが嫌で治療を躊躇している方には、目立たない矯正装置を使った治療がおすすめです。

    目立たない矯正治療
    ・審美ブラケット矯正
    ・裏側ブラケット矯正
    ・マウスピース矯正
    について、順に解説していきます。

    審美ブラケット矯正

    審美ブラケット矯正とは、従来のブラケット矯正の方法はそのままですが、装置の材料を、金属ではなく樹脂やセラミックなどの目立たない材料に置き換えたものです。
    装置は透明や白色になるので、金属と比べて目立ちません。ただし、全く装置が見えないというわけではありません。
    ワイヤーはどうしても金属製になりますが、白くコーティングされたワイヤーを使う事ができる場合もあります。
    材料の種類によっては、従来のブラケット矯正よりも高額になる場合があります。

    裏側ブラケット矯正

    舌側ブラケット矯正とも言われます。裏側ブラケット矯正は、従来のように歯の表側では無く、裏側にブラケットを取り付ける矯正方法です。装置が歯の裏側くるので、正面からは装置が見えません。周りから矯正をしている事に気付かれない場合もあるほどです。
    歯並びの状態によっては、表側のブラケット矯正よりも治療期間が長くなってしまう事もありますが、裏側ブラケット矯正の方がスムーズに歯が動くケースも存在するので、どちらが良いとは言い切れません。歯並びの状態も考慮した上で、歯科医師と矯正方法を選択しましょう。
    裏側ブラケット矯正は、装置の装着感において多少のデメリットがあるので紹介します。

    <裏側ブラケット矯正のデメリット>
    ・装置が気になる
    歯の裏側で、舌が触れる位置に装置を装着するので、慣れるまで異物感や違和感を感じやすくなります。

    ・発音がしづらくなる
    舌の触れる位置に装置がくるため、舌を動かした時にブラケットに引っかかり、発音がしづらくなる事があります。しばらくすると慣れてきますが、人前に出て話をする仕事をしている方などは注意してください。

    マウスピース矯正

    マウスピース矯正とは、透明の板でできた取り外し式のマウスピースを装着して、歯並びと整えていく矯正方法です。マウスピースは透明なので、目立ちません。
    マウスピース矯正は、矯正完了までいくつかの段階のマウスピースを順番に装着し続けていき、徐々に歯並びを整えて行きます。
    マウスピース矯正の特徴を、メリットとデメリットに分けて解説します。

    (1)マウスピース矯正のメリット

    ・装置が目立たない
    大きなメリットの一つは、装置が目立たないことです。透明のマウスピースでできているので、周囲の人からほとんど気づかれる事がありません。
    人と接することの多い職業の方や、ブラケット装置をつけたくない方におすすめです。

    ・装置を取り外しする事ができる
    マウスピースは、取り外しが可能な矯正装置です。簡単に取り外す事ができるので、食事の時や歯磨きの時もストレスがありません。

    ・身体に優しい
    マウスピース矯正は、全く金属を使っていないので、金属アレルギーの心配がありません。
    お口にずっと入れておいても安心できる身体に優しい装置です。
    装置の凹凸も少ないので、唇や頬などの粘膜に装置が触れて、傷つける心配もありません。

    (2)マウスピース矯正のデメリット

    ・適応できない症例がある
    マウスピース矯正は、残念ながら、全ての症例に対応できるわけではありません。抜歯を伴うような歯の移動距離が大きいような症例や、骨格自体にズレがあるような症例には向いていません。

    ・装着時間を守る必要がある
    マウスピースには、決められた装着時間があります。取り外しが可能だからといって、外している時間が長くなると、思うような効果が現れません。
    決められた装着時間をしっかりと守るよう、自己管理が必要です。基本的には、食事と歯磨きの時以外は、装着しているようにしましょう。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。矯正装置を付けるのが嫌な理由が、「装置が目立つ事」なのであれば、目立たない装置を使った矯正治療方法がおすすめです。
    最後に目立たない矯正方法の種類をまとめます。

    <目立たない矯正方法>
    ・審美ブラケット矯正
    ブラケット矯正の装置の材料を、金属ではなく樹脂やセラミックなどの透明や白色の目立たない材料に置き換えたものです。全く装置が見えないわけではありませんが、目立ちません。

    ・裏側ブラケット矯正
    歯の裏側(舌側)にブラケットを装着させる方法です。正面から見ても、矯正装置は見えません。ブラケットが舌の触れる位置にくるため、慣れるまでは違和感があり、発音がしづらくなる事があります。

    ・マウスピース矯正
    透明な板でできたマウスピースを装着して、歯並びを整える方法です。装置は取り外し可能です。目立たず装着感も良い矯正方法ですが、全ての症例に適応できるわけではありません。

  • むし歯は「進行性」の病気です 2019.03.29

  • こんにちは。

    蒲田駅前の菊地歯科医院です。

     

    花粉症もスギが一段落しましたが、ヒノキの方はまだまだもう少しアレルギーに悩みそうです。

     

    堀ちえみさんの「舌ガン」ニュースから、菊地歯科医院でも、ガン検診のお問い合わせが増えました。

    ガンは進行性の病気で「まだ大丈夫でしょ」と後回しにすると取り返しがつかなくなることもあります。

    このニュースが、患者さんにとってご自身の健康を気にする、そんなきっかけになることも、公表した堀ちえみさんは期待していたのかもしれません。

     

    さて皆さんは、むし歯も「進行性」の病気だと知っていましたか?

     

    そう、つまり「放っておいても治らない」病気なのです。

     

    歯の噛み合わせ面、隣の歯との接点などご自分からは見えにくい部分で進行していることが多いため、知らず知らずに発症し進行している…という経験ありませんか?

     

    食後は必ず歯みがきしてるのに…ということも。

     

    むし歯は、一度発症すると薬で「何もなかった」ように消えてなくなることがありません。

    ※保険外診療にて「溶かす」治療方法はあります。

    一般的には、削って「患部を取り除く」ことで治します。

     

    この「削る」治し方にも色々あり、保険の金属、天然歯に近いセラミックスなど、保険・保険外を含め厚生労働省で認められている治療方法はいくつかあります。

     

    治し方により、再発のリスクも様々です。

    昔に治したのに、金属の詰め物が取れたら中がむし歯になってた…ということ、皆さんも一度は耳にしたことあると思います。

    歯と詰め物の間からむし歯菌が入り込み、歯みがきも届かないので進行する。これが再発のサイクルです。

     

    詰め物や被せものが精密なら、再発のリスクも少ないですよね?

    そのとおりです。

    それとしっかりした歯みがきで、再発のリスクは減らせます。

     

    一度むし歯になると、再発させないために色々とケアする必要があります。

    食生活、歯みがき習慣、歯みがきのクセ、むし歯になりやすい人なりにくい人がいるってホント!?など、むし歯のリスクには個人差があります。

     

    では、どうすればむし歯にならないの?と素朴な疑問ですよね。

     

    次回は、

    むし歯はどうやって発症するの?

    をお届けしたいと思います。

     

  • セラミックのメリットとデメリットをそれぞれ教えてく 2019.03.06

  • セラミックは陶材の一種で、被せ物や詰め物に使われる歯科材料です。
    非常に審美性が高く、天然の歯に近い透明感と色調で、人工歯だと気づかれないほどです。メリットの多いセラミックを使った治療ですが、保険が適用とならないので、治療費が高額になってしまうというデメリットもあります。
    今回は、セラミックのメリットとデメリットについて、それぞれ詳しく解説していきます。

    セラミックのメリット

    セラミックは、審美性の高い歯科材料です。セラミックのメリットには次の点が挙げられます。
    ・審美性が高い
    ・劣化しにくい
    ・金属アレルギーの原因にならない
    ・歯ぐきの着色の原因にならない
    ・表面に汚れがつきにくい
    ・精度が高く二次カリエスになりにくい
    それぞれについて詳しくみて行きましょう。

    審美性が高い

    セラミックの最も大きなメリットと言えます。天然の歯に近い透明感とツヤ・色調を再現できるため、前歯に入れても、自然な仕上がりになります。
    歯の色調や、歯の形状を細かく技工士に指定する事ができるため、ご自分の理想の歯を入れる事ができます。

    劣化しにくい

    セラミックは経年劣化が起こりにくい材料です。時間が経っても、ほとんど変色は見られません。見た目の美しさをずっと維持する事ができます。

    金属アレルギーの原因にならない

    セラミックは、体に優しいし歯科材料です。銀歯のように金属アレルギーの原因にならないので、安心して使用し続ける事ができます。
    金属アレルギーは、金属が触れた部分にだけ起こるわけではありません。お口の中の銀歯の場合には、

    歯ぐきの着色の原因にならない

    銀歯の場合、溶け出した金属イオンが歯ぐきに沈着して、歯ぐきに着色を起こす事がありますが、セラミックはその心配がいりません。

    表面に汚れがつきにくい

    セラミックに表面は非常に滑らかで、表面に汚れがつきにくくなっています。人口歯なので、表面が虫歯になる事はありませんが、歯周病の原因になる事や、口臭の原因になる事があります。一方で、銀歯は表面に細かな傷ができやすく、表面汚れが溜まりやすくなります。

    精度が高く二次カリエスになりにくい

    セラミックは精密に型取りをして作製されるため、天然の歯質と人工部分がぴったりとくっついており、二次カリエス(一度治療をした箇所にできる虫歯)になりにくくなります。
    特に、コンピューターで設計・作製する「CAD/CAM」を使って作るセラミックの補綴物は、精度が高く、ぴったりと歯に合います。

    セラミックのデメリット

    セラミックはメリットの多い材料ですが、デメリットも存在します。メリットとデメリットの両方を理解した上で、希望する治療法を選択する事が大切です。
    セラミックのデメリットは主に次の2点です。
    ・保険が適用されない
    ・強い力が加わると割れてしまう事がある
    それぞれについて詳しく解説します。

    保険が適用されない

    セラミックは、審美性を高めるために行う治療のため、保険が適用されません。全額自己負担の自費治療となるため、保険治療と比べると高額です。
    歯の部位やセラミックの種類にもよりますが、スタンダートなものなら1本あたり8円〜12万円程度が相場です。強度があり審美性にも優れたジルコニアセラミックの場合は10万〜20万円程度とさらに高額になります。

    ・保険が適用されるケース
    一定の条件を満たしている場合、保険が適用されるケースがあるので、紹介しておきます。
    ハイブリッドセラミックという、歯科用プラスチックにセラミックを混ぜた素材を使ったCAD/CAM冠が一部、保険適用になります。ハイブリッドセラミックは、セラミックのみの素材と比べて、多少審美性は劣りますが、銀歯のように目立つ事はありません。
    前から数えて4番目と5番目の歯の被せ物が適用となります。

    強い力が加わると割れてしまう事がある

    セラミックは陶材の一種です。陶器を落とすと割れてしまう事に想像できるように、強い力が加わると割れてしまう事があります。
    噛み合わせが強い奥歯や、歯ぎしり等の癖がある場合には、内側が金属でできたセラミッククラウンや、強度があるジルコニアセラミッククラウンがおすすめです。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。セラミックのメリットとデメリットについて最後にまとめたいと思います。

    <セラミックのメリット>
    ・審美性が高い
    ・劣化しにくい
    ・金属アレルギーの原因にならない
    ・歯ぐきの着色の原因にならない
    ・表面に汚れがつきにくい
    ・精度が高く二次カリエスになりにくい

    <セラミックのデメリット>
    ・保険が適用されない
    ・強い力が加わると割れてしまう事がある

    強度のあるセラミックもあるので、費用が高額な事を除けば、非常にメリットが多い治療だと言えます。
    見た目が良いだけでなく、機能的にも優れており、長期間健康な歯を維持しやすくなっているので、長い目で見て、治療を選択するのも良いのではないでしょうか。

  • 歯医者に行くたびに歯周病と言われます。日常生活で何 2019.02.08

  • 「歯医者に行くたびに歯周病だと言われる」というのは、歯周病が治っていない状態のままである事が考えられます。歯周病は、生活習慣病の一種だと言われています。日常生活の中で、歯周病のリスクを高める習慣があるかもしれません。
    早めに治療を開始すると同時に、歯周病のリスクを高める生活習慣を見直す必要があるでしょう。
    今回は、最初に簡単に歯周病について解説した後、歯周病のリスクを高める生活習慣、リスク要因について解説します。

    歯周病とは

    歯周病とは、歯周病菌による歯周組織の感染症です。
    歯肉・歯槽骨・歯根膜といった歯周組織に炎症を引き起こします。進行すると、歯槽骨は徐々に破壊され、歯がグラグラと動くようになり、最終的に歯は抜け落ちてしまうか、抜歯をしなければいけなくなってしまいます。

    歯周病は多くの人が罹患している国民病

    歯周病は、日本人の成人の8割が罹患している、もしくはその予備軍だと言われています。多くの人が罹患している身近な病気です。しかし、ほとんどの人が、自分が歯周病であることに気がついていません。
    歯周病は、自覚症状が少ない病気なので、気がついた時には、かなり進行してしまっていることがあります。自覚症状が少ない初期の段階から、治療・進行の予防をすることが大切です。
    歯医者に行き、歯周病だと言われているのであれば、できるだけ早く治療を開始し、適切なケアをする必要があります。

    歯周病のリスク要因とは

    歯周病の直接の原因は、「歯周病菌」ですが、歯周病の発症には、様々なリスク要因が関わっています。リスク要因には、「口腔内の環境」や「生活習慣」が挙げられます。
    日常生活の中で改善できる点を見直していくことで、歯周病のリスクを減らすことができます。
    それぞれについて詳しく解説していきましょう。

    口腔内の環境などのリスク要因

    プラークを増殖させたり、歯ぐきの炎症を悪化させる要因に注意が必要です。

    ・歯石
    プラーク(歯垢)を放置すると、唾液の成分によって石灰化して「歯石」となります。歯石自体は、歯周病の原因ではないですが、周囲に歯周病菌が付着・増殖するため、歯周病を悪化させる原因となります。
    歯磨きで除去することはできないので、定期的に歯科医院で歯石除去を受ける必要があります。

    ・歯並びの凸凹
    歯並びが悪く、凸凹になっていると、プラークが溜まりやすくなります。歯磨きをしても汚れを落としにくいので、炎症を起こしやすくなります。

    ・不適合な修復物
    歯に合っていない被せ物や詰め物があると、段差や隙間ができて、汚れが溜まりやすくなり、炎症を起こしやすくなります。

    ・口呼吸
    鼻呼吸が正常な呼吸法です。口で呼吸をすることが癖になっていると、口の中が乾燥し、細菌が増殖しやすくなります。歯ぐきの抵抗力も弱まり、炎症を起こしやすくなります。
    鼻呼吸に戻していけるように習慣づけると共に、鼻炎などの問題がある方は、耳鼻咽喉科の受診も必要です。

    ・歯ぎしりや食いしばりの癖
    歯ぎしりや食いしばりの癖があると、歯周組織に負荷がかかり、歯周病が悪化しやすくなります。マウスピースなどで対応できることもあるので、受診をして状態をみてもらうようにしましょう。

    生活習慣などのリスク要因

    生活習慣によって、歯周病が発症したり、悪化したりすることがわかっています。歯周病の予防・改善には、生活習慣の見直しが必要不可欠です。

    ・喫煙
    喫煙は、歯周病の最大のリスク因子です。タバコには、多くの有害物質が含まれており、歯ぐきに対して、多くの悪影響があります。
    タバコに含まれるニコチンは、歯ぐきの中の血管を収縮させ、一酸化炭素は、歯周組織の酸素欠乏を引き起こします。歯ぐきに栄養が行き渡らなくなり、歯周病菌に対する抵抗力が低下してしまいます。
    また、歯ぐきに炎症を起こしていても、出血が起こりにくいため、気がつかないことがあります。いつの間にか、重度にまで歯周病が進行していることも少なくありません。
    喫煙は、歯周病発症のリスクを高めるだけでなく、治療を続けても、歯周病が治りにくくなります。「タバコを吸っている限り歯周病は治らない」とも言われます。
    歯周病から歯を守るためには、禁煙が必要不可欠です。

    ・ストレスや睡眠不足
    ストレスや睡眠不足などは、体の抵抗力を弱め、歯周病が悪化しやすい状態になります。風邪をひいた時や、女性の方は生理前後なども、歯周病が悪化することがあります。

    ・食習慣
    甘いものや柔らかいものばかり食べていたり、間食が多いと、プラークが増殖しやすくなります。規則正しく、バランスが良い食事を摂るように心がけましょう。

    まとめ

    歯周病は生活習慣病の一種です。直接の原因は「歯周病菌」ですが、日常生活での習慣が歯周病発症のリスク要因になっていることがわかったと思います。
    最後に歯周病のリスク要因についてまとめます。

    【歯周病のリスク要因】
    ・歯石
    ・歯並びの凹凸
    ・不適合な修復物
    ・口呼吸
    ・歯ぎしりや食いしばりの癖
    ・喫煙
    ・ストレスや睡眠不足
    ・食習慣
    日常生活の中で改善できる点を見直していくように心がけましょう。

  • 自分が歯周病かどうかを知るための、簡単な自己診断の 2019.01.08

  • 歯周病は、簡易的にセルフチェックする方法があります。ただし、セルフチェックだけで、歯周病かどうかを診断する事はできません。歯周病の診断は、歯科医院できちんと検査をしてからになります。今回は、歯周病とは何かを解説した後、自分で歯周病をチェックする方法について詳しく解説します。

    歯周病のセルフチェックは大切!

    歯周病の自己診断は、間違った診断をする可能性があるため、おすすめできません。しかし、歯ぐきのセルフチェックを習慣にするのは、歯周病の予防にとても有効な方法です。歯周病から歯ぐきを守るためには、歯科医院の検診を定期的に受け、歯周病のチェックを受ける事が大切ですが、セルフチェックを習慣にする事で、歯ぐきの異常に早く気がつき、早めに対処する事ができます。

    歯周病とは

    最初に、歯周病とはどのような病気か、簡単に解説します。歯周病とは、歯周病菌の感染によって、歯の周りの組織に炎症が起こる病気です。進行すると、歯ぐきや歯槽骨が次第に破壊され、最終的に歯は抜け落ちてしまいます。歯周病の直接の原因は「歯周病菌」ですが、「お口の中の環境」や「生活習慣」の中にも、歯周病を悪化させる要因が潜んでいます。例えば、歯石・歯並び・ストレス・生活習慣・喫煙などは、歯周病を悪化させる危険因子です。

    歯周病は静かに進行する

    歯周病は「サイレントディシーズ(静かなる病気)」と言われています。自覚症状が少ないまま、徐々に進行していくので、気がついた時には、重度にまで進行しているという事があります。歯周病の進行度が初期から中期位までの間は、痛みが出る事がほとんど無いため、歯周病に罹患している事に気がつかない事が多いのです。歯科医院の定期検診に加えて、歯周病のセルフチェックを習慣にすると、歯ぐきのわずかな変化に早めに気がつく事ができます。初期の段階で気がついて対処をするのが、歯周病から歯や歯ぐきを守るポイントです。

    歯周病は多くの人が罹患する

    日本人の成人の8割が歯周病に罹患している、もしくは予備軍だと言われています。ところが、自分が歯周病だと自覚している人は、もっと少ないのが現状です。自覚症状が少ないので、気がついていない人が多いのでしょう。歯周病は多くの人が罹患する病気です。年をとってからの病気ではありません。20代30代の若いうちから、歯周病のセルフチェックを習慣にすると良いでしょう。

    歯周病のセルフチェック項目

    毎日の歯磨きと合わせて、歯周病のセルフチェックをする習慣をつけるのがおすすめです。チェック項目をチェック方法と合わせて順に解説します。

    歯ぐきからの出血の有無

    歯磨きをした時に、歯ブラシに血が付いていたり、口ゆすいだ水に血が混ざっている場合には、歯ぐきに炎症がある可能性があります。歯周病の初期の段階から、出血がみられますので、気がついたら早めに受診をしましょう。

    歯ぐきの色

    歯磨きの後などに、鏡で歯ぐきの色をチェックしてみましょう。健康な状態の歯ぐきはピンク色なのに対して、炎症が起きている歯ぐきは赤くなります。

    歯ぐきの腫れ

    鏡で歯ぐきの腫れの状態もチェックしてみましょう。炎症が起きていると、歯ぐきは腫れてぶよぶよとしています。鏡でチェックをする時は、歯と歯の間部分の歯ぐきを見ると、腫れの状態を確認しやすいです。健康な状態の時は、歯と歯の間部分の歯ぐきが三角形に引き締まっているのに対して、腫れていると丸くぶよぶよとしています。

    口臭

    歯周病が進行してくると、口臭が強くなります。繁殖した歯周病菌は臭いを発生させます。加えて、破壊された歯周組織の臭い、膿の臭いが混ざって強い口臭になります。口臭自体は誰にでもあるものです。起床時や緊張している時などは、口臭が強くなります。また、口臭の原因は歯周病だけではありません。例えば、虫歯がある場合でも口臭が強くなります。「最近口臭が強くなった」と感じる場合、歯周病に罹患している可能性もあります。他のチェック項目と合わせて確認するのが良いでしょう。

    歯の動揺

    歯周病が中程度〜重度にまで進行すると、歯を支えている骨(歯槽骨)の破壊が進み、歯がグラグラと動くようになります。歯周病が、かなり進行している状態が考えられます。早めに受診し、治療を開始しましょう。

    その他の症状

    その他にも、歯周病に罹患している可能性がある症状には、次の症状が挙げられます。単独では、歯周病だとは言い切れませんが、他の症状と合わせて確認をしてみましょう。・歯ぐきが下がってきた
    ・口の中がネバネバとする
    ・歯と歯の間に食べ物が挟まりやすい
    ・歯が長くのびてきた

    まとめ

    自分が歯周病かどうかを自己診断で決めつけてしまう事はおすすめできません。自分だけでは、歯ぐきの状態を細かく確認する事はできないため、歯周病を見逃してしまう可能性があります。歯科医院の検診を受けて、歯周病の診断をしてもらうようにしましょう。ただし、歯周病のセルフチェックをする習慣をつける事は、歯周病予防になります。セルフチェックをする事で、歯ぐきの異常に早めに気がつき、早めに受診するなどして対処する事ができます。「歯科医院の定期検診」と「歯周病のセルフチェック」で、お口の健康を維持しましょう!

  • 虫歯のない人が歯周病になることはあるのでしょうか? 2018.12.15

  • 結論から言いますと、虫歯のない人でも歯周病になることがあります。「虫歯」は、「虫歯菌」によって歯質が破壊される病気であるのに対し、「歯周病」は、「歯周病菌」によって歯周組織が破壊される病気です。つまり、「虫歯」と「歯周病」は、全く別の病気なのです。一方だけに罹患する事もあれば、同時に罹患する事もあります。

    今回は、「虫歯と歯周病の発症のメカニズム」、「虫歯と歯周病の予防方法」を中心に、虫歯と歯周病について解説します。

    虫歯と歯周病の発症のメカニズム

    虫歯と歯周病は全く異なる病気です。原因となる細菌の種類が異なりますので、虫歯の発症と歯周病の発症は、直接の関係はありません。それぞれの発症のメカニズムは次のとおりです。

    虫歯発症のメカニズム

    虫歯は、虫歯菌が出す「酸」によって、歯質が溶かされて、穴が開く病気です。虫歯の直接の原因はプラーク中の「虫歯菌」です。プラークとは、多くの細菌が増殖して塊になったものです。虫歯は、「虫歯菌」の存在に加えて、「酸に溶けやすい歯の質」「細菌の餌となる糖質」という条件が重なり、時間が経過することで発症します。

    歯周病発症のメカニズム

    歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨(歯槽骨)が破壊されていく病気です。歯周病の直接の原因はプラーク中の「歯周病菌」です。虫歯と同じように「プラーク」が原因ですが、原因となる細菌の種類が異なります。歯周病菌は主に歯周ポケットの中に繁殖し、毒素を出して、歯周組織を破壊します。歯周病は、「歯周病菌」の存在に加えて、口腔内環境や全身的な危険因子(生活習慣・身体の健康状態など)も間接的な原因となります。

    a.歯周病にかかりやすくなる口腔内環境
    歯石、悪い歯並び、悪い噛み合わせ、人口歯の不適合など

    b.歯周病にかかりやすくなる生活習慣・身体の健康状態など
    ストレス、睡眠不足、喫煙、食習慣、歯磨き習慣、服用している薬の影響、女性ホルモンの影響など
    特に「喫煙」は、歯周病最大のリスクファクターとも言われます。歯ぐきの血管を収縮させ、歯ぐきへの栄養供給が妨げられる他、歯周病細菌に対する抵抗力が低下し、歯周病を発症しやすくなります。また、歯周病が重症化しやすく、治療をしても治りにくくなります。

    虫歯と歯周病を予防するためには

    虫歯と歯周病は、発症のメカニズムが異なる別の病気であるため、発症に直接の関係はありません。しかし、両方ともプラーク中の“細菌”が原因だという共通点があります。お口の中の細菌を減らすよう口腔内環境をコントロールする事は、虫歯と歯周病の両方の予防になります。「歯磨き」「食習慣」「定期検診」を見直して、虫歯と歯周病になりにくい口腔内環境を作りましょう。

    歯磨き

    虫歯予防・歯周病予防の基本は、毎日の歯磨きです。しかし、“ただ磨いていればいい”のではありません。プラークの取り残しが少ないように、自分に合った適切な方法で磨く事が大切です。虫歯菌は、「歯と歯の間」や「奥歯の溝」に多く、歯周病菌は歯周ポケットができる「歯の根本」に多いという傾向はありますが、虫歯と歯周病から歯を守るために、全体をきれいにするつもりで磨きましょう。

    a.磨き方のポイント
    ちょこちょこと細かくブラシを動かすようなイメージで、1本1本の歯を磨きます。磨き残しを作らないよう、上下の外側・内側に分けて、順番を決めて磨くのが良いです。

    b.歯ブラシの選択
    ・歯ブラシのサイズ
    歯ブラシは、小さめサイズの方が、お口の中を自由に動かせます。男性の方は、大きいサイズのものを選びがちですが、お口の中は誰しも狭い空間です。ヘッド(毛が埋まっている部分)が、指2本分より小さめのものを選びましょう。

    ・ブラシの毛のカット
    ブラシの毛は真っ直ぐにカットされたものがオススメです。山切りカットやギザギザカットのものは、お口や歯の形に合わない場合もあり、効率良く汚れを落とせない事があります。

    ・毛の硬さ
    毛の硬さは通常は「ふつう」タイプのもので良いでしょう。ただし、歯周病にかかっていて歯周ポケットが形成されている場合には、ポケット内部から細菌を掻き出すような磨き方が必要になる事があります。そのような場合は「やわらかめ」のものが向いていますので、ブラッシング指導を受けてから行うようにしましょう。

    c.歯間清掃用具の使用
    歯と歯の間部分は、歯ブラシだけでは十分に磨けません。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使いましょう。

    食習慣

    糖質(砂糖)を含んだ食べ物は、虫歯の原因になります。特に、ダラダラと食べる食べ方が危険です。間食は時間を決めて食べ、水分補給はジュースでは無くお茶か水にするなどして、ダラダラ食べをしないようにしましょう。虫歯予防のための食習慣は、お口の中全体の細菌の減少に繋がりますので、歯周病予防にも良い影響があります。「よく噛んで食べること」も大切です。よく噛んで食べると、唾液の分泌が促進されます。唾液には、お口の中の汚れを洗い流す作用や、抗菌作用、酸を中和する作用など、虫歯や歯周病から歯を守るための作用がもともと備わっています。

    定期検診

    定期的に歯科医院を受診するようにしましょう。定期検診により、虫歯や歯周病を早期発見・早期治療する事ができます。虫歯も歯周病も、自分では気がつかない間に進行していきます。特に歯周病は、痛みが出にくいので、重度になるまで気がつかない事もあります。虫歯と歯周病、両方を予防するために定期検診は大切です。定期検診と合わせて、歯石除去やPMTC(歯の表面のクリーニング)、ブラッシング指導を受けるようにすると良いでしょう。

    虫歯がない人は歯周病になりやすい?

    診察をしていると、「虫歯のない人が、ひどい歯周病にかかっている」という状態にしばしば遭遇します。これはどういう事なのでしょうか

    お口の中には多くの種類の細菌が存在していますが、その割合は人それぞれです。虫歯菌が少ない人は、歯周病菌が多いという研究結果が実際に歯科大学から報告されています。必ずしも「虫歯のない人が、ひどい歯周病になる」とは言えませんが、そのような傾向が見られるという事がわかります。

    虫歯菌が少なく、虫歯になりにくい人は、定期検診やセルフケアを怠りがちになるため、習慣の積み重ねで、歯周病を発症してしまうというケースも考えられます。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。「虫歯のない人でも歯周病になることはあります」
    虫歯と歯周病は、全く異なる病気ですので、どちらか一方だけ罹患する事もありますし、同時に罹患する事もあります。虫歯と歯周病は、原因となる細菌の種類が異なる別の病気ですが、両方ともプラーク中の“細菌”が原因でることには変わりません。お口の中の細菌を減らすよう口腔内環境をコントロールする事は、虫歯と歯周病の両方の予防になります。虫歯と歯周病から歯を守るには、別々に考えず、同時に予防をしていくのが良いでしょう。

  • 歯周病を放置しておくとどうなってしまうのか、詳しく 2018.11.15

  • 歯周病は、放置して治る事はありません。放置すると、歯周病は徐々に進行し、最終的に支えきれなくなった歯は、抜け落ちてしまいます。今回は、歯周病を放置するとどうなってしまうのか、詳しく解説します。

    歯周病の進行

    歯周病は、歯周病菌の感染によって、歯を支える歯周組織に起こる病気です。初期の段階は、炎症は歯ぐきに限局しており「歯肉炎」と言われる状態ですが、進行すると、歯を支える歯槽骨にまで炎症が広がってしまいます。歯槽骨は次第に溶かされて、歯を支える事ができなくなると、歯は抜け落ちてしまいます。歯周病を放置するとどうなるのか、歯周病の進行とその症状を順に解説します。

    歯肉炎

    歯ぐきにのみ炎症が起きています。歯ぐきが赤みを帯びて腫れ、出血が見られるようになります。歯磨きをした時に、歯ブラシに血がついていたり、口をゆすいだ後、吐き出した水に血が混じっている事があります。歯肉炎の状態の時に、きちんと治療を行えば、歯ぐきの炎症は治まり、元の健康な歯ぐきに戻ります。

    軽度歯周病

    炎症が広がり、歯槽骨や歯根膜も破壊され始めます。歯と歯ぐきの間の溝が深くなり、「歯周ポケット」を形成し、歯周病菌が繁殖しやすくなります。この時点でも痛みなどの自覚症状はありません。破壊された歯周組織は自然に元に戻ることはありません。できるだけ早く治療を開始する事が大切です。

    中度歯周病

    放置すると炎症はさらに広がり、歯槽骨は半分程度まで破壊が進んできています。物を噛んだ時に痛みを生じたり、歯がグラグラと動くように感じる事があります。膿が出始め、口臭がひどくなります。虫歯のようにズキズキとした痛みがあるわけではありません。歯を残すためには、遅くてもこの時点で適切な治療を開始する必要があります。

    重度歯周病

    炎症を放置し続けると、歯槽骨の大部分が破壊されて、歯はグラグラと動くようになります。こうなると、治療をしても、歯を残す事が難しくなってきます。自然に歯が抜け落ちてしまう事もあります。当然、抜けてしまった歯は、元に戻る事はありません。

    歯周病で歯を失ってしまった場合

    歯周病で失ってしまった歯は、元には戻りません。抜けた部分の歯を補う治療を行います。歯を失った場合の治療法には、入れ歯治療、ブリッジ治療、インプラント治療があります。歯周病に罹患して歯を失ったという事は、失ってしまった歯以外も、歯周病が進行している可能性があります。歯を補う治療と並行して、多数歯を失う事にならないために、お口の中全体を、歯周病から守るための治療が必要です。

    歯周病は若いうちからの予防が大切!

    歯周病というと、中年から高齢者の病気だと思っている方も多いですが、そうではありません。日本人の成人の約8割が、歯周病に罹患している、もしくはその予備軍だと言われています。しかし、実際に自分が歯周病だと自覚している人は、もっと少ないのが現状です。

    歯周病は生活習慣病

    歯周病は、歯周病菌の感染が直接の原因ですが、その他に歯の清掃習慣や食生活などの生活習慣、喫煙週間が発症に影響を与えます。歯周病は、発症してすぐにグラグラと歯が動くような重度の歯周病になるわけではありません。若いうちからの生活習慣が影響しています。

    歯周病はサイレントディシーズ

    歯周病は「サイレントディシーズ」つまり「静かなる病気」と表現される事があります。これは歯周病が、自覚症状少ない病気である事を指したものです。歯周病は、初期〜中期程度までは、痛みなどの自覚症状はほとんどありません。それゆえに、気が付かないまま放置してしまう事があります。自覚症状が少ない初期の段階で、早めに気がつき治療を開始する事が大切です。

    歯周病のセルフチェック方法

    症状の少ない初期の段階で歯周病に気がつくために、「歯周病のセルフチェック」を習慣にしましょう。初期の段階の歯周病でも、症状が全く無いわけではありません。毎日の歯磨きと合わせて、歯ぐきの状態をチェックすると良いでしょう。セルフチェックするべき項目を挙げると次のようになります。

    【歯周病のセルフチェック項目】
    次のような症状があれば、歯ぐきに何らかしらの問題がある可能性があります。
    ・ 歯ぐきが赤くなっている
    ・ 歯ぐきからの出血がある
    ・ 歯ぐきの腫れ
    ・ 口の中がネバネバする
    ・ 口臭が気になる
    ・ 硬い物が噛みにくい、また噛んだ時に痛む
    ・ 歯が長くなったようなきがする
    ・ 歯がグラグラと動く

    上記のチェック項目は、歯周病の可能性がある目安です。罹患していない事もあれば、他に問題を抱えている事もあります。何か異常がある場合には、できるだけ早く受診をするようにしましょう。

    定期検診のすすめ

    歯周病は、気づかない間に進行し、歯周組織を破壊していきます。歯を守るためには、歯周病を放置しない事はもちろんですが、歯周病の発症や進行を予防する事が大切です。セルフチェックだけでは、歯ぐきの状態を正確に判断する事は出来ません。歯周病予防には、定期検診が重要です。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。歯周病は放置しても自然に治る事はありません。放置している間も、歯周病は進行し続けます。歯周病は進行すると、歯槽骨の破壊が進み、最終的に歯は抜け落ちてしまいます。歯周病に罹患している場合には、できるだけ早く治療を開始する事が大切です。