TCHってなに? blog
2025.01.31
TCHとは“Tooth Contacting Habit”(歯列接触癖)の略で、上下の歯を持続的に接触させる癖のことです。
何もしていない時、口の中では上下の歯は接触していません。
唇を閉じても上下の歯は接触しておらず、会話、食物の咀嚼・嚥下という動作をする際に瞬間的に触るだけです。
歯の接触時間は1日で平均約17分と言われています。
TCHがあることで、必要のない力が顎の関節や筋肉への負担を増やし、色々な問題を引き起こす原因となる可能性になります。
正しい舌の位置を知る
舌の筋力が衰え、舌の位置が不正確になっていくと上下の歯と歯にある過度な隙間(安静空隙)が失われてしまいます。
隙間がなくなると歯と歯の接触が起こる危険性が高くなってしまいます。
そこで舌を正しい位置にするために口を閉じている時は、舌の先を上の歯の裏側(スポット)につけるようにして鼻呼吸をしてみましょう。
お口の周りの「安静な状態」をつくるあいうべ体操
口腔周囲筋マッサージ
あいうべ体操やマッサージは口腔周囲の筋肉の緊張を和らげることに効果的です。
TCHは歯の接触だけでなく、筋肉の問題もあるため症状を緩和していくことが大切です。
患者様で診察や訓練をご希望の方がいらっしゃいましたらスタッフにご相談ください。