ホワイトニングにはどんな方法がありますか? blog

2024.02.16

ホワイトニングにはどんな方法がありますか?

ホワイトニングとは

専用の薬剤を使って歯を漂白することをホワイトニングといいます。
毎日しっかり歯磨きをしていても、歯の黄ばみが気になる方はいませんか?
歯は日々の生活習慣や食生活、嗜好品などによって色素を吸収し黄色味を帯びてきます。また、加齢も歯が黄色くなる原因の一つです。
歯の黄ばみは日々の歯磨きや歯科医院での歯のクリーニングといった、外側からのケアだけでは改善しません。
ホワイトニングであれば、薬剤を歯の内部に浸透させることで、歯の表面のエナメル質に沈着した色素を分解し、歯を白くすることができます。
自身の歯を白くするため、歯本来の透明感のある自然な白さを手に入れることができます。

ホワイトニングの種類

オフィスホワイトニング

歯科医院で行うホワイトニングで、有資格者である歯科医師や歯科衛生士が施術を行います。
高濃度のホワイトニング剤を使用するため即効性が高く、1回の施術で白さを実感することができます。
白さを持続できる期間は約3〜6ヶ月と短いですが、結婚式や成人式など、イベントの前に今すぐに歯を白くしたいという方におすすめです。

ホームホワイトニング

ご自宅で約2週間、継続して行う方法です。
歯の型取りをして専用のマウスピースを作製し、マウスピースの中にホワイトニング剤を注入して装着します。
低濃度のホワイトニング剤を使用し少しずつ歯の色素を分解するため、オフィスホワイトニングに比べると白くなるまでに期間がかかります。
その分後戻りは遅く、約6ヶ月〜1年と長期間白さを保つことができます。

デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用する方法です。
高濃度のオフィス ホワイトニングで歯をトーンアップしてから、低濃度のホームホワイトニングで白さを維持させます。
2つのホワイトニングを組み合わせることで、即効性かつ持続性が叶います。

ウォーキングブリーチ法

ウォーキングブリーチ法とは、一般的なホワイトニングとは異なり、大きな虫歯や外傷によって神経がなくなった歯を白くするものです。
神経がない歯の中に専用の薬剤を入れることで、内側から歯を徐々に白くしていきます。
歯の表面を削ったり傷つけることがないため、被せ物の治療に比べると天然歯を多く残せるというメリットがあります。

ホワイトニングの効果を長持ちさせるために

こまめに水を飲む

歯の表面が乾燥していると汚れや着色成分は付着しやすくなるため、お口の中が乾燥しないようにお水で湿った状態にしておくと良いでしょう。
お茶は常飲すると着色の原因となってしまうので、注意が必要です。

色の濃い食べ物や飲み物に注意

ホワイトニングをした後は、色の濃い物はできるだけ避けるようにしましょう。
コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、チョコレートなどは、日常的に摂取することで歯の黄ばみの原因となります。
お口の中に着色成分を残さない対策として、色の濃いものを食べた後はすぐに歯を磨くようにしましょう。
すぐに歯磨きができない時はお水を飲む、うがいをするといった方法も有効的です。

歯科医院でメンテナンスを受ける

歯磨きでは落としきれない歯垢や歯石が付着していると、ホワイトニング剤の浸透を妨げてしまいます。
お口全体の汚れを取り除いてからホワイトニングをすることで、白さが長持ちし、効果を高めてくれます。
また、ホワイトニングの効果は永遠に続くものではなく、歯は日々の生活で少しずつ黄色味を帯びてきます。
白さを維持するためには定期的なホワイトニングが必要です。

ホワイトニングはしみるって本当?

個人差はありますが、しみる症状を感じる人もいます。
歯の表面のエナメル質には神経が通っていないため、刺激を与えても痛みを感じることはありません。
しかし、エナメル質の内部にある象牙質は神経に近く敏感な組織なので、刺激が加わるとしみる症状を感じます。

  • 虫歯がある
  • 歯ぎしりや食いしばりによって歯の先端や根元がすり減っている
  • 歯に小さなヒビがある
  • 歯周病が進行して歯茎が下がっている

このような象牙質が露出している状態でホワイトニングを行うと、しみる可能性があります。
歯がしみやすい人は象牙質が露出している部分を事前に保護してもらうと安心です。
また、歯がしみる時の対処法としてホワイトニング剤の濃度を低くする、しみ止めのジェルを併用するといった方法があります。
しみる症状が出てしまった場合には、早めに歯科医師に相談しましょう。

まとめ

いかがでしたか?
ホワイトニングにも様々な種類があり、それぞれにメリット、デメリットがあります。
また、お口の中の状態や理想とする白さによっても適切な方法が変わってきます。
ホワイトニングを検討されている方は、自分に合った方法を選択できるよう、かかりつけの歯科医院に相談しましょう。