キシリトールガムについて blog

2021.12.15

皆さまこんにちは。
蒲田の歯医者さん、菊地歯科医院の影山です。

今回私は「キシリトールガム」についてお話しようと思います。

「キシリトール」という言葉は皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。
キシリトールとは、いちごやラズベリー、レタス、ほうれん草などの果物や野菜に含まれる糖アルコールの一種です。
砂糖と比べると大幅にカロリーが少ない天然甘味料として、知られています。スーパーや歯科医院で見かけるキシリトール入りガムなどに利用されているキシリトールは「白樺の幹」や「とうもろこしの芯」を加工しています。

むし歯菌のエサとなる砂糖(スクロース)は摂取するとむし歯菌がスクロースを分解します。
そしてネバネバした物質(グルカン)を作ります。最終的にたくさんの細菌が存在するネバネバの層を作り出します。そしてその過程で歯を溶かす酸が産生されるのです。
むし歯菌にとって、スクロースは栄養たっぷりのご馳走ということになります。
キシリトールをはじめとする糖アルコールは、口の中で歯を溶かすほどの酸は作られません。そしてプラーク中の酸を中和し、むし歯の進行を抑える作用も持っています。
また、キシリトールの甘味により唾液も出やすくなります。

キシリトールの効果

・カルシウムとくっつき再石灰化を促す
・むし歯の原因となる酸を作らない
・むし歯菌の働きを抑制する
・唾液の分泌を促してくれる
などがあり、他にも中耳炎を予防する効果や肌を保湿する効果など全身的にも予防する効果があります。

むし歯予防としてのキシリトールの使い方

歯科専売の100%キシリトールガムなら1日4~5粒
市販のキシリトールガムはキシリトールの配合が少なく1日14粒程食べないといけないので歯科専売のものをお勧めいたします!
どちらも1回2粒ずつ5~10分程噛むといいと言われています。味がなくなっても頑張って噛み続けることもポイントです。
また、妊婦さんがキシリトールガムを摂取することで生まれてくるお子様の虫歯菌の感染が抑えられるとも言われています。

摂取し過ぎには注意が必要!?

むし歯予防だけでなく全身的な予防にもつながるキシリトールですが、副作用もあります。
それは一気に沢山の量を摂取するとお腹を壊してしまうこともありますので、気をつけてください。

キシリトールはむし歯予防にいい効果を発揮しますがガムを噛むだけでは予防しきれません。ガムをかんだからと言ってむし歯にならないわけではありませんので、日々の歯ブラシは必ず行うようにしてください。
当院では歯科専売の100%キシリトールガムの販売も行っております。
ご興味あるようでしたら是非、スタッフにお声がけください。

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