舌圧測定について blog

2021.02.24

こんにちは。蒲田の菊地歯科医院、歯科衛生士の野田です。
寒い日が続いていますが体調管理に気をつけて下さい。
さて、今回は当院で行っています舌圧測定についてお話しします。

食べる機能とは、食べ物の食片をつぶし、唾液と混ざって食べ物の塊を食道まで無事に送り込む事ですが、これらの機能は舌と深く関連しています。
“舌圧測定器”と言われる専用の機械では、舌の運動機能の一部を簡便に数値で評価出来ます。

・皆さんはうまく食べることができますか?
・食べ物のかけらをうまくつぶせますか?
・唾液とうまく混和出来ていますか?
・食塊を形成できますか?
・食道へ無事に送り込めますか?

舌の運動機能は複雑で力の大きさ、方向、速さやリズムなどすべてを簡単に数値にする事は難しいです。
当院の舌圧測定では、口に入った食べ物を舌が上あごの前の方との間でつぶす力を測ります。それを舌圧と言います。
舌圧は、ひとつのものさしで、食べる事と飲み込む事を評価出来ると思います。
年代別で舌圧の目安がありますので、詳しくはかかりつけの医院でお聞きしてみてください♪♪

測定方法ってどうやるの?

プローブと言われるチューブの先に小さな煮豆大の風船を口の中に入れて、煮豆だと思って滑って逃げないように注意しながら、舌で上あごに思いきり押し付けてつぶします。

これだけで測定が可能です!!
2回目、3回目ですぐにコツが掴めますので 簡単に測定できます♪♪
ぜひ、皆さんも測定をしてみて下さい(^^♪

測定と同時に、筋力トレーニングもひとつお話しします。
舌の機能訓練は、食べ物をどこへ送り込むための舌の筋力を強化する事を目的にします。

1.スプーンの背を舌の上におき、軽く押します。
2.その力に抵抗するように舌を持ち上げ、1〜2秒保持します。(5〜6回)

スプーンでの筋力強化はいつでも簡単に出来ますので、やってみて下さいね。

ものを食べる為に、舌の働きはとても重要です。
お家で簡単にできる筋力トレーニングについてもご紹介させていただきましたので、お家でのホームケアに追加してみてはいかがでしょうか。