あなたにぴったりの入れ歯を見つけよう!種類と特徴を徹底解説 blog
2026.01.20

入れ歯(義歯)は、失われた歯の機能を補い、食事や会話を快適にするために非常に重要な役割を果たします。
現在、入れ歯にはさまざまな種類があり、それぞれに異なる特徴やメリットがあります。
この記事では、あなたの生活スタイルや口腔内の状況に応じて最適な入れ歯を選ぶためのヒントとして、主な入れ歯の種類とそれぞれの特徴をわかりやすく解説します。
なぜ入れ歯が必要なの?
歯を失ったまま放置すると、見た目の問題だけでなく、噛む力の低下による消化器官への負担、発音のしづらさ、残っている歯への負担増加、顔の輪郭の変化など、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。
入れ歯は、これらの問題を解決し、健康的で豊かな生活を取り戻すための有効な手段です。
入れ歯の基本!「部分入れ歯」と「総入れ歯」の違い
入れ歯は、残っている歯の数によって大きく「部分入れ歯」と「総入れ歯」の2種類に分けられます。
1. 部分入れ歯(パーシャルデンチャー)
- 対象:1本または数本の歯が失われた場合
- 特徴:残っている健康な歯に、金属のバネ(クラスプ)や他の固定装置をかけて安定させます。クラスプは、入れ歯の脱落を防ぐ重要な役割を果たしますが、金属が見えてしまうことがあります。
- メリット:健康な歯を土台にできるため、比較的安定しやすいです。
2. 総入れ歯(フルデンチャー)
- 対象:上顎または下顎の全ての歯が失われた場合
- 特徴:歯茎の粘膜と顎の骨の土手(歯槽堤)全体に吸着させて固定します。
- メリット:全ての歯を補うことができ、見た目や噛み合わせを全体的に整えることが可能です。
- 難しさ:安定させるためには、吸着力や顎の形に合わせた精密な調整が不可欠です。
部分入れ歯・総入れ歯の主な種類と素材別メリット
ここでは、部分入れ歯と総入れ歯で共通して選択される、代表的な種類と素材について見ていきましょう。
1. 保険適用内の入れ歯(レジン床義歯)
- 素材:義歯の土台(床)部分が全て歯科用プラスチック(レジン)で作られています。
- メリット:費用は健康保険が適用されるため、比較的安価です。修理や調整がしやすく、破損した場合の対応が容易です。
- デメリット: 強度を保つために床を厚く作る必要があり、お口の中の違和感が出やすいことがあります。
熱伝導性については食事の温かさや冷たさが伝わりにくく、味が分かりにくいと感じる方もいます。
また、自費の入れ歯に比べて耐久性が劣り、変色や摩耗が進みやすい傾向があります。
2. 金属床義歯(自費診療)
- 素材:義歯の土台(床)部分が、コバルトクロム合金、チタン合金、金などの金属で作られています。
- メリット:金属は強度が高いため、レジン床よりも床を薄く作ることが可能です。これにより、お口の中での違和感が軽減され、発音もしやすくなります。
熱伝導性については金属は熱を伝えやすいため、食事の温度を感じやすく、食事がより美味しく感じられます。
また、精密に製作することで、フィット感と安定性が向上します。
- 種類: 使用する金属によって、軽さや費用などが異なります。(例:チタン床は非常に軽量)
3. ノンクラスプデンチャー(自費診療・部分入れ歯のみ)
- 素材:歯茎に接する部分や、従来の金属バネ(クラスプ)にあたる部分を、弾力性のある特殊な樹脂(ナイロン系など)で作ります。
- メリット:金属のバネを使わないため、入れ歯と気づかれにくく、自然な見た目を実現できます。特に笑った時などに、金属が見えるのを避けたい方におすすめです。
装着感は弾力性があり、歯茎への負担が少ないと感じる方もいます。
- デメリット:素材の特性上、修理や調整が難しい場合があります。金属床に比べると、やや耐久性が劣る可能性があります。
より高い機能性と安定性を求めるなら:特殊な入れ歯
さらに、従来の入れ歯の安定性や機能性に不満がある方のために、特殊な技術を用いた入れ歯があります。
1. マグネット義歯(磁性アタッチメント義歯)
- 仕組み:残っている歯の根っこ(歯根)に磁性金属を取り付け、入れ歯の裏側に小型の磁石を埋め込みます。磁力の力で入れ歯を固定します。
- メリット:磁石の力でカチッと固定されるため、着脱が非常に簡単です。従来のバネを使用しないため、歯への負担が少なく、安定した装着感が得られます。
- 注意点:磁性金属を取り付けるために、残っている歯の根っこが健康である必要があります。
2. インプラントオーバーデンチャー(I.O.D.)
- 仕組み:顎の骨に数本のインプラント(人工歯根)を埋め込み、そのインプラントに入れ歯を固定する装置です。
- メリット:入れ歯がインプラントに強固に固定されるため、食事中や会話中にグラつきや外れがほとんどありません。総入れ歯の方でも、自分の歯に近い感覚で噛むことができるようになります。また、従来の総入れ歯よりも土台を小さくできることが多く、お口の中の違和感が少なくなります。
- 注意点:外科的な手術(インプラント埋入)が必要となり、費用や治療期間がかかります。
入れ歯を選ぶ際の重要なポイント
どの入れ歯を選ぶかは、あなたの口腔内の状態、ご予算、そして最も重視したい点によって異なります。
フィット感と安定性
外れやすさや痛みは、日常生活の質に直結します。精密な型取りと調整を行う歯科医院を選ぶことが大切です。
審美性(見た目)
特に人前で話す機会が多い方は、ノンクラスプデンチャーやインプラントオーバーデンチャーなど、見た目の美しさを追求した種類も検討してみましょう。
費用と保険適用
保険診療の入れ歯は費用を抑えられますが、自費診療の入れ歯は素材や構造の自由度が高く、機能性や快適性を高めることができます。歯科医師とよく相談し、費用対効果を考えましょう。
メンテナンス
どんな入れ歯も、長持ちさせるためには毎日の正しいお手入れと、歯科医院での定期的なチェックが欠かせません。
まとめ:最適な入れ歯を見つけるために
入れ歯は、単に歯を補うだけでなく、あなたの笑顔と健康を支える大切なパートナーです。この記事で紹介したように、入れ歯には多種多様な選択肢があります。
最適な入れ歯を見つけるためには、まず歯科医師に相談することから始めましょう。
希望や不安、口腔内の状態を詳しく伝えること、そしてそれぞれの入れ歯のメリット・デメリットについて十分に説明を受け、納得した上で治療方法を決定することが最も重要です。
