ホワイトニングの効果は何ですか? blog

2022.12.17

みなさんはホワイトニングという言葉をよく耳にすると思います。
身近に感じられる歯科治療の一つで、ホワイトニングをされたことがある方、検討中の方も多いのではないでしょうか?

今回はホワイトニングについてお伝えします。

ホワイトニングとは

歯の変色、色素沈着には種類があります。
お茶やコーヒーなどによる着色、タバコのヤニ汚れなどは、歯科医院でのクリーニングにより、着色する前の元々の歯の色の状態に戻すことができます。
しかし加齢による着色や、赤ワイン、カレーといった飲食物による影響、元々の黄ばみといった歯の内側までの変色、色素沈着しているものは、クリーニングでは汚れを落とせても、歯を白くするといった見た目を変えることはできません。

被せものや詰めものをして見た目を白くすることはできますが、こういった治療では健康な歯を削るといったデメリットがあります。

そこで、歯を削ることなく、薬剤によって歯の色素を分解して白くする方法があります。
それが「ホワイトニング」です。

ホワイトニングの種類はありますか?

ホワイトニングには、歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と自宅で行う「ホームホワイトニング」の2種類があります。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医師または歯科衛生士が行う施術で、高濃度の薬剤(過酸化水素水)とホワイトニング材を混ぜたものを、1回の施術で3、4回歯に塗っていく方法です。
ホワイトニング材によって、光を当てながら行うこともあります。
高濃度の薬剤を混ぜることにより、1回の施術でも白さを実感できることが特徴です。
また、その歯の状態や色の変化によって、薬剤の量を都度調整しながら行うことができ、歯の色を均一にできることも特徴です。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、薬剤(過酸化尿素)とホワイトニング材が混ざっている液を、歯科医院で作った患者さん専用のマウスピースに入れて装着する方法で、ご自宅で好きなタイミングで行えるホワイトニングです。
2週間〜1ヶ月間毎日行い、徐々に白くしていくことが特徴です。

オフィスホワイトニングをしてからホームホワイトニングを行う「デュアルホワイトニング」であれば、より効果を実感できるでしょう。

ホワイトニングをしたらどれくらい白い歯になりますか?

ホワイトニングをしたら、自分の歯はどれくらい白くなるか、と疑問に思われるのではないでしょうか?
ホワイトニングをすると、ほとんどの方の歯は白くなりますが、どれくらい白くなるか、何回・何日で白くなるかは、普段の食べ物・ 飲み物、歯の質、歯の状態で変わるため、個人差があります。

ですので「この白さになりたい!」と希望があったとしても、ほとんどの歯科医院では「この白さにできます!」とはお答えできないと思います。
また、オフィスホワイトニングでは、なるべく患者さんの希望の白さになるように薬剤を塗布しますが、やはり限度があり、希望通りにならないこともあります。
そして、白くしたいからとあまり期間を空けずにホワイトニングをやり続けてしまうと、歯が脆くなってしまったり、知覚過敏の症状が出てしまうこともあります。

ホワイトニングをしても白くならない歯はありますか?

ホワイトニングをしても、残念ながら全ての方が白い歯になれるわけではありません。

テトラサイクリン系の抗生物質により変色した歯

歯を作っていく0〜12歳頃にテトラサイクリンという抗生物質を大量に服用したことで、歯の色がグレーや濃い黄色に変色、縞模様ができた歯のことです。
抗生物質が歯に作用してしまっていると、ホワイトニングの薬剤が浸透しにくく、なかなか白い歯になりません。

被せものや詰めものをしている歯

ホワイトニングの薬剤は天然の歯に作用するものなので、被せもの・詰めものを白くすることはできません。
また、被せものに使われた金属により黒ずんでしまった歯も白くすることは難しいです。

神経がない歯

ぶつけてしまって自然に歯の神経が死んでしまった歯、神経を取る治療をしたことがある歯の変色は、ホワイトニングの薬剤を表面に塗る方法では白くすることはできません。
この場合に関しては、歯に穴を開け、その中に薬剤を詰めて徐々に白くしていく「ウォーキングブリーチ法」という別のホワイトニング法もあるので、歯科医院に確認しましょう。

ホワイトニングの効果を長続きさせるには?

ホワイトニングをしたら効果がずっと続いてほしいと思いますが、残念ながら永久的に続くものではありません。
効果の持続期間は個人差はありますが、半年〜1年間くらいといわれています。
着色の強い食べ物・飲み物をよくとる方ですと、もう少し期間が早まってしまいます。
少しでも白さを持続させるため、以下のことに気をつけましょう。

着色の強い食べ物・飲み物をとった後は、歯磨きしたり水で口をすすぐ

着色成分が歯に定着することで、歯が着色したり、黄ばんできます。
特に、着色の原因となる成分を多く含んでいるもの(コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなど)を習慣的にとっている方は注意が必要です。

これらは歯の着色の原因になりますが、飲食後はきちんと歯磨きをして着色成分を取り除き、定着させないことが大切です。
歯磨きが難しい時は水で口をすすぐだけでも定着しにくいといわれているので、着色予防のためにもぜひ取り組んでみてください。

ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使う

ホワイトニング効果のある歯磨き粉には、着色成分を落とす作用や着色しにくくする作用があります。1回で効果があるわけではありませんが、使い続けていくにつれ、歯に艶が出てだんだんと着色しにくくなっていきます。
普段から使うものを変えるだけでも効果が変わってくるので、ぜひ取り組んでみてください。

ホワイトニングの定期継続

ホワイトニング直後の効果、白さを持続させたいのなら、ホワイトニングの定期継続「タッチアップ」をすることをおすすめします。
オフィスホワイトニングでしたら半年〜1年に1回、ホームホワイトニングでしたら1年に1回されると、ホワイトニング直後の効果や白さが持続されるといわれています。

まとめ

今回は、ホワイトニングについて紹介しました。

ホワイトニングは歯に対するダメージが少なく見た目を改善できるので、効果を実感できる歯科治療の一つです。
材料もどんどん進化して、処置時間が短くなったり、知覚過敏を起こしにくくなるなど、患者さんにとって負担が少なくなってきています。

ホワイトニング材は、種類が豊富で歯科医院によって違います。
材料が違う分、効果や持続期間も多少異なり、施術者の技術や知識によっても術後の変化が違ってきます。
手軽に始められる分、きちんと説明を受け納得した上でホワイトニングを受けるようにしましょう。