ノンクラスプデンチャーについて blog
2022.08.11
皆様、こんにちは。
蒲田の歯医者、菊地歯科医院歯科助手の望月です。
今回は、義歯(入れ歯)の中でも、金属を使用しないノンクラスプデンチャーについて紹介したいと思います。
ノンクラスプデンチャーとは
簡単に説明しますと、金属のバネ(=クラスプ)がない義歯のことです。
皆さんは、義歯というとこのような金属のバネを左右の歯に引っ掛けて装着する保険適用の義歯をイメージするのではないでしょうか?
笑った時に金属のバネが見えて目立ってしまったり、金属のバネを引っ掛けるために左右の歯を削らなければならない可能性があることなどがデメリットにあげられると思います。
それに比べてノンクラスプデンチャーは、義歯を装着しているのがあまり目立たない、金属のバネを引っ掛けないので、左右の健康な歯を削らなくて済むというのが最大のメリットだと思います。
また、保険適用の義歯は、ピンク色の歯肉の部分がレジンというプラスチックの材料で出来ていて、薄くしてしまうと割れやすくなってしまう為、ある程度厚みを持たせて作らなければなりません。
そのため、熱が伝わりにくく、フィット感があまり感じられなく、義歯を装着しているという違和感があるという方が多いです。
それに比べ、ノンクラスプデンチャーはプラスチックのようなナイロン製の樹脂を使用している為、弾力がありとてもしなやかで割れにくく、保険適用の義歯と比べると非常に薄く軽いので、装着していても違和感が少ないのが特徴です。
しかし、ノンクラスプデンチャーは割れにくいものの、特殊な樹脂で作られているがゆえに、割れてしまった時に修理が難しいことがデメリットでもあります。
初めて義歯を作る方や、見た目を重視する方におすすめですが、歯の喪失部位や、お口の状態によっては、お作りすることが出来ない場合もあります。
今回はノンクラスプデンチャーについて説明いたしました。少しでも気になった方は是非ご相談お待ちしております!