口呼吸のデメリットと対処方法について blog

2021.03.25

皆様こんにちは。
蒲田の歯医者 菊地歯科医院、歯科衛生士の竹田です。

長引くコロナによるマスク生活が続いていますね。そのマスクの下、口が空いていませんか?
マスクをしているとしっかり口や鼻全体を覆われ、保護されているのですが、その為に息苦しくなってついつい鼻呼吸ではなく口呼吸になってしまいがちなのです。

なぜ口呼吸になるといけないのでしょうか?

本来、鼻から呼吸する鼻呼吸の場合、外気を取り込む際に一緒に入ってきた細菌やウイルスなどを排除する機能が備わっているため、風邪を引きにくくしたりウイルスに感染したりしにくいという特徴があります。
また、鼻呼吸の場合は冷たく乾いた空気を吸い込んでも「副鼻腔」の働きにより、加温・加湿された状態で気道に空気を届けるなどの機能も働きます。

一方、口には鼻のような機能が備わっていないため、直接細菌やウイルスを取り込んでしまうことになるのです。
口呼吸による弊害はそれだけでなく、歯周病や虫歯になりやすかったり、口臭の原因になったり、歯並びが悪くなったり…などたくさんの問題が出てくるのです。

お口の中の唾液には細菌が入ってくるのを防ぐ働きや、口腔内の汚れを洗い流す働きなどがあります。
しかし口呼吸になってしまうとお口の中が乾燥してしまい、歯に汚れが付きやすくなったり、虫歯や歯周病の原因菌も繁殖しやすくなったりします。

また、慢性的に口呼吸が続くと唇や頬の筋肉による圧力がかからなくなるため、出っ歯や受け口などの原因になってしまうこともあります。

あなたも口呼吸になっているかも??

下記のチェックリストであなたはどれくらい該当しますか?

○口が半開きになる、気がつくと口が開いている
○食べる時にクチャクチャ音を立てる
○唇がよく乾く
○睡眠時にいびきをよくかく
○口の中がネバネバする
○口臭がする、していると言われる
○口内炎が出来やすい
○歯をきちんと磨いているのに前歯が薄茶色になる
○風邪を引きやすい
○鼻が詰まりやすい

この他にもたくさん要因はありますが、あなたはこの中でいくつ当てはまりましたか?
多く該当した方は要注意です!!

口呼吸はどのように対処すればよいの?

まずは「正確な舌の位置」というのを覚えましょう。

舌先を丸め上あごにつけて「カッ!」と音を出してみましょう。音を鳴らした時に、最初に舌が当たる位置が望ましいポジションです。
ふとした時に舌がこの位置になかったら、まずは意識して舌の位置を戻しましょう。

その他にも口呼吸を改善する為のトレーニングなどがありますので、それは次回のブログでご紹介させて頂きますね。