デンタルフロスについて blog
2020.10.28
皆さまこんにちは。
蒲田の歯医者 菊地歯科医院の⻭科衛⽣⼠の⽵⽥です。
今回は⼦供のデンタルフロスについてお話ししたいと思います。
つい先⽇、⼩さいお⼦さんがいるお友達から「⼦供にデンタルフロスって必要なの?」という質問があったのでそのお答えを皆さまにもここでお届けしようと思います。
⼤⼈の⻭と同じように、⼦供の⻭も⻭の間には⾷べかすやプラークが溜まります。
乳⻭は永久⻭に⽐べて⾍⻭になりやすいです。たとえ乳⻭であっても、⾍⻭になるとその後の永久⻭の⽣え⽅に影響を与える可能性があるため、⽇々の予防が⼤切です。
⼩さいお⼦様の場合、完全に⻭が⽣え揃っていなかったり、⻭の間の隙間が狭いと思います。
その為、⻭ブラシだけでは磨き残ししてしまいます。特に奥⻭の間は⻭ブラシが届きにくい箇所でもあるので、仕上げ磨きの際にプラスしてやってあげて下さい。
また、デンタルフロスを毎⽇のように使っていると、⾍⻭ができたときに使い⼼地や感触の違和感に気づけるようになります。
⽷がひっかかる感じがする、ほつれやすい、⻭がザラザラしているといった変化を感じたら、もしかしたら⾍⻭や⻭⽯かあるのかもしれませんので、そういった事への早期発⾒にもなります。
そして、デンタルフロスには⼆種類あります。
⼀つは⾃分で⽷を必要な⻑さに取り出して使う「⽷巻きタイプ」と、Uの字形のホルダーに⽷が初めからついている「ホルダータイプ」のものがあります。
初めてお使いになられる⽅や、奥⻭がやりにくい、といった⽅には「ホルダータイプ」のものがよいかと思います。(これは⼤⼈の⽅へも同様です。)
ちなみに、「⽷巻きタイプ」の⽅は⼤体30センチくらいを切り離して指にくるくると巻き付けて使います。
慣れないうちはちょっと⼤変かもしれませんが、夜の仕上げ磨きの際にまずは1 箇所からでもいいですので少しずつやってみて下さい。
そして、⼦供の⻭⾁は⼤⼈よりも柔らかいので、デンタルフロスがグッと深く⼊り込んでしまって痛い思いをさせてしまうと、嫌な印象がついてしまいます。
焦らずちょっとずつ慣れさせていくことから初めてみましょう。
また、⼦供⽤のデンタルフロスもありますのでそちらだと⼦供のお⼝に合うサイズで作られていますのでやりやすいかと思います。
当院でも「⼦供⽤フロスちゃん」という⼦供⽤フロスを販売しております。こちらは少しやわらかめの素材なので、ネック部分を曲げて使⽤することができ、奥⻭の清掃も簡単に届きます。
もしやり⽅が分からないようでしたらお気軽にスタッフにご相談してくださいね。