歯ブラシについて blog

2025.12.05

菊地歯科医院の衛生士の塩谷です。今回は歯ブラシについてお伝えします。
セルフケアに不可欠な歯ブラシですが、当院にいらっしゃる患者さまから歯ブラシについてさまざまなご質問をいただきます。

歯ブラシには、手用歯ブラシと電動歯ブラシがあります

手用歯ブラシ

メリット

・コストが安く、持ち運びが楽
・自身で力加減を細かくコントロールできる

デメリット

・正しい磨き方の技術が必要
・磨き残しが出やすい
・力の入れすぎで歯肉退縮や摩耗が起きやすい
・子供や手の不自由な方には動かしにくい場合がある
・全体を均一に磨くのが難しい

電動歯ブラシ

メリット

・振動・回転により清掃効果が安定しやすい
・磨き残しが減り効率よく歯垢が落とせる
・手の可動域が小さくても使える
(子ども、矯正中、手が不自由な方など)

デメリット

・価格がやや高い
・正しい当て方をしないと効果が出にくい
・強く押し当てると知覚過敏等の原因になる

ブラシについてもっと詳しくお話しします!

電動歯ブラシには「3つの種類」があります

高速電動歯ブラシ✶振動数毎分2,500~7,500回

モーターの働きによりブラシが動きプラーク除去を行うタイプの歯ブラシです。値段は比較的安価、歯ぐきが弱い方には刺激が強い場合も。

音波歯ブラシ✶振動数毎分20,000~31,000回

毛先で汚れを除去するだけでなく、音波振動によってできる水流や細かい泡で歯の汚れを取り除きます。ブラシの毛先が接していないやや深い部分のプラークまで音波振動により清掃でき、電動歯ブラシよりも歯垢除去率があります。細かい水流により、歯ぐきの隙間の汚れを落とすので歯周病予防におすすめ!

超音波歯ブラシ✶振動数毎分100万~150万回

100万Hzもの高い周波数を出し、細菌が集まって作るバイオフィルム(歯垢の膜)を破壊するのが最大の特徴です。目に見える振動だけでなく見えない微細振動で作用する。ただ、物理的なこすり落とし力は、他の電動歯ブラシより弱め。