歯を溶かす脱灰と修復する再石灰化 blog
2025.09.11
菊地歯科医院の衛生士です。今回は歯がなぜ溶けるかを説明します。
食事をすると、食べ物に含まれる糖質の作用で、むし歯 菌が歯の表面を溶かしはじめます。
これを「脱灰(だっかい)」といいます。
しかし、しばらくすると、今度は唾液の作用により溶けた表面が再び修復されていきます。
これを「再石灰化」といいます。
歯の表面はこのように「脱灰」と「再石灰化」を繰り返しています。
普段のお口の中は中性のPH7を保たれていますが、食事をするとPH(ペーハー)が下がってきます。
そして、PH5.5で歯は溶け始めます。
理想の食生活は朝昼晩の食事(30分程度)と一回の間食の4回になります。
間食をダラダラと繰り返し行っている時のグラフです。
PH7になかなか戻らずPH5.5以下の状態が続き、歯が溶け続けてるということになります。

