【歯を白くする食べ物】だけじゃ不十分?歯科ホワイトニングとの効果的な組み合わせ方 blog
2025.07.20
「歯をもっと白くしたい」「自然にケアしたい」と思ったとき、まず気になるのが食べ物によるアプローチではないでしょうか。日常生活の中でできる手軽な方法として、歯を白くするとされる食べ物を取り入れる方は少なくありません。
しかし、実は食べ物だけでは限界があることも事実です。そこで注目したいのが、歯科医院で受けられるホワイトニングとの併用。この記事では、歯を白くする食べ物の具体例とその効果、さらに歯科ホワイトニングとの上手な組み合わせ方についてご紹介します。
歯を白くする食べ物とは?
歯の色を自然にきれいに保つために効果が期待できる食べ物には、以下のようなものがあります。
1. いちごやレモン
いちごやレモンに含まれるクエン酸には、表面の汚れを分解・除去する作用があります。同時に、これらの酸は歯のエナメル質も溶かしてしまう可能性があるので注意が必要です。また、いちごやレモンはビタミンCが豊富で歯茎の健康維持に役立つなどの良い面もあります。
2. チーズ・ヨーグルト
乳製品に含まれるカルシウムやリン酸は、歯の再石灰化を促進し、エナメル質を強化します。さらに、チーズには口内のpHを中性に保ち、虫歯や着色の原因を抑える効果もあります。
3. セロリ・にんじん・ブロッコリー
これらの野菜は繊維質が豊富で、噛むことで歯の表面についた汚れを物理的に取り除く働きがあります。また、唾液の分泌を促すため、口腔内を清潔に保つことにもつながります。
4. リンゴ・ナシ
シャキシャキした果物は、歯の表面を磨くような作用があり、表面の汚れ除去に役立ちます。さらに、唾液分泌が促進されることで自浄作用も高まります。
これらの食材は、日常的に取り入れることで歯の着色予防や表面の汚れ除去に効果が期待できます。
食べ物だけで白くなる?その限界とは
「歯を白くする食べ物」として紹介される食材は、あくまで着色の予防や軽い汚れの除去が主な効果です。
もともとの歯の色を“元より白くする”ことは難しく、時間をかけても劇的な変化は期待できません。
また、エナメル質の内側にある象牙質の黄ばみには作用せず、加齢や遺伝による黄ばみには効果がありません。
そのため、短期間で見た目を変えたい方や、はっきりとした白さを求める方には不十分となる可能性があります。
歯科医院でのホワイトニングとは?
そうした“食べ物ケアの限界”を補ってくれるのが、歯科医院で行うホワイトニングです。
オフィスホワイトニング
歯科医院で専門の機器と薬剤を使用し、短時間で歯を白くする施術です。1回の施術でも白さを実感できる場合が多く、ブライダルや就職活動など「すぐに結果を出したい」方に適しています。
ホームホワイトニング
歯科医院で作成した専用のマウスピースに薬剤を入れ、自宅で毎日一定時間装着して行う方法です。即効性は劣るものの、ゆっくりと自然に白くなり、後戻りしにくいというメリットがあります。
ホワイトニングのメリット
- 内側の象牙質までアプローチできる
- 白さのトーンをコントロールできる
- プロの管理で安全性が高い
食べ物+ホワイトニングの効果的な使い分け方
ホワイトニングで歯を白くした後、その白さを長持ちさせるためのアフターケアとして、食べ物の見直しはとても重要です。
ホワイトニング後におすすめの食べ物
- 水、白湯など色素の少ない飲料
- 色の薄い野菜や果物(カリフラワー、じゃがいも など)
ホワイトニング後に避けたい食べ物・飲み物
- 赤ワイン、コーヒー、紅茶、緑茶
- カレー、ソース類、ベリー系のジュース
- タバコ(着色だけでなく歯や歯茎への悪影響も)
ホワイトニング後24〜48時間は歯の表面が一時的に着色しやすい状態になるため、特に注意が必要です。
こんな方は歯科でのホワイトニングがおすすめ
- 市販のケア用品や食べ物で効果を感じられなかった方
- イベントや撮影など、人前で話す機会が多い方
- 若い頃より歯の黄ばみが目立ってきたと感じる方
- 安全に、かつ確実に歯を白くしたい方
まずは歯科でのカウンセリングを受けて、自分に合った方法を見つけるのがおすすめです。
まとめ
「歯を白くする食べ物」は、予防的なアプローチとして効果的です。ただし、本格的に白くしたいなら、歯科医院でのホワイトニングとの併用が理想的。ホワイトニングで白くした歯を、食生活でキープするという“ダブルアプローチ”が、美しい歯を長く保つカギとなります。
健康的で明るい笑顔を手に入れるために、日常の食事とプロのホワイトニングの両方をうまく取り入れてみてはいかがでしょうか。