定期検診の大切さについて blog

2022.09.27

皆様こんにちは。
蒲田の歯医者菊地歯科医院、歯科衛生士の竹田です。

皆さんは歯の定期検診、行っていますか?
痛みや何か症状がない限り、歯科医院へ来る機会が中々なく何年も行っていない方もいるかと思います。
そこで今回は定期検診の大切さをお話しします。

「国民皆歯科健診」という言葉をご存知ですか?

政府が6月にまとめる骨太の方針で、国民に毎年の歯科健診を義務づける制度の検討が盛り込まれることになりました。少し前にニュースや新聞で取り上げられていたので聞いた事がある方はいるかもしれません。
これは、歯の健康を保ち健康寿命を延ばすことで、1人当たりの医療費を抑えたい考えだそうです。

全ての国民が生涯を通じて歯科検診を受ける仕組みで、実現に向けて政府が具体的な検討を始めているそうです。

現在の日本の歯科健診では、1歳半と3歳、そして高校までの学校に通う子供が受診義務の対象とされていますが、大学生や社会人は対象になっていません。

これを、年齢を問わず1年に1回、歯科健診の受診を義務付け、歯の健康を守っていこう!というものです。

歯科医師会の調査で、定期的な歯科健診を全く受けていない方と年に3回以上の定期健診を受けている方では医科の年間医療費が9万円少ないことが分かりました。(2014年)

なんと回数も1回よりも3回の方が医療費が少なくなっているのです!
また、厚生労働省の調査によると過去1年間に歯科健診を受けた人の割合は2016年度に53%だったそうです。

当院に初めて来られる患者様の中でも、「5年くらい行っていない」「小学校以来だ」「歯が痛くならないと行かない」という声をよくお聞きします。健診という形ではなく、治療し行くという方が多いようです。
痛くないと来院する機会がなかったり、毎日歯を磨いているし、痛くもなんともないから自分は至って歯は健康だ!と思っている方もいると思います。
しかし、歯周病というのはある意味虫歯よりも恐ろしい病気で、静かに知らないうちに進行していき、歯がグラグラになった、腫れた、むず痒い、血が出る、といった症状になるのです。
歯周病はもはや国民病と言っても過言ではなく、予備軍も含めて日本人の80パーセント以上がなっていると言われています。

歯科健診を受けることによって歯周病も防ぐことができますし、むし歯も初期の段階で発見し早期治療ができるため、ご自身の歯を削るリスクも下がり、更に時間や費用も最小限で済みます。
是非、歯の健康を守るために歯科医院へ検診に行きましょう!