砂糖について blog

2019.11.26

こんにちは。
蒲田の菊地歯科医院です。

皆さんは、普段飲んでいるジュースの「砂糖の量」を気にしたことがありますか?

先日、スタッフと食育セミナーを受講し、砂糖について学んできましたので、一部紹介したいと思います。

砂糖の量?ダイエットなどで気にされている方はいらっしゃいますが、ほとんどの方があまり気にされていない、あまり健康被害として認識していないかもしれません。

身近なものとしては、スーパーやコンビニで売られているペットボトルジュース。このジュースにはものすごい砂糖の量が含まれています。ペットボトルのラベルの裏側にある成分表示表で簡単に調べられます。

写真のように100mlあたりの炭水化物あるいは砂糖量が表示されており、500mlペットボトルでは×5にすれば、ペットボトルに含まれている砂糖の量がわかります。ちなみにコカコーラは56.5gです。

一日の砂糖の量の目安をご存知ですか?

WHO(世界保健機関)は一日の砂糖摂取量の目安を(大人も子供も)一日に摂る総エネルギー量の5%未満に抑えるべきというガイドラインを発表しています。(2015年3月)

これは砂糖25gに相当しますね。スティックシュガーなら8本分です。
ということはコカコーラを一本飲むと二日分の砂糖を摂取することになります。

砂糖の摂りすぎは以下のような害があります。

  • 血糖値が急激に上げ太りやすくなる
  • 虫歯になりやすい。ミュータンス菌が増える
  • 依存性がある
  • アレルギーのリスクがアップする
  • ビタミンB1が失われる
  • 脳疾患や心臓疾患の症状を引き起こしやすくなる
  • 思考力が低下し、集中力がなくなり、短気でキレやすくなる

などです。また、ビタミンB1不足はその他にもさまざまな症状を引き起こすとされています。虫歯以外にも健康のためには砂糖の量を気にする必要がありますね!

当院では唾液検査により、虫歯リスクを判定し患者様にあった虫歯や歯周病予防を積極的に行っています。それとともに砂糖の摂取の仕方など、食事に関しても指導を行っております。

歯や歯ぐきのトラブルは栄養の摂り方により治り方が全然違いますので、食事に関しも十分な知識が必要でしょう。ご興味があるようでしたらお気軽にスタッフまでご相談ください。

飲み物内の砂糖の量