知覚過敏をご存じでしょうか? blog

2022.12.06

皆様こんにちは。
蒲田の歯医者、菊地歯科医院の受付兼歯科助手の望月です。
皆様は知覚過敏をご存じでしょうか?

テレビCMで知覚過敏ケアの歯磨き粉などが紹介されていたりするので、一度は聞いたことがあるのではないかと思います。
 
一般的に歯がしみる症状がでるという認識はあるものの、何が原因で起こるものなのか、詳しくは知らない方が多いのではないでしょうか?
今回は知覚過敏について詳しくお話していこうと思います。

知覚過敏とは、虫歯や歯の神経の炎症などがないのにも関わらず、歯磨きや飲食などの刺激で一時的に歯に痛みを感じる症状のことです。

知覚過敏1

知覚過敏は、歯の内側にある象牙質が露出し、刺激が歯の神経に伝わりやすくなることで痛みが起こります。しかし、象牙質が露出していても痛みが起こらないこともあります。

知覚過敏2
知覚過敏1

具体的には

  • 加齢や歯周病などによる歯茎下がり
  • 打撲などによる歯の破折
  • 歯ぎしりや食いしばりなどによる歯のすり減り
  • 虫歯の治療
  • 食習慣などによる歯の溶け出し

など様々な原因があります。

知覚過敏の痛みは、虫歯などの他の原因でも起こることがあるため、自覚症状だけで判断するのが難しいため、痛みの特徴や位置、痛み以外の症状があるかどうかなどの問診内容をもとに、歯科医院にて口腔内の診察を行い、診断します。

当院では主に、露出した象牙質にコーティング剤を塗布し、象牙質をコーティングすることによって、痛みを感じにくくさせる治療を行っております。
効果は長く続くわけではなく、一回で症状が改善される方もいれば、複数回かかる方もいるので、個人差があります。日々のブラッシングが強かったり、歯ぎしりや食いしばりなどの嚙む力が伝わり続けると、またしみるようになることもあります。

また、ご自身でできる対処法として、知覚過敏用の歯磨き粉をしようしてみるのもオススメです。毎日使用を続けることで、徐々に歯がしみる症状が落ち着くことが期待できます。歯がしみる症状が軽い場合は、知覚過敏用の歯磨き粉を使用し、様子をみてもいいかもしれませんが、それでも症状が改善しない場合は、虫歯になっている可能性もあるので、時間を見つけて早めに歯科医院を受診しましょう。