歯科医院の麻酔は怖くない!安全性と副作用とは? blog

2025.03.14

歯医者の麻酔は心配いらない?

歯科医院での治療といえば、多くの方が「痛い」というイメージを抱くのではないでしょうか?
特に麻酔の針が刺さる瞬間は、恐怖を感じる方も多いはず。

しかし歯科治療で使用される麻酔の多くは安全で痛みが少ないものが主流です。この記事では、歯科医院の麻酔について心配いらないのか、その安全性や副作用を詳しく解説し、治療への不安を解消します。

局所麻酔から全身麻酔まで:歯科治療で使われる麻酔の種類

麻酔は歯科治療をスムーズに進めるための欠かせない技術であり、その種類に応じて特性があります。歯科治療で使用される麻酔は、以下の4つです。

  • 局所麻酔
  • 笑気吸入鎮静法
  • 静脈内鎮静法
  • 全身麻酔

それぞれの特徴を見ていきましょう。

局所麻酔

最も一般的な方法で、痛みを感じる部位を限定して麻酔するものです。歯科治療全般に広く使用されます。局所麻酔法はさらに3つに分類できます。

  • 表面麻酔法:歯肉表面に麻酔薬を塗布して感覚を一時的に鈍らせます。注射の痛みを軽減するための前処置、歯石除去や乳歯抜歯など軽度の処置などで使用されることが一般的です。
  • 浸潤麻酔法:治療部位の歯肉に直接麻酔薬を注射します。むし歯治療をはじめ多くの治療で使用されます。
  • 伝達麻酔法:下顎の奥歯など、麻酔が効きにくい部位に使用されます。効果が長時間持続し、術後の痛みを抑えることが可能です。

たとえばむし歯治療では、表面麻酔と浸潤麻酔を組み合わせることが一般的です。表面麻酔は注射の痛みを軽減し、浸潤麻酔は特定の歯や歯茎の感覚を麻痺させます。

笑気吸入鎮静法

患者さんのリラックスを促す吸入型の麻酔です。鎮静、睡眠、鎮痛作用を持ち、恐怖感の強い方に使用されます。

鼻にマスクを装着し、笑気を吸入することで不安が和らぎ、治療中もリラックスした状態を保つことが可能です。

静脈内鎮静法

点滴で鎮静薬を投与する方法です。インプラント手術など、長時間の処置の際に使用します。患者さんは半分眠ったような状態になり、治療の記憶がほとんど残りません。

全身麻酔

口腔外科手術や複雑な処置の際に使用する、患者さんを完全に眠らせる麻酔法です。手術中は麻酔医が患者さんの呼吸や血圧などを管理しているため、安全性が確保されています。

歯科麻酔は安全?

歯科麻酔は非常に安全性が高く、通常の歯科治療で問題が起きることはほとんどありません。

歯科麻酔の安全性が高い理由は、主に以下の3つです。

  • 局所麻酔が主流:局所麻酔は治療部位周辺の痛覚だけを一時的に麻痺させるもので、全身への影響が最小限に抑えられます。
  • 歯科医師による慎重な管理:麻酔薬の量や投与法は患者さんごとに調整されており、リスクを極力減らしています。
  • 副作用が非常に稀であること:歯科麻酔による重篤な副作用は極めて稀であり、多くの患者さんは安全に治療を受けられています。

歯科麻酔は、適切な管理と事前準備が行われていれば安全に使用できます。

気になる歯科麻酔の副作用

安全性の高い歯科麻酔ですが、副作用が完全にゼロとはいえません。歯科治療で一般的に使用される局所麻酔の主な副作用を紹介します。

アナフィラキシーショック

麻酔薬に対してアレルギー反応を起こし、呼吸困難や血圧低下などの重篤な症状が現れることがあります。問診時にアレルギー歴を確認することで予防可能です。

局所麻酔中毒

麻酔薬が血中に過剰に吸収された場合に発生します。症状は興奮やめまいから始まり、重篤な場合には心停止に至ることもあります。しかし、歯科治療で用いられる麻酔量は少ないため、これらのリスクはほぼゼロです。

血管迷走神経反射

緊張や痛みによって血圧が急激に低下し、めまいや失神が起こることがあります。麻酔薬自体の問題ではなく、患者さんの心理的な要因が大きいため、リラックスして治療に臨むことが重要です。

麻酔の効きすぎや効きにくさ

稀に麻酔が長時間効き続けたり、逆に効きにくい場合もあります。このようなケースでは、事前に体質や過去の治療経験を共有することで予防できます。

歯科麻酔に安心して臨むために

患者さんが歯科麻酔に安心して臨むためには、次のような準備が効果的です。

過去の麻酔経験を共有

麻酔時に体調不良を感じたことがある場合は、必ず歯科医師に伝えましょう。これにより、リスクの低い麻酔薬や代替手法を選択できます。

歯科医院の選び方

緊急時の対応能力が高く、衛生管理が徹底している医院を選ぶことも安心のポイントです。

リラックスして治療に臨む

麻酔中の不安を軽減するために、リラックスして治療に臨むことが大切です。不安がある場合は、担当の歯科医師に相談するとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか。

歯科麻酔は適切に管理され、事前にしっかり準備されていれば非常に安全な医療手段です。

副作用のリスクをできる限り抑えるためには、歯科医師と十分にコミュニケーションを取り、不安なことがあれば前もって相談することが重要です。これにより、安心して治療を受けられます。

もし高血圧や糖尿病など持病がある方は麻酔薬を変更することもあるので、必ず問診票に記載して、歯科医院のスタッフにも伝えるようにしましょう。