GBR法(骨再生誘導療法・骨造成法) blog

2025.04.25

菊地歯科医院院長の菊地健太郎です。
今回はGBR法(骨再生誘導療法・骨造成法)について説明いたします。

GBR法とは主にインプラント治療時に骨のボリュームが足りない時に、その不足分を補うべく骨補填剤などの材料(人工骨、他家骨、自家骨)を使い骨を作る治療方法です。

インプラント治療はあごの骨(歯槽骨)にチタン製の金属を埋入する治療をいいます。そのため強固な歯槽骨がインプラントの全周を覆わないといけないのですが、歯槽骨は抜歯をして歯が無くなると骨吸収をおこし、骨のボリュームが徐々に少なくなります。
そのためインプラント治療をする時にこのGBR法を行う頻度は少なくないです。
以下のようなタイミングでGBR法を行います。

① インプラントと同時にGBR法を行う場合
② 抜歯と同時にGBR法を行う場合
③ 抜歯してからかなり時間がたっていて骨吸収が著しいケースにGBR法を行う場合
④ 残念ながらインプラントがインプラント周囲炎という歯周病と同じような状態になった場合

インプラント治療の時に必ずCT検査にて骨の状態を診断します。
その時に骨の密度とボリュームについて先生から話があり、患者様と相談の上治療計画が決定します。