40代女性 マウスピース型矯正装置「インビザラインコンプリヘンシブパッケージ」で上下前歯のデコボコを改善した症例Case
2024.01.12
治療前
治療後
治療中/その他
年齢・性別 | 40代女性 |
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相談内容 | 「マウスピース矯正の無料相談を受けたい」とご相談いただきました。 患者様は10代の頃から上下前歯の歯並びにコンプレックスを感じており、歯列矯正を検討していましたが、ワイヤー装置をつけることに抵抗があったため治療を諦めていたそうです。 当院で虫歯治療を受けた際にマウスピース矯正の存在を知り、矯正に関する無料相談をご希望されました。 |
カウンセリング・診断結果 | 拝見したところ、歯が正常な位置からずれたりねじれたりして生えている「叢生(そうせい)」が全体に認められ、噛み合わせも悪くなっていました。 叢生の歯並びは歯ブラシが当たりにくく歯周病や虫歯を引き起こし、歯の寿命が縮む恐れがあります。そのため、お口の健康を守るためにも治療が必要であると診断しました。 |
行ったご提案・治療内容 | 患者様のご希望に沿って、取り外し式のマウスピース型矯正装置「インビザラインコンプリヘンシブパッケージ」による歯列矯正をご案内しました。 通常、歯列矯正では歯を動かすスペースを確保するために抜歯が必要となる場合があります。しかし今回は、インビザラインコンプリヘンシブパッケージで奥歯からしっかりと動かすことで抜歯を避けた治療が可能なことを説明し、同意いただきました。 まずはレントゲン検査と3Dスキャナー「iTero」による型取りを行い、そのデータをもとにインビザライン専用のシミュレーションシステム「クリンチェック」を用いて治療計画を立てました。 この治療計画のシミュレーション画像はパソコン上で患者様にご覧いただくことができ、どのように歯が動いていくかをわかりやすくお伝えすることが可能です。 治療計画に患者様の同意が得られたため、マウスピースの作製を進め、約3週間後に22枚のマウスピースが完成しました。 治療開始前には、インビザライン治療の説明動画をご覧いただき、使用方法や注意事項などについて十分な理解をいただくよう配慮しています。 また、今回は抜歯の代わりに、歯と歯の間を0.2~0.4㎜ほど削る「IPR」を行って歯が動くスペースを確保しました。 さらに、歯の表面に小さな突起状の部品「アタッチメント」を装着しました。アタッチメントは歯を効果的に動かすための装置で、歯の色と同じ「レジン」という材料でできているため、ほとんど目立ちません。 その後、マウスピースを1日20時間以上装着いただき、10日ごとに交換しながら歯を動かしていきました。通院は2ヶ月に1回の頻度です。 歯を十分に動かすため、治療期間中はマウスピースを追加で2回作製し、約2年かけて歯並びを整えていきました。 |
治療期間 | 約2年・16回 |
おおよその費用 | 約950,000円 |
術後の経過・現在の様子 | 歯が適切な位置に美しく並び、しっかり噛める健康的な歯並びになりました。 患者様にも「中学生からのコンプレックスだった歯並びをマウスピース矯正で改善できて嬉しい。歯磨きもしやすくなり、時間をかけずに済むようになった」と大変お喜びいただきました。 歯並びの改善により歯を白くするホワイトニング治療にも興味を持たれたとのことで、今後ホワイトニング相談も行う予定です。 |
治療のリスク | ・決められたスケジュールを守らない場合、十分な効果が得られない可能性があります ・マウスピースに対応していない症例の場合、治療が難しい可能性があります ・歯の移動に伴って、痛みや違和感を感じる場合があります ・正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります |
クリニックより | マウスピース矯正では、矯正装置の装着時間や期間を守ることが非常に重要です。決められたスケジュールが守られなかった場合、歯の移動を計画通りに進めることが難しくなり、結果的に治療期間が予定より長くなる可能性があります。 患者様のご協力が治療のスムーズな進行につながります。何かご心配や不安があればどうぞお気軽にお知らせください。 |