70代男性、定年退職後に奥歯2本をインプラントにして咬む機能を回復した症例Case
2021.11.16
治療前
治療後
年齢・性別 | 70代男性 |
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相談内容 | 左下のブリッジが最近グラグラ動き、噛む力が入らない、ということで来院されました。 |
カウンセリング・診断結果 | 左下第一大臼歯が欠損の3本のブリッジが装着されていましたが、第二大臼歯の虫歯が原因の歯根の破折を起こし歯が動揺し、要抜歯の状態でした。 大臼歯2本が欠損の状態を補う方法としてブリッジ、部分入れ歯、インプラントの治療方法について各々のメリット・デメリットを説明しました。 |
行ったご提案・治療内容 | 右下奥歯と同様にしっかり噛む力を回復するのであれば、インプラント治療が最も良いと説明し、第1大臼歯部に一本、第二大臼歯は抜歯して即日にインプラントを一本埋入する方法(計2本)を提案いたしました。かぶせ物にはジルコニアを提案しました。 治療は提案通りに第二大臼歯は抜歯し即日にインプラント1本埋入、第一大臼歯にも1本インプラントを埋入しました(ストローマン社製BLT4.1㎜×10㎜)。2か月半後に歯型を採りジルコニアのかぶせ物を装着し完成となりました。 |
治療期間 | 3か月 |
おおよその費用 | およそ85万円(税込) |
術後の経過・現在の様子 | 10年ほど前に右下奥歯2本をインプラントにした経験もあり、インプラントのメリットを十分理解し体験していたため、あまり悩むことなくインプラント治療を決断されました。 お仕事を退職後の生活の中で、やはり食事の楽しみを考えられた際にストレスを感じたくないとのことが決めてとなったそうです。 現在は特に問題なく食事が楽しめていると笑顔で話されていました。 |
治療のリスク | 今回の患者様は歯科以外は殆ど病院に行ったことが無いという方で、全身的にもとても健康な患者様でした。 今後のリスクとしましてはプラークコントロールいわゆる日々のセルフケアが大切です。インプラントは虫歯になりませんがインプラント周囲炎という歯周病と同じような状態になることがありますので、セルフケアとクリニックでの定期メンテナンスがとても重要になります。それと噛みしめが強い方なので、夜間就寝時にナイトガードを使用してもらい、噛む力のコントロールも重要です。 |