患者 | 54歳女性 |
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主訴 | 20代のころから前歯の歯並びが気になっていたが、ワイヤーによる矯正が嫌であきらめていた。最近、当医院でマウスピース矯正を行っていることを知り、無料相談とシミュレーションを受診。 |
診断 | 上下前歯部叢生(特に右上の引っ込んでいる歯が気になる) |
治療期間 | 11か月 |
治療費 | およそ45万 |
治療概要 | 初日は光学印象機器(iTero)を用いて口腔内をスキャニングしたほか、レントゲン検査と口の中の写真と顔の写真を撮りました。 2日目はスキャンデータをもとにシミュレーション画像でクリンチェック(画像診断)を行い、患者様とともに治療計画を立てました。ここで治療計画に患者様がご同意されればアライナー(マウスピース)のオーダーをします。 およそ3週間後、アライナーが到着。まず最初は歯のクリーニングを行い、患者様の歯にアタッチメント(アライナーを固定する装置)を付け、IPR(歯と歯の間を削る)を行った後にアライナーを装着し治療を開始します。1日20時間以上使用。食事の時と歯ブラシの時ははずすことができます。1つの装置の装着期間は10日間×アライナーの数です。 写真は施術前と後です。予定より少し期間がかかりましたが前歯の歯並びが改善しています。これがインビザラインGoの最大のメリットです。 当クリニックでは3Dスキャナーによる無料相談を行っております。 お気軽にご相談ください。 |
治療のリスク | 治療中は歯の移動に伴う痛みが出る場合があります。 治療後に歯並びが後戻りする可能性もございます。 すべての方に同じ条件が当てはまるわけではありません。詳しくは検査の上で治療計画をご提案致します。 |
痛みとは辛くて苦しいものですが、同時にそれは大切な自覚症状でもあります。
考えてみると、私達は痛みを感じることで健康状態の異常に気づき、
お腹が痛ければお腹の病気に、頭が痛ければ頭の病気に気づきます。
また、口の中の健康状態においても例外ではなく、歯に痛みを感じることで虫歯に気づくでしょう。
では、痛みを感じなければ身体は健康と言えるのでしょうか。
歯に痛みを感じなければ、それは口の中が健康な証拠になるのでしょうか。
まず虫歯ですが、実は歯が痛くなくても虫歯になっていることがあり、
例えば次のケースの虫歯がこれに該当します。
いわゆる虫歯になりたての状態で、この状態ではまだ歯に穴があいておらず、痛みも感じません。
そもそも、虫歯で歯が痛くなるのは虫歯が象牙質まで進行したことによる知覚過敏が原因。
歯の表面だけで虫歯になっている初期段階では、一切痛みは感じないのです。
神経を失えば感覚がなくなるため、虫歯による痛みは一切感じません。
神経を失った歯の虫歯としては2つのケースが考えられ、1つは虫歯が進行して神経を失った状態、
もう1つは神経を失った歯を虫歯治療した後、その歯が再度虫歯になった状態(二次虫歯)です。
…このようなケースの虫歯ではいずれも痛みはなく、
そのため歯が痛くなくても虫歯になっている可能性は否定できません。
上記の説明から、歯が痛くなくても虫歯になっている可能性があることが分かりますね。
また、虫歯以外にも歯周病になっている可能性もあります。
そもそも歯周病は「静かなる病気」と呼ばれるほどで、痛みを感じないのはむしろ自然です。
痛みを感じない点で虫歯に比べて軽い病気と思われがちですが、
痛みを感じないことこそが歯周病の怖さであり、なぜならそのせいで発見が遅れて重症化しやすいのです。
痛みを感じない点で発見…つまり自覚が難しい歯周病ですが、自覚症状が全くないわけではありません。
例えば初期段階では「口臭」、「歯肉からの出血」、「歯肉の変色」、「歯肉の腫れ」などの自覚症状が起こり、
進行した場合は「歯肉の高さが下がる」、「歯が動く」など目立つ自覚症状も起こります。
…歯周病になると最終的に歯が抜けるため、その症状から高齢の人に限った病気に思われがちです。
しかし、若くても歯周病になる可能性はあり、歯肉炎に至っては子供でも発症します。
子供が「歯が痛い」と訴えてくると、親は子供の虫歯を予感するでしょう。
しかし、子供がまだ乳歯の場合は痛みを感じなくても虫歯の可能性があります。
必ずしも痛みがないとは言い切れませんが、乳歯の虫歯は永久歯に比べて痛みを感じにくく、
実際に歯科検診を受けて初めて虫歯が発覚するケースは稀ではありません。
つまり子供の場合、「歯が痛い」と訴えなくても虫歯になっている可能性は充分あるのです。
乳歯はいずれ抜けるため、中には乳歯の虫歯を気にしない人がいます。
しかしその考えは間違いで、乳歯が虫歯になることで後に生える永久歯にも影響。
乳歯の虫歯が歯の根まで進行すれば、その近くに存在永久歯も虫歯の原因菌にまみれてしまうのです。
…乳歯はやわらかく、また子供も歯磨きの技術が未熟なため、乳歯は虫歯になりやすい傾向があります。
その意味では、子供の乳歯は永久歯以上に虫歯に注意しなければなりません。
歯の痛みの有無は口の中の健康状態を知る正確な根拠にはならず、
そのため定期的に口の中の健康状態を確認してもらうことをおすすめします。
定期検診では口の中の健康状態を確認するだけでなく、虫歯や歯周病を予防するための治療を受けられます。
実際、歯磨きだけで虫歯や歯周病を予防するのは難しく、
定期検診での歯のクリーニング、ブラッシング指導などを受けると予防効果が高まります。
虫歯や歯周病も、早期発見して治療すれば大きな事態にはならず、
早期発見と早期治療の重要性はどんな病気でも言えることですね。
その点、定期検診を受診すれば虫歯や歯周病の早期発見が可能です。
…定期検診を受診すれば虫歯や歯周病を予防しやすくなり、さらに発症時も重症化を防げます。
理想は3ヶ月に1回、それが難しいなら半年に1回ほどの頻度で受診すると良いでしょう。
いかがでしたか?
最後に、歯の痛みの有無と口の中の健康状態についてまとめます。
1.虫歯の可能性:歯に痛みがなくても初期の虫歯、神経を失った歯の虫歯の可能性がある
2.歯周病の可能性:歯に痛みがなくても歯周病の可能性がある
3.子供の虫歯に注意:乳歯は痛みを感じにくく、また重症化すると永久歯に影響する
4.定期検診のすすめ:定期検診の受診は、虫歯や歯周病の予防と早期発見につながる
これら4つのことから、歯の痛みの有無と口の中の健康状態について分かります。
歯が痛くなければ、確かに虫歯の可能性は低いかもしれません。
しかしそれは100%ではなく、歯が痛くなくても虫歯になっているケースも考えられます。
また歯周病はそもそも痛みを感じず、歯の痛みの有無は口の中の健康状態を示す正確な根拠にはなりません。
こんにちは。
蒲田駅の菊地歯科医院です。
今回はウイルス感染や口臭の原因でもある、舌苔(ぜったい)について情報発信していきます。
舌苔という言葉を聞いた事はありますか?お口にどんな影響があるのか皆さんはご存知でしょうか?
舌苔が発生するメカニズムを知って、毎日の口腔ケアにご活用してください。
舌苔とは、舌の表面の凹凸に付着した細菌や汚れの塊です。
口臭だけでなく、味が感じにくくなったりします。
年齢を問わず発生する原因としては、疲れた時や新陳代謝が上手にできない時もあげられます。
また、舌の動きが弱くなる、少なくなるとより顕著にあらわれます。
しっかりと食べ物を噛む、いっぱいお話をしたり、歌を歌ったりして唾液の分泌を促すのも必要ですね。
朝起きた時や人と会う前に自分の口臭がどうしても気になってしまうことはありませんか?
生活習慣(喫煙など)や磨き残し以外にも舌苔の付着も大きな原因です。
お口の中には細菌が多く、食渣(食べかす)やはがれた粘膜に含まれるたんぱく質を分解して口臭をつくります。
特に就寝時はお口の中が乾燥しやすい環境にある為、舌苔の付着量が1日の中で一番多いと言われています。
また、細菌が多いということは、誤嚥性肺炎のリスクが高まるなどトラブルの原因にもつながります。
しかし、完全に取り除こうと過剰にケアをしたり、こすったりするのは厳禁です。
舌の清掃は歯を磨くよりもとてもデリケートなのです。
舌の清掃はいつもの力で磨くと粘膜を傷つけてしまう恐れがあります。
今回は、当院で取り扱いのある、舌ブラシを使用してのやり方についてご説明します!!
1.舌の真ん中より少し奥に舌ブラシを押し当て、そのまま舌の先までゆっくり動かす。この動作を3回行います。
2.次に舌の側面です。舌の付け根に舌ブラシを押し当て、舌の先までゆっくり動かす。左右それぞれ2回ずつ行うようにしましょう。
毎回の歯磨き時に行うよりは、1日1回(特に朝の歯磨き時がおススメ)を目安にすると良いでしょう!!
いかがでしたか?
歯を磨く事はとても大切です。しかし、口腔内の環境をより良くするためには、舌のケアもとても重要なのです。
ホームケアをしっかりと行う為にも、定期的な歯科検診にて口腔内の環境を整えていきましょう。
ビタミンC
歯周病になると歯ぐきのコラーゲン繊維が壊れて歯ぐきがはれて出血するなどの症状が現れる。ビタミンCには「コラーゲン合成促進効果」があり、壊れたコラーゲン繊維の再生を促し、歯ぐきを健康に保つ。
〇推奨量〇
15歳以上の男女で100㎎/日
〇ビタミンCを多く含む食べ物〇
ピーマン 特に赤や黄
(大1個約70㎎含有)
ブロッコリー(1房約30㎎)
アセロラ(1個約90㎎含有)
ビタミンE
ビタミンEには血行促進作用と抗酸化作用がある。歯ぐきの血液の流れが悪くなると免疫システムが著しく低下し、歯周病菌が大幅に増加する。ビタミンEには血行促進作用があり、免疫力の低下を防ぐ。また、歯ぐきの組織を破壊する活性酸素を抑制する働きもまり、歯ぐきの健康を保つ。
〇推奨量〇
12歳以上の女性…6.0㎎/日
男性…7.5㎎/日
18歳以上の男性…6.5㎎/日
〇ビタミンEを多く含む食べ物〇
アーモンド(約10粒で3㎎)
かぼちゃ(茹で3切[130g]で6.1㎎)
そのほか緑茶や油脂類に多い
夏の旬の魚・鯵鯵はタンパク質、良質な脂質、ビタミンB群やミネラル等体に良い栄養素がバランスよく含まれています。脳の活性化や血液サラサラ効果のあるDHAやEPAといった脂肪酸をたっぷり含んでいるのが特徴。また人の体内で生成できない必須アミノ酸(体を作るのに必要な栄養素)も多く含んでいます。
○材料(2人分)
鯵…2切れ(1匹分を3枚におろしたもの)
酒…小さじ1
塩コショウ…適量
片栗粉…適量
赤ピーマン…1/2個(パプリカでもOK※)
黄ピーマン…1/2個(パプリカでもOK※)
緑ピーマン…1個
ミックスナッツ(無塩)…30g(ひとつかみくらい)
ごま油…適量
【調味料】
・酒…大さじ1・オイスターソース…大さじ1
※パプリカの場合は大きいので1/4個
1食分の栄養価
エネルギー:193kcal
タンパク質:9.5g
脂質:10.9g
炭水化物:11g
ビタミンC:63㎎
ビタミン:A3㎎
食塩相当量:2g
【鯵の下処理】(新鮮な切り身の状態であれば軽く水洗いでOK)
うろこが付いてれば包丁でこそいでとり、塩(分量外)を両面にまんべんなく降り10分程おく。キッチンペーパーで余分な水分を拭き、酒小さじ1を振りぬめりをとる。再度余分な水分をキッチンペーパーで拭き取る。
1. ピーマンはそれぞれへたと種を取り2cm角に切る。
2. 鯵は一口大に切って塩コショウをふり片栗粉をまぶす。
3. フライパンで(油は入れない)ナッツを炒り、香りがしてきたら一度器に出す。
4. フライパンにごま油を熱し、中火にして2を皮目を下にして焼き、焼き色がついたら裏返して白くなるまで焼く。
5. 鯵に火が通ったら一度器に取り出し、3をしんなりするまで炒める。
6. フライパンに鯵、ナッツを加え炒め合わせて、調味料を入れ全体に絡まったら器に盛り完成。