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12月, 2018年

  • 1月と2月の矯正日相談について 2018.12.18

  • 蒲田駅の歯医者・歯科、菊地歯科医院です。

    2019年の矯正日は1月24日(木)、2月20日(水)です。
    2月21日(木)はビルが休館日のため休診となります。

    気になる疑問、検討中の方への詳しいご説明等、無料で相談できますのでこれを機にぜひご相談ください。

  • 虫歯のない人が歯周病になることはあるのでしょうか? 2018.12.15

  • 結論から言いますと、虫歯のない人でも歯周病になることがあります。「虫歯」は、「虫歯菌」によって歯質が破壊される病気であるのに対し、「歯周病」は、「歯周病菌」によって歯周組織が破壊される病気です。つまり、「虫歯」と「歯周病」は、全く別の病気なのです。一方だけに罹患する事もあれば、同時に罹患する事もあります。

    今回は、「虫歯と歯周病の発症のメカニズム」、「虫歯と歯周病の予防方法」を中心に、虫歯と歯周病について解説します。

    虫歯と歯周病の発症のメカニズム

    虫歯と歯周病は全く異なる病気です。原因となる細菌の種類が異なりますので、虫歯の発症と歯周病の発症は、直接の関係はありません。それぞれの発症のメカニズムは次のとおりです。

    虫歯発症のメカニズム

    虫歯は、虫歯菌が出す「酸」によって、歯質が溶かされて、穴が開く病気です。虫歯の直接の原因はプラーク中の「虫歯菌」です。プラークとは、多くの細菌が増殖して塊になったものです。虫歯は、「虫歯菌」の存在に加えて、「酸に溶けやすい歯の質」「細菌の餌となる糖質」という条件が重なり、時間が経過することで発症します。

    歯周病発症のメカニズム

    歯周病は、歯ぐきや歯を支える骨(歯槽骨)が破壊されていく病気です。歯周病の直接の原因はプラーク中の「歯周病菌」です。虫歯と同じように「プラーク」が原因ですが、原因となる細菌の種類が異なります。歯周病菌は主に歯周ポケットの中に繁殖し、毒素を出して、歯周組織を破壊します。歯周病は、「歯周病菌」の存在に加えて、口腔内環境や全身的な危険因子(生活習慣・身体の健康状態など)も間接的な原因となります。

    a.歯周病にかかりやすくなる口腔内環境
    歯石、悪い歯並び、悪い噛み合わせ、人口歯の不適合など

    b.歯周病にかかりやすくなる生活習慣・身体の健康状態など
    ストレス、睡眠不足、喫煙、食習慣、歯磨き習慣、服用している薬の影響、女性ホルモンの影響など
    特に「喫煙」は、歯周病最大のリスクファクターとも言われます。歯ぐきの血管を収縮させ、歯ぐきへの栄養供給が妨げられる他、歯周病細菌に対する抵抗力が低下し、歯周病を発症しやすくなります。また、歯周病が重症化しやすく、治療をしても治りにくくなります。

    虫歯と歯周病を予防するためには

    虫歯と歯周病は、発症のメカニズムが異なる別の病気であるため、発症に直接の関係はありません。しかし、両方ともプラーク中の“細菌”が原因だという共通点があります。お口の中の細菌を減らすよう口腔内環境をコントロールする事は、虫歯と歯周病の両方の予防になります。「歯磨き」「食習慣」「定期検診」を見直して、虫歯と歯周病になりにくい口腔内環境を作りましょう。

    歯磨き

    虫歯予防・歯周病予防の基本は、毎日の歯磨きです。しかし、“ただ磨いていればいい”のではありません。プラークの取り残しが少ないように、自分に合った適切な方法で磨く事が大切です。虫歯菌は、「歯と歯の間」や「奥歯の溝」に多く、歯周病菌は歯周ポケットができる「歯の根本」に多いという傾向はありますが、虫歯と歯周病から歯を守るために、全体をきれいにするつもりで磨きましょう。

    a.磨き方のポイント
    ちょこちょこと細かくブラシを動かすようなイメージで、1本1本の歯を磨きます。磨き残しを作らないよう、上下の外側・内側に分けて、順番を決めて磨くのが良いです。

    b.歯ブラシの選択
    ・歯ブラシのサイズ
    歯ブラシは、小さめサイズの方が、お口の中を自由に動かせます。男性の方は、大きいサイズのものを選びがちですが、お口の中は誰しも狭い空間です。ヘッド(毛が埋まっている部分)が、指2本分より小さめのものを選びましょう。

    ・ブラシの毛のカット
    ブラシの毛は真っ直ぐにカットされたものがオススメです。山切りカットやギザギザカットのものは、お口や歯の形に合わない場合もあり、効率良く汚れを落とせない事があります。

    ・毛の硬さ
    毛の硬さは通常は「ふつう」タイプのもので良いでしょう。ただし、歯周病にかかっていて歯周ポケットが形成されている場合には、ポケット内部から細菌を掻き出すような磨き方が必要になる事があります。そのような場合は「やわらかめ」のものが向いていますので、ブラッシング指導を受けてから行うようにしましょう。

    c.歯間清掃用具の使用
    歯と歯の間部分は、歯ブラシだけでは十分に磨けません。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使いましょう。

    食習慣

    糖質(砂糖)を含んだ食べ物は、虫歯の原因になります。特に、ダラダラと食べる食べ方が危険です。間食は時間を決めて食べ、水分補給はジュースでは無くお茶か水にするなどして、ダラダラ食べをしないようにしましょう。虫歯予防のための食習慣は、お口の中全体の細菌の減少に繋がりますので、歯周病予防にも良い影響があります。「よく噛んで食べること」も大切です。よく噛んで食べると、唾液の分泌が促進されます。唾液には、お口の中の汚れを洗い流す作用や、抗菌作用、酸を中和する作用など、虫歯や歯周病から歯を守るための作用がもともと備わっています。

    定期検診

    定期的に歯科医院を受診するようにしましょう。定期検診により、虫歯や歯周病を早期発見・早期治療する事ができます。虫歯も歯周病も、自分では気がつかない間に進行していきます。特に歯周病は、痛みが出にくいので、重度になるまで気がつかない事もあります。虫歯と歯周病、両方を予防するために定期検診は大切です。定期検診と合わせて、歯石除去やPMTC(歯の表面のクリーニング)、ブラッシング指導を受けるようにすると良いでしょう。

    虫歯がない人は歯周病になりやすい?

    診察をしていると、「虫歯のない人が、ひどい歯周病にかかっている」という状態にしばしば遭遇します。これはどういう事なのでしょうか

    お口の中には多くの種類の細菌が存在していますが、その割合は人それぞれです。虫歯菌が少ない人は、歯周病菌が多いという研究結果が実際に歯科大学から報告されています。必ずしも「虫歯のない人が、ひどい歯周病になる」とは言えませんが、そのような傾向が見られるという事がわかります。

    虫歯菌が少なく、虫歯になりにくい人は、定期検診やセルフケアを怠りがちになるため、習慣の積み重ねで、歯周病を発症してしまうというケースも考えられます。

    まとめ

    いかがでしたでしょうか。「虫歯のない人でも歯周病になることはあります」
    虫歯と歯周病は、全く異なる病気ですので、どちらか一方だけ罹患する事もありますし、同時に罹患する事もあります。虫歯と歯周病は、原因となる細菌の種類が異なる別の病気ですが、両方ともプラーク中の“細菌”が原因でることには変わりません。お口の中の細菌を減らすよう口腔内環境をコントロールする事は、虫歯と歯周病の両方の予防になります。虫歯と歯周病から歯を守るには、別々に考えず、同時に予防をしていくのが良いでしょう。